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高輪中学校2024年度 A 算数全問解説|折り返し・周回運動・動く切断面

2026年10月29日

SUSUMU JUKU / 2024 EXAM REVIEW

答えの先に、解ける理由を。

高輪中学校・2024年度 A 算数

5大問の全設問を、答え・考え方・式の根拠へ分けて解説します。問題冊子を手元に置き、図の点の記号や色の範囲と合わせてお読みください。試験時間は問題冊子の表記で50分です。

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第1問|計算と逆算

この大問で学ぶこと

共通因数で大きな積を小さくする

かっこの順序を守り、計算をまとめられる場所を探します。

(1) 四則計算

答え:66

  1. 14+9=23、286+7×23=447。215−447÷3=66。

(2) 分数計算

答え:13/18

  1. 1と7/9×1/8=2/9。残る項は(2/3−1/4)÷5/6=1/2。和は13/18。

(3) 小数の共通因数

答え:981

  1. 3.27×(684−597+213)=3.27×300=981。

(4) 逆算

答え:19/30

  1. かっこの中は3/4÷0.625=6/5。
  2. (□+1/6)÷4=7/5−6/5=1/5なので、□=4/5−1/6=19/30。

第2問|約数・積・仕事・買い物

この大問で学ぶこと

同じ量で比較する

逆数の和は、60を共通分母として約数の和へ変えられます。

(1) 約数を分母にした分数の和

答え:2と4/5

  1. 約数dと60/dが組になるので、逆数の和は約数の和÷60。
  2. 60=2²×3×5から約数の和は(1+2+4)(1+3)(1+5)=168。168÷60=14/5。

(2) 50までの積の末尾の0

答え:12個

  1. 5の個数は50÷5の整数部分10、さらに25の倍数が2個。合計12個。

(3) Bだけの仕事日数

答え:15日

  1. 全体を30とすると、Aは1日3、2人では1日5。Bは1日2なので30÷2=15日。

(4) チョコレートの個数

答え:17個

  1. アメ:ガム=3:2なので、アメ3個+ガム2個の5個組を作ります。1組290円で、全部チョコの500円より210円安くなります。
  2. 全部チョコなら4200円。実際との差1050円から5組。チョコは42−5×5=17個。

第3問|出発地点が異なる周回

この大問で学ぶこと

初めの出会いから一周分へ進む

初めの2人の間隔と、2回目以降の出会いの間隔を分けて考えます。

(1) 高輪君の速さ

答え:毎分96m

  1. 白金君が8分で進んだ576mを、高輪君は初めの出会いから6分で進んでBへ到着します。
  2. 576÷6=毎分96m。

(2) 2回目に出会う時刻

答え:24分後

  1. 池1周をL mとすると、初めの出会いから次までL÷(96+72)分。
  2. 2回目までに高輪君が進む距離は96×(8+L/168)。ここへ384mを足すとLです。
  3. 768+(4/7)L+384=LからL=2688m。8+2688÷168=24分後。

(3) 初めてAで出会う時刻

答え:56分後

  1. 高輪君の一周は2688÷96=28分。BはAから時計回り1344mの地点なので、白金君はAへ初めて56/3分、以後112/3分ごとに着きます。
  2. 高輪君のA到着28分、56分…と比べ、56分で白金君もAに到着します。

間違えやすい点:同じ場所での出会いの周期16分と、A地点に限った出会いを区別します。

第4問|正方形の折り返し

この大問で学ぶこと

折る前後の等しい長さを使う

折り目EHを軸にAがFへ、DがGへ移ります。まず図の点の対応を整理します。

(1) EFの長さ

答え:13cm

  1. 三角形EBFの面積30cm²とBF=12cmから、EB=30×2÷12=5cm。
  2. EA=18−5=13cmで、折り返しによりEF=EA=13cm。

(2) FIの長さ

答え:15.6cm

  1. FC=18−12=6cm。三角形FCIと三角形BEFは相似で、FC:BE=6:5。
  2. FIはEFに対応するため、13×6/5=15.6cm。

(3) 三角形GHIの面積

答え:1.2cm²

  1. FG=AD=18cmなので、GI=18−15.6=2.4cm。
  2. 三角形GHIは三角形BEFと相似で、GI:BF=2.4:12=1:5。面積は30×(1/5)²=1.2cm²。

間違えやすい点:辺の比1/5を、そのまま面積へ掛けないこと。

第5問|動く点と立方体の切断

この大問で学ぶこと

底面を三角形に分け、上面の高さをそろえる

以下では、斜めに切った三角柱の体積=底面積×3頂点の高さの平均、という三角すいへの分割から得られる関係を使います。底面の分割と高さを原図へ書き込んでください。

(1) 出発から6秒後

答え:2916cm³

  1. EP=12cm。底面Hに対応する切断面上のDは高さ18cm、Gに対応するQは高さ6cmです。切断面はFも通り、底面E・F・G・Hの各高さは12・0・6・18cm。
  2. 底面を対角線EGで二つに分け、各面積162cm²。体積は162×(12+18+6)/3+162×(12+0+6)/3=2916cm³。

(2) 出発から12秒後

答え:2025cm³

  1. EP=6cm。この切断面とEF・FGの交点をU・Vとすると、いずれも中点です。残る底面をEHG、EUG、UVGの三角形に分けます。
  2. 面積は162、81、40.5cm²。対応する3頂点の高さは順に(6,18,6)、(6,0,6)、(0,0,6)。
  3. 各体積1620、324、81cm³を足し、2025cm³。

間違えやすい点:6秒後とは切り口が底面に当たる場所が変わります。4頂点の平均を無条件に使えません。

(3) 出発から15秒後にD・P・Rで切る

答え:1676.7cm³

  1. EP=3cm。前面でPRを延長すると、BFの延長上でFより9cm下に達します。後面ではGQ=6cmとなり、切断面とFGの交点をUとするとFU:UG=9:6、UG=7.2cm。
  2. 底面をEHG、ERG、RUGへ分けます。面積は162、40.5、48.6cm²。高さの組は(3,18,6)、(3,0,6)、(0,0,6)。
  3. 体積は1458+121.5+97.2=1676.7cm³。

間違えやすい点:この設問はD・P・QではなくD・P・Rを通る平面です。

12秒後:底面の分割と高さ
底面面積(cm²)3頂点の高さ(cm)体積(cm³)
EHG1626・18・61620
EUG816・0・6324
UVG40.50・0・681

解き直しの進め方

最初に計算・基本小問を解き直し、次にこの年度の次のテーマへ進みます。答えを見ずに、使った条件と途中式を説明できるか確かめてください。

  1. 約数・積・仕事・買い物:同じ量で比較する。
  2. 出発地点が異なる周回:初めの出会いから一周分へ進む。
  3. 正方形の折り返し:折る前後の等しい長さを使う。
  4. 動く点と立方体の切断:底面を三角形に分け、上面の高さをそろえる。

図形は原図に補助点を書き足し、式の長さ・面積・体積がどの部分を表すかを対応させます。規則性や文章題は、小さい場合や元の条件へ答えを戻して点検しましょう。

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