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共立女子中学校2024年2月1日 算数全問解説|相似・水位グラフ・斜めの数表

2026年10月27日

SUSUMU JUKU / 2024 EXAM REVIEW

答えの先に、解ける理由を。

共立女子中学校・2024年度 2月1日入試 算数

全6大問を解説します。代金のまとまり、平行線の面積比、プールの往復、おもりを入れた水そうのグラフ、斜めの数表の読み方を丁寧に整理します。

このページは問題冊子と一緒に読む解説です。問題文・原図の転載はせず、進塾独自の解説を掲載しています。

第1問|分数・小数と大きな整数の計算

この大問で学ぶこと

同じ形を見つけて、計算をまとめる

小数を分数へ直して約分する方法と、大きな和を共通のまとまりとして扱う方法を使います。数字の大きさに引っ張られず、式の構造を確認しましょう。

解き直しの到達点計算の順序を守り、先にまとめられる部分を見つけられるか。

解くときの着眼点:かっこを先に求め、大きい数の共通因数を見つけます。

①

答え:1

  1. 0.325-1/5=0.125=1/8です。2×3÷12/5=5/2、5/16÷1/8=5/2となります。
  2. 6-5/2-5/2=1です。

間違えやすい点:2と2/5を12/5へ直します。

②

答え:40440

  1. 6060、6063、6066、6069、6072は、順に2020~2024の3倍です。
  2. したがって全体は(7-3)×(2020+2021+2022+2023+2024)。和は2022×5=10110なので、4×10110=40440です。

間違えやすい点:2つの長い和を別々に計算せず、3倍の対応を利用します。

第2問|代金・仕事量・濃度・ひし形の角

この大問で学ぶこと

個別の値を出さず、必要なまとまりを求める

代金は求める組み合わせを既知の組へ分け、仕事と濃度は同じ単位の量へそろえます。角度では正三角形とひし形から等しい辺を見つけ、二等辺三角形へつなげます。

解き直しの到達点求める量に必要な条件を選び、図の角の位置を正しく読めるか。

解くときの着眼点:品物の組、1分の量、等しい辺を使って条件をまとめます。

①

答え:490円

  1. 消しゴム1個+ペン1本は420÷3=140円、ペン1本+定規1本は420÷2=210円です。
  2. 求める買い物は前者2組と後者1組なので、140×2+210=490円です。

間違えやすい点:消しゴム・ペン・定規の単価を全て決める必要はありません。

②

答え:7m²

  1. 1分に塗る面積はAが1/5、Bが1/3、Cが1/6m²です。合計は7/10m²です。
  2. 10分では7/10×10=7m²です。

間違えやすい点:1m²にかかる時間を足すのでなく、1分に塗る面積を足します。

③

答え:10%

  1. Bの濃度をx%、Aを2x%とすると、食塩量は300×2x/100+200×x/100=8x gです。
  2. 混ぜた500gの8%は40gなので、8x=40、x=5。Aはその2倍の10%です。

間違えやすい点:2:1は濃度の比で、食塩の量の比ではありません。

④

答え:78度

  1. ひし形よりAD=DC、正三角形よりDC=DEなので、AD=DEです。三角形ADEは二等辺三角形です。
  2. 図の81度は∠DAE。したがって∠AEDも81度で、∠ADE=180-81×2=18度です。
  3. ひし形のDの角は18+60=78度。向かい合うBの角も同じ78度です。

間違えやすい点:81度をひし形のAの角全体として扱わないようにします。

第3問|平行線と相似・面積比

この大問で学ぶこと

相似比を、面積比と取り違えない

交点のある大きな三角形と小さな三角形を分けて相似を使います。面積では相似比の2乗を使う場面と、平行線間の高さが同じなので底辺比を使う場面を区別します。

解き直しの到達点どの三角形を比べたか、底辺と高さの対応を説明できるか。

解くときの着眼点:AB・EF・CDの平行を使い、対応する辺と高さをそろえます。

①

答え:AB:EF=8:5

  1. 三角形ABEとCDEは相似で、AB:CD=3:5よりBE:ED=3:5です。
  2. 三角形BFEとBCDも相似なので、EF:CD=BE:BD=3:8。CDを5とすればEFは15/8です。
  3. AB:EF=3:15/8=8:5です。

間違えやすい点:BEとBDを比べるとき、BDはBEとEDの合計8になります。

②

答え:72cm²

  1. 三角形ABEの底辺をAB、BFEの底辺をEFとすると、高さは平行なABとEFの間隔で共通です。
  2. 面積比はAB:EF=8:5なので、ABEは45×8/5=72cm²です。

間違えやすい点:この2三角形は相似として面積比を2乗する組ではありません。

③

答え:9:40

  1. 三角形AFEとBFEは底辺EFが共通で、AとBがEFに平行な同じ直線上にあるため等積です。よってAFEは45cm²です。
  2. ABEとCDEは相似比3:5なので面積比9:25。CDEは72×25/9=200cm²です。
  3. AFE:CDE=45:200=9:40です。

間違えやすい点:等積の関係と相似の関係を分けて使います。

第4問|プールの往復と速さ

この大問で学ぶこと

往復の回数を、実際の距離へ直す

同時に泳いだ時間が同じなので、全距離の比が速さの比です。最初のすれ違いまでは反対向きに近づくため、速さの和を使います。往復と片道を区別して式へ移しましょう。

解き直しの到達点速さの比と和から、各人の速さを求められるか。

解くときの着眼点:同時に終える全距離の比と、最初のすれ違いを組み合わせます。

①

答え:6:5

  1. 共子さんの3往復は150m、立子さんの2往復と25mは125mです。
  2. 同じ時間の距離比なので速さの比は150:125=6:5です。

間違えやすい点:1往復は25mではなく50mです。

②

答え:秒速25/22m(1と3/22m)

