2025年 早稲田中学校 算数・第1回|全問解説と解き直しのポイント

2025年4月11日

SUSUMU JUKU / EXAM SOLUTIONS

答えだけで終わらせず、
次に使える考え方まで。

2025年度 早稲田中学校/第1回/算数・50分

全5大問・15解説項目を照合|解説更新:2026年10月26日

第1回の全5大問を解説します。規則性、折り返し、仕事算、日付と貯金、くりぬいた立体の切断を、途中の数量関係から説明します。第2回とは別の問題です。

大問1|規則性・速さ・整数条件

数列はまとまり、速さは同じ時間、買い物は金額の余りに着目します。

大問1 (1)

答え:6318

  1. 4個ずつ(1,2,3,4)、(3,4,5,6)、…、(77,78,79,80)と区切ります。まとまりは(77-1)÷2+1=39組です。
  2. 各組の和は10、18、26、…、314。等差数列の和なので(10+314)×39÷2=6318です。

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同じ数が繰り返される部分も、並んだ回数だけ数えます。

大問1 (2)

答え:4225m

  1. バスでAからBへ行く時間は5000÷800=6.25分です。Aから体育館までをx mとすれば、自転車はx÷180分、バスと徒歩は6.25+(5000-x)÷45分です。
  2. 同じ時間なので両辺を180倍し、x=1125+4×(5000-x)。5x=21125よりx=4225です。

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徒歩で戻る距離は5000-xです。

大問1 (3)

答え:みかん12個、りんご2個、もも11個

  1. みかん・りんごの金額は50円の倍数です。3403-173×ももの個数も50の倍数にする必要があります。1の位からももは1個か11個ですが、1個では残り3230円が50の倍数にならず、11個に決まります。
  2. 残りは1500円。100円のみかんを多くするため150円のりんごをできるだけ少なくします。りんごは偶数個でなければ金額が合わないので最少2個。残り1200円でみかん12個、合計25個です。

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3種類とも1個以上という条件を最後まで守ります。

大問2|折り返し・面積・回転体

折り目の両側の角、平行線の位置関係、回転軸からの最長・最短距離を確認します。

大問2 (1)

答え:86度

  1. 最初の折り返しから、Bの両側の62度が対応します。三角形BCDの角CBDは180-62×2=56度です。
  2. 角BCD=81度なので、角BDC=180-56-81=43度。CDで折り返すと対応する辺がCDとなす角も43度になるので、求める角は43×2=86度です。

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図の見た目で角度を測らず、折り目をはさむ等しい角を使います。

大問2 (2)

答え:78cm²

  1. 高さを使って位置を表します。Bを(0,0)、Cを(16,0)、Dを(16,15)、Aを(8,15)と置くと、Eは(8,0)です。BH=DIを、全長AB=DEのt倍とすれば、Hは(8t,15t)、Iは(16-8t,15-15t)です。
  2. Fは(16,9)で、FIとCHは平行です。横・縦の変化の比が等しいので、(-8t)÷(8t-16)=(6-15t)÷(15t)。整理すると288t=96、t=1/3です。
  3. Gは(20/3,25/2)、Jは(28/3,5/2)になります。GHはABの1/2なので、平行四辺形GHIJは平行四辺形ABED(8×15=120cm²)の半分で60cm²です。
  4. 三角形DIFは6×(16-40/3)÷2=8cm²、三角形ECJは8×(5/2)÷2=10cm²。合計60+8+10=78cm²です。

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この解説では位置を座標で整理しています。ABとDEの長さが等しいこと、GHIJが平行四辺形になることを先に確かめます。

大問2 (3)

答え:433.32cm³

  1. 真上から見ると、回転軸から最も遠い点までの距離の2乗は4²+4²=32です。最も近い辺までの距離は4-1=3cmです。
  2. したがってできるのは、高さ6cm、外側半径の2乗32・内側半径の2乗9の中空の円柱です。体積は(32-9)×3.14×6=433.32cm³です。

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回転軸が直方体の内部を通ると決めつけず、真上からの図で位置を確かめます。

大問3|仕事算と休止時間

全体の仕事量を1としても解けますが、整数の仕事量616を置くと計算を整理できます。

大問3 (1)

答え:154分

  1. 仕事量を616とすると、太郎は1分に616÷88=7、2人では616÷56=11進めます。
  2. 次郎の1分の仕事量は11-7=4なので、1人で616÷4=154分です。

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2人の所要時間から太郎の所要時間を直接引かないようにします。

大問3 (2)

答え:65分間

  1. 最初の12分で11×12=132進み、残りは484です。再開後の速さは11×0.8=8.8なので、484÷8.8=55分必要です。
  2. 実際に仕事をしたのは12+55=67分。開始から終了まで132分なので、中断は132-67=65分間です。

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8割になるのは速さです。時間を0.8倍にはしません。

大問3 (3)

