城北埼玉中学校 2025年度 第1回 理科入試解説|大問別の考え方と対策

2026年10月28日

SUSUMU JUKU / 2025 EXAM REVIEW

答えの先に、解ける理由を。

城北埼玉中学校・2025年度 第1回 理科

2025年度第1回の理科を、てこと浮力・金属の判別・クマの生態・川の地形から解説します。重要設問を通して、数値や図をどの順に整理すればよいかを示します。

掲載範囲:大問別の重要設問・考え方解説。全小問の解答集ではありません。
このページは問題冊子と一緒に読む解説です。問題文・原図の転載はせず、進塾独自の解説を掲載しています。

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第1問|てこと浮力

この大問で学ぶこと

水中のおもりが棒を引く力を求める

初めは基本のてこのつり合い、後半は浮力が加わります。水中のおもりの重さと、糸を引く力が同じではないことを明確にします。

解き直しの到達点浮力を差し引いた力で、回転のつり合いを立てる。

解くときの着眼点:浮力を差し引いた力で、回転のつり合いを立てる。

問1〜問3|回すはたらきのつり合い

60cm、50g、30cm。

  1. 問1は100×30÷50=60。問2は100×25÷50=50。
  2. 問3は10×45+20×30+30×15=1500。50gのおもりは1500÷50=30cm。

間違えやすい点:距離は棒の端からではなく、支点から測る。

問4|水が支える力

20gの重さに相当する力。

  1. 全部沈んだおもり1は、水20cm³を押しのける。
  2. 本問では水1cm³の重さが1gなので、浮力は20g相当になる。

間違えやすい点:100gは物体の重さであり、押しのけた水の重さではない。

問5|半分沈むおもり

85g。

  1. 左端の糸を引く力は100−20=80g相当。回すはたらきは80×50。
  2. 右端の50×50との差1500を、距離20cmで割るとおもり3の糸は75g相当。浮力10g相当を加えて75+10=85g。

間違えやすい点:半分沈む20cm³の物体の浮力は、10cm³の水に対応する。

第2問|金属の体積と重さ

この大問で学ぶこと

水位から体積、体積から物質の種類へ進む

金属を沈めたときの水位上昇と、単位体積当たりの重さを利用します。同じ重さで比べるか、同じ体積で比べるかを設問ごとに確認します。

解き直しの到達点底面積と水位差で体積を求め、1cm³当たりに直す。

解くときの着眼点:底面積と水位差で体積を求め、1cm³当たりに直す。

問1・問2|金属の性質と体積

共通でない性質はウ。Aの体積は63cm³。

  1. 金属すべてが磁石に引き寄せられるわけではない。
  2. 底面積は10×10=100cm²。水位上昇0.63cmより、100×0.63=63cm³。

間違えやすい点:水位差をそのまま物体の体積にしない。

問3・問4|金属を判別する

Bは銀。同じ重さなら鉄の体積が大きい。

  1. Bは100×0.38=38cm³、399÷38=10.5g/cm³で銀。
  2. 同じ重さを得るには、1cm³当たりの重さが小さい金属の方が大きな体積を要する。

間違えやすい点:同じ体積で重い金属と、同じ重さで体積が大きい金属は逆になる。

問5|アルミニウムで水位が上がる量

1.5cm。

  1. 405÷2.7=150cm³。
  2. 体積を底面積100cm²で割って150÷100=1.5cm。

間違えやすい点:体積を求めた後、設問が尋ねる水位の単位cmへ戻す。

第3問|クマの生態と生物のつながり

この大問で学ぶこと

からだの特徴から、行動を推論する

クマの歯・筋肉・季節ごとの体重変化をもとに、行動と生態系の関係を考えます。与えられた特徴から言えることと言えないことを分けます。

解き直しの到達点本文の特徴を根拠に、選択肢を判定する。

解くときの着眼点:本文の特徴を根拠に、選択肢を判定する。

問1・問2|分類と行動

セキツイ動物。行動はア・イ・オ。

  1. 発達した筋肉や爪は木登り、すりつぶす臼歯は木の実の利用と結びつく。
  2. 秋に脂肪をためる必要と、山の木の実の不作を合わせて考える。

間違えやすい点:大きな犬歯があるだけで、完全な肉食とは判断しない。

問3〜問5|本文から原因を考える

問3は暖冬化。問4はア。問5はウ。

  1. 本文が扱う冬眠の変化は、暖かい冬との関係で説明する。クマがイノシシだけを主食とするという説明は、雑食性と合わない。
  2. 距離を保つという設問の目的から、餌付けをする選択肢を除く。

間違えやすい点:個別の遭遇時の対応ではなく、入試本文の因果関係と目的を問う問題として読む。

問6|食物連鎖

最も多いのはA。関係の名称は食物連鎖。

  1. 図の矢印は「食べられる→食べる」。下位の生物が上位の生物を支える関係を読む。
  2. 本問が示す一般的な個体数の関係として、生産・供給する側に近いAを選ぶ。

間違えやすい点:自然界のあらゆる生物で個体数が必ず同じ関係になると一般化しない。

第4問|川の侵食・堆積と三日月湖

この大問で学ぶこと

曲がりの内側と外側を図に対応させる

蛇行する川の断面や河岸の変化を考えます。見る向きによる左右の変化に注意し、侵食と堆積が流路を変える過程を追います。

解き直しの到達点外側が削られ、内側に積もる過程を説明する。

解くときの着眼点:外側が削られ、内側に積もる過程を説明する。

問1・問2|土砂と断面図

問1はエ、断面はア。

  1. 低い陸地に運ばれた土砂が堆積し、運搬中に削られた丸い小石が見つかる。
  2. 上流から下流を見る向きを確定し、曲がりの外側が深くなる断面を選ぶ。

間違えやすい点:地図の右と、川を見下ろす向きでの右岸は必ずしも同じではない。

問3〜問5|粒の大きさと流路の変化

B、D、イ。

  1. 速い流れは大きな粒を運び、曲がりの外側を強く侵食する。内側では流れが緩み堆積が進む。
  2. B・Cの位置と侵食・堆積の側を対応させ、川の曲がりが発達する向きを判断する。

間違えやすい点:BやDという記号ではなく、そこが外側か内側かを説明できるようにする。

問6|切り離された川

三日月湖。

  1. 蛇行部が短絡して流れの本流が変わると、もとの曲がった流路が切り離されて湖になる。
  2. 元の河道の形を残すことが、名称と図をつなぐ手掛かり。

間違えやすい点:河岸段丘は川沿いの段状の高い土地で、三日月湖とは形成過程が異なる。

解き直しの進め方

計算は物体に働く力と単位を書いて検算します。生物は本文の特徴から根拠を抜き出し、川の問題は流れの向きと内外を図に書き込んでから解き直しましょう。

段階取り組むこと確認すること
1|原因を分ける間違えた問題を、知識・条件や根拠の読み違い・説明の不足に分けるどこで手が止まったかを言葉にする
2|解説を閉じる自分で根拠・図表・式・答案を組み立て直す答えだけでなく、その根拠や判断の理由を説明できるか
3|時間を空ける日を改め、類題と合わせて再挑戦する条件が変わっても使える考え方になったか

志望校の過去問を、次の学習計画へ

点数だけでは、次に何を直すべきかは決まりません。進塾では、解き方・答案の根拠・つまずいた箇所を確かめ、授業と家庭で取り組む内容を整理します。集団コース・個別指導のご相談を承ります。

記事カテゴリ: 城北埼玉中学校対策

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