  1. 最初のすれ違いまでに2人が合わせて25m泳ぐので、速さの和は25/12m/秒です。
  2. 共子さんは和の6/11なので、25/12×6/11=25/22m/秒です。

間違えやすい点:初めは両端から出発するため、近づく距離は25mです。

③

答え:132秒後

  1. 共子さんは150mを泳ぐので、時間は150÷25/22=132秒です。
  2. 立子さんの速さは125/132m/秒で、125mを132秒で泳ぐ条件にも合います。

間違えやすい点:途中で折り返しても、泳いだ全距離を速さで割れば全時間になります。

第5問|おもりの向きと水位グラフ

この大問で学ぶこと

水の量は同じでも、水面の高さは変わる

一定の流入量でも、水が広がれる断面積が変わると水位の上がり方が変わります。おもりを立て直す問題では、水の体積を保存し、新しい向きで水中に入る部分だけを考えます。

解き直しの到達点水面がおもりの上か下かを確認し、適切な断面積を使えるか。

解くときの着眼点:グラフの傾きが変わる高さから、おもりの高さを読みます。

①

答え:毎秒120cm³

  1. 17秒後の高さ5cmからおもりが全部水中へ入り、それ以降は水そうの底面積20×24=480cm²全体で水位が上がります。
  2. 17~45秒の28秒で7cm上がるので、毎秒480×7÷28=120cm³です。

間違えやすい点:初めから底面積480cm²で水位が上がるわけではありません。

②

答え:6cm

  1. 図2のおもりの高さbは、折れ点から5cmです。17秒までの水量は120×17=2040cm³です。
  2. 高さ5cmまでの水そう全体は480×5=2400cm³なので、おもりの体積は2400-2040=360cm³です。
  3. 12×a×5=360より、a=360÷12÷5=6cmです。

間違えやすい点:グラフの高さ5cmはaでなく、寝かせた向きの高さbです。

③

答え:45秒

  1. 図3ではおもりの高さが12cmで水そうの高さと同じですが、満水時にはどちらの向きでもおもり全体が水中へ入ります。
  2. 必要な水量は480×12-360=5400cm³。120cm³/秒で入れるので5400÷120=45秒です。

間違えやすい点:向きが変わると水位の上がり方は変わりますが、満水時の必要水量は同じです。

④

答え:7.2cm(7と1/5cm)

  1. 27秒までに入れた水は120×27=3240cm³で、向きを変えてもこの量は保存されます。
  2. 図3のおもりの底面積はa×b=6×5=30cm²。水の広がる断面積は480-30=450cm²なので、水位は3240÷450=7.2cmです。
  3. 7.2cmはおもりの高さ12cm未満なので、おもりの上に水が乗らないという計算条件にも合います。

間違えやすい点:おもり全体360cm³を水量へ加えると、水から出た部分まで数えてしまいます。

第6問|斜めの数表とグループ

この大問で学ぶこと

グループ内の順番を、行と列へ移す

グループは1個、2個、3個…と増え、整数が連続して並びます。どのグループかを最後の数で判定し、その中の順番を横と縦の位置へ変換します。同じ行の隣との差も、グループの大きさへ結び付きます。

解き直しの到達点グループ番号・グループ内の順番・行列の位置を区別できるか。

解くときの着眼点:各グループの個数と最後の数を、三角数で整理します。

あ・い

答え:あ=7、い=28

  1. 7番目のグループには7個あります。最後の数は1+2+…+7=7×8÷2=28です。

間違えやすい点:最後の数はグループ番号の7そのものではありません。

う

答え:260

  1. 8番目のグループは29~36の8個です。
  2. 和は(29+36)×8÷2=260です。

間違えやすい点:1~36全体の和ではなく、8番目のグループだけを足します。

え・お

答え:え=13、お=11

  1. 12番目の最後は12×13÷2=78、13番目の最後は13×14÷2=91です。89はその間なので13番目のグループです。
  2. そのグループの最初は79。89-79+1=11個目なので、おは11です。

間違えやすい点:最初の79を1個目として数えます。

か・き

答え:か=3、き=11

  1. 1グループは右下から左上へ進みます。13番目のグループの11個目は、下から11行目になります。
  2. 左からの列は13-11+1=3列目。したがってか=3、き=11です。

間違えやすい点:グループ内の順番を、そのまま左からの列番号にしないようにします。

く

答え:7

  1. 下から4行目で、左からc列目はc+3番目のグループにあります。1つ左のグループから同じ順番へ移る差は、その前のグループの個数c+2です。
  2. c+2=9よりc=7。実際に6列目の40から7列目の49へ9増えます。

間違えやすい点:列番号そのものと、移る前のグループの個数は異なります。

解き直しの進め方

相似はどの三角形を比べたかを先に示し、面積比を2乗する場面を区別します。水位グラフは折れ点の高さとおもりの辺を対応させ、向きを変えるときは水量を保存しましょう。数表はグループ番号と行列を別々に記入します。

段階取り組むこと確認すること
1|原因を分ける間違えた問題を、条件の読み違い・着眼点・計算に分けるどこで手が止まったかを言葉にする
2|解説を閉じる自分で図や式を作り直す同じ答えが出るだけでなく、式の理由を説明できるか
3|時間を空ける日を改め、類題と合わせて再挑戦する条件が変わっても使える考え方になったか

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点数だけでは、次に何を直すべきかは決まりません。進塾では、解き方・途中式・つまずいた箇所を確かめ、授業と家庭で取り組む内容を整理します。集団コース・個別指導のご相談を承ります。

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