答え:20分30秒

  1. 太郎が仕事をしたのは73-15=58分なので、7×58=406進めました。次郎の仕事は616-406=210です。
  2. 次郎が働いたのは210÷4=52.5分。休んだのは73-52.5=20.5分、つまり20分30秒です。

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初めの15分も次郎は働いているので、次郎の全労働時間から除きません。

大問4|30日周期のおこづかいと暦

30日ごとの収入と毎月15日の支出は、異なる周期として数えます。

大問4 (1)

答え:600日目

  1. 2023年8月10日から2024年8月10日までは、2024年2月29日を含むので366日です。その後2025年3月31日までは233日で、経過日数は599日です。
  2. 始めた日を1日目とするため、599+1=600日目になります。

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経過日数と何日目は1だけ異なります。

大問4 (2)

答え:2024年7月6日

  1. 母と父から1組でもらう金額は2000円なので、24000円には12組必要です。12回目の父の収入は開始から30×11+1=331日後です。
  2. 2023年8月10日の331日後は2024年7月6日です。父の12回目を受け取ると24000円になります。

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30日ごとを毎月同日と読み替えないようにします。

大問4 (3)

答え:2025年1月31日

  1. 2025年1月の15日までに本を買う回数は、2023年8月から18回。支出は750×18=13500円です。24000円残すための収入は37500円になります。
  2. 18組の収入36000円を受け取った後、19回目の母から1500円をもらうと37500円です。この日は開始から30×18=540日後、2025年1月31日です。
  3. その前日の収入は36000円、支出は同じ13500円なので残金22500円。次の日に初めて24000円に達することも確認できます。

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収入合計と貯金残高を区別し、本代を引きます。

大問5|くりぬいた立体の切断

まず穴のない立方体を切り、あとから穴の分を引くと体積と表面を整理できます。

大問5 (1)

答え:外側は20cm×25cm、内側に5cm×10cmの長方形の穴がある切断面

  1. 外側の切断面はAB=20cm、BC=25cmの長方形です。解答の方眼ではABが8マス、BCが10マスになります。
  2. 穴の位置では、奥行き4cmの所で切断面が穴の底に達し、奥行き12cmの所まで穴が続きます。切断面上の長さは(12-4)×25÷20=10cmです。
  3. 内側の長方形は幅5cm=2マス、高さ10cm=4マス。Aを左上とする方眼で、左端から4マス、上端から4マスの位置を左上にして内枠を描きます。外枠と内枠の両方が切り口です。

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くりぬきがあるので、外周の長方形だけでは完成しません。

大問5 (2)

答え:4880cm³

  1. 穴のない立方体では、切断後の断面は高さ5cmと20cm、間隔20cmの台形です。面積は(5+20)×20÷2=250cm²、幅20cmを掛けて5000cm³です。
  2. くりぬきの底は高さ8cm。切断面が高さ8cmになるのは前から4cm、穴の奥端12cmでは高さ14cmです。切断面より下の穴は、奥行き8cm・高さ6cmの三角形を底面とする幅5cmの三角柱です。
  3. 穴の体積は8×6÷2×5=120cm³。5000-120=4880cm³です。

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くりぬいた直方体全部を引くのではなく、切断後の立体と重なる部分だけを引きます。

大問5 (3)

答え:1968cm²

  1. 穴を考えない切断立体の表面は、底400、奥400、手前100、左右250ずつ、切断面500の合計1900cm²です。
  2. 切断面の穴5×10=50cm²を引きます。一方、穴の底5×8=40cm²、両側の三角形8×6÷2を2枚で48cm²、奥の壁5×6=30cm²が新たに表へ出ます。
  3. 1900-50+40+48+30=1968cm²です。

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消える面と新しく見える面を別々に数え、穴の内側も表面積に含めます。

解き直しで確かめる3つのこと

  1. 解説を閉じ、最初に使う条件や式を自分で書けるか。
  2. 途中で求めた量が、問題のどの長さ・時間・個数を表すか説明できるか。
  3. 最後に単位・範囲・条件へ戻り、答えを検算できるか。

誤った問題をすべて最初からやり直す前に、止まった一手を特定します。翌日以降にその問題を解説なしで再現し、同じ単元の別問題でも考え方を使えるか確認してください。

原問題・解答との照合

対象:2025年度・第1回・算数。全5大問・15解説項目。学校公開の問題原本と四谷大塚作成の参照解答を照合。解説は進塾独自のものです。

確認日:2026年10月26日。現在の募集要項と過年度の問題は区別してください。本文の時間配分・復習手順は進塾の提案で、学校の採点基準ではありません。

解説を読んでも止まるところを、一緒に整理する

問題と途中式を含む答案をお持ちください。答えを直すだけでなく、条件整理・立式・計算のどこで困っているかを確認し、次の演習につなげます。

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