2026年10月29日
SUSUMU JUKU / 2025 EXAM REVIEW
答えの先に、解ける理由を。
埼玉栄中学校・2025年度 第1回(1月10日午前) 算数
4大問の全設問を、答え・考え方・式の根拠へ分けて解説します。問題冊子を手元に置き、図の点の記号や色の範囲と合わせてお読みください。試験時間は問題冊子の表記で50分です。
第1問|計算と逆算
この大問で学ぶこと
小数を分数へ、積を共通因数へ
式の順序を保ちながら、約分できるかたまりを探します。
(1) 四則計算
答え:0
- 77+132−165−44=0。
(2) 分数の入れ子
答え:3/10
- 1/3−1/5=2/15。その前の1÷6÷(2/15)=5/4。
- 1/2−1/4÷(5/4)=1/2−1/5=3/10。
(3) 小数の乗除
答え:2
- 小数を分数へ直して順序を守ります。25÷0.2=125、125÷0.03=12500/3。
- ここから×0.004÷0.0005は8倍、最後の×0.00006で2になります。
(4) 共通因数2025
答え:202500
- 2025×(68+91−59)=2025×100=202500。
(5) 分母が連続する積
答え:1/3
- 1/2−1/3+1/3−1/4+1/4−1/5+1/5−1/6=1/2−1/6=1/3。
(6) 逆算
答え:180
- (240−□)÷5=12。240−□=60から□=180。
第2問|整数・濃さ・速さ・費用
この大問で学ぶこと
変化を一回ずつ追う
砂糖水の操作は同時ではなく、最初の入れ替えの後に次の入れ替えを行います。
(1) 連続する奇数
答え:39、41、43
- 真ん中は123÷3=41。前後へ2ずつ移して39、41、43。
(2) 割り算の余り
答え:4050
- 9998×2025=20245950。20250000との差は4050で、割る数9998より小さいので余りです。
(3) あめのやり取り
答え:12個
- AからBへ正味10−4=6個移りました。1個移すと差は2個縮むので、もとの差は6×2=12個。
(4) 2回の砂糖水の入れ替え
答え:36%
- 初めの砂糖50gのうち、1回目で8割の40g、2回目でその9割の36gが残ります。
- 全体は100gなので36%。
(5) 池の反対回り
答え:5分後
- 1.1km=1100m。2人が近づく速さは120+100=220m/分。1100÷220=5分。
(6) 平均費用を100円以下にする
答え:110個以上
- 50個までの費用は2000+35×120=6200円。50個分を平均100円にする基準5000円より1200円多い状態です。
- 51個目以降は1個80円で、100円を基準に1個につき20円ずつ差を埋めます。1200÷20=60個追加して110個。
間違えやすい点:最初の15個の費用は合計2000円です。1個2000円ではありません。
第3問|円・面積比・方眼・立体
この大問で学ぶこと
図の境界と、どちら側を残すかを読む
色の範囲や立体の頂点を原図と照らし合わせてください。
(1) 7個の円を囲むひも
答え:18.28cm
- 外側6個の中心を結ぶ正六角形の辺は各2cm。ひもの直線部分の合計は12cmです。
- 弧の角度は合計360°なので、半径1cmの円周6.28cmを足して18.28cm。
(2) 色部分の面積比
答え:11/80倍
- ACとBDの交点をO、ACとBEの交点をPとします。AD=5、AE=3。平行線の相似からAP:PC=3:5で、PからADへの距離は長方形の高さの3/8です。
- 長方形の高さをhとすると三角形AODは5h/4、三角形AEPは9h/16。色の四角形EDOPはその差11h/16なので、全体5hに対して11/80倍。
間違えやすい点:色の部分は三角形ではなく、E・D・O・Pを結ぶ四角形です。
(3) 方眼にある二つの角の和
答え:45°
- アは横1・縦3の線と縦線の角、イは横1・縦2の線と縦線の角です。
- 補助の方眼でOから横1・縦2進んだ点V、Oから横3・縦1進んだ点Wを取ります。OVを90°回した線分はVWと同じ長さ・向きになるので、三角形OVWはVが直角の二等辺三角形。Oの角は45°です。
- OVの水平線となす角は90°−イ、OWの水平線となす角はアなので、(90°−イ)−ア=45°。したがってア+イ=45°。
(4)① 円柱の側面積
答え:376.8cm²
- 上下の円の面積は5²×3.14×2=157cm²。533.8−157=376.8cm²。
(4)② 円柱の体積
答え:942cm³
- 高さは側面積÷底面の周=376.8÷31.4=12cm。
- 体積は5²×3.14×12=942cm³。
(5) 切断後の体積
答え:700cm³
- 底面を対角線BDで二つの三角形に分けます。各底面積は50cm²で、上の面はそれぞれ平面HPQ・HQRです。
- 両方とも3頂点の高さが10cm・7cm・4cmなので、各体積は50×(10+7+4)÷3=350cm³。合計700cm³。
間違えやすい点:斜めに切った三角柱の体積は、底面積×3頂点の高さの平均で求められます。これは三角すいへの分割で確かめられる関係です。
第4問|ランレングス圧縮
この大問で学ぶこと
色の連続を、段をまたいで数える
右端と次の段の左端が同じ色なら、分けずに続けて数えます。
(1) 圧縮後の数字の個数
答え:48個
- 連続する色のまとまりを表した数は16個。その一つ一つを3桁で表すので16×3=48個。
(2) 数字が増える図
答え:図2、図3
- 図1〜6の色のまとまりの数は順に16、25、26、19、13、17個。3倍すると48、75、78、57、39、51個です。
- 元の64個より増えるのは75個と78個になる図2・3。
間違えやすい点:各段を別々に数えて合計せず、段の境目でも同じ色が続くか確認します。
| 図 | 色のまとまり | 3桁ずつの数字 | 64個との比較 |
|---|---|---|---|
| 1 | 16 | 48 | 減る |
| 2 | 25 | 75 | 増える |
| 3 | 26 | 78 | 増える |
| 4 | 19 | 57 | 減る |
| 5 | 13 | 39 | 減る |
| 6 | 17 | 51 | 減る |
解き直しの進め方
最初に計算・基本小問を解き直し、次にこの年度の次のテーマへ進みます。答えを見ずに、使った条件と途中式を説明できるか確かめてください。
- 整数・濃さ・速さ・費用:変化を一回ずつ追う。
- 円・面積比・方眼・立体:図の境界と、どちら側を残すかを読む。
- ランレングス圧縮:色の連続を、段をまたいで数える。
図形は原図に補助点を書き足し、式の長さ・面積・体積がどの部分を表すかを対応させます。規則性や文章題は、小さい場合や元の条件へ答えを戻して点検しましょう。
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