2026年10月29日
SUSