2026年10月28日
SUSUMU JUKU / 2024 EXAM REVIEW
答えの先に、解ける理由を。
城北埼玉中学校・2024年度 第1回 社会
2024年度第1回の社会は、川越を入口にした分野横断型の大問です。重要設問をテーマ別にたどり、本文と知識をどう結びつけるかを解説します。時事事項は設問当時の条件で扱います。
このページは問題冊子と一緒に読む解説です。問題文・原図の転載はせず、進塾独自の解説を掲載しています。
第1問|川越を軸にした地理・歴史・公民
この大問で学ぶこと
一つの地域から、分野を横断して考える
川越の紹介文から地形・農業・古代史・近世の流通・地方自治へと広がる総合大問です。下線部の直前だけを見るのでなく、どの時代や地域の話かを確かめて解きます。
解くときの着眼点:地域の特色を、時代と制度の知識に結びつける。
問1|川越の地理と歴史の空欄
18歳、武蔵野、100、貝塚、武蔵、豊臣秀吉、横浜(神奈川も解答資料に掲載)、小江戸。
- 市制施行の1922年と2022年の差から100周年を求める。
- 現在の台地名は武蔵野、旧国名は武蔵。現在の地名と歴史上の区分を分ける。秀吉の小田原攻め、開港後の横浜への流通と時代をつなぐ。
間違えやすい点:似た語句でも「台地」「国」の後ろに自然につながるか確認する。
問4〜問7|地方自治と都市近郊
民主主義。問5はエ、問6はア、問7(1)はエ。
- 身近な地域の課題を住民が考えることを、地方自治は民主主義の学校という表現につなげる。
- ベッドタウンは都心へ通勤する人が多く夜間人口が多い。近郊農業は大消費地までの近さを生かし、新鮮な農産物を届ける。
間違えやすい点:近郊農業を暖かさによる促成栽培や涼しさによる抑制栽培と混同しない。
問8〜問11|古代の地形と年代
問8イ、問9イ。年代順はイ→ウ→ア→エ。畿内の国は大和国。
- 内陸で貝塚が見つかることを、昔の海岸線を考える材料にする。
- 白村江663年、大津宮667年、壬申の乱672年、藤原京694年の順に並べる。
間違えやすい点:時代が同じ出来事でも、人物の活動と遷都の前後関係を細かく確認する。
問12〜問16|中世・近世の人物と流通
問12エ、問13ウ、問14ウ、問15ア。問16は株仲間。
- 新皇を称した人物は平将門。同時期の藤原純友や藤原秀郷を選ぶ。
- 太田道灌と江戸城、南光坊天海と喜多院を結びつける。幕府公認の商工業者の組合は株仲間。
間違えやすい点:「川越の話だから川越だけで完結する」と思わず、関東や江戸との関係を見る。
問17|生糸と伝統産業
桑、結城紬。
- 蚕の食草は桑、繭から取る糸は生糸で、絹織物になる。
- 結城紬を絹と結びつけ、小千谷縮・奈良晒・久留米絣と原料を比較する。
間違えやすい点:農作物→動物→糸→織物という生産工程で整理する。
問18・問19|物価と明治初期
インフレーション、ア。年代順は版籍奉還→学制→地租改正→民撰議院設立建白書(オ)。
- 問18は2022〜2023年を扱う設問。エネルギー価格や輸入費用等の要因を、本文の時点に沿って判定する。
- 明治初期は1869年・1872年・1873年・1874年の順に確認する。
間違えやすい点:年度のある時事問題は、現在の状況に置き換えず当時の条件で読む。
問21・問22|設問当時の社会
問21:イ(約1700)。問22:エ。
- 市町村数は本文が前提とする時点の概数を選ぶ。
- 2021年に開催された東京大会の時期の首相は菅義偉。大会名の「2020」と開催年を区別する。
間違えやすい点:時事の数値や役職は、対象年を添えて覚える。
解き直しの進め方
本文に地名と年代を書き込み、地理・歴史・公民のどの知識を使うかを分類しましょう。正誤問題は記号を覚えるより、違っている部分を一語ずつ直す復習が有効です。
| 段階 | 取り組むこと | 確認すること |
|---|---|---|
| 1|原因を分ける | 間違えた問題を、知識・条件や根拠の読み違い・説明の不足に分ける | どこで手が止まったかを言葉にする |
| 2|解説を閉じる | 自分で根拠・図表・式・答案を組み立て直す | 答えだけでなく、その根拠や判断の理由を説明できるか |
| 3|時間を空ける | 日を改め、類題と合わせて再挑戦する | 条件が変わっても使える考え方になったか |
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点数だけでは、次に何を直すべきかは決まりません。進塾では、解き方・答案の根拠・つまずいた箇所を確かめ、授業と家庭で取り組む内容を整理します。集団コース・個別指導のご相談を承ります。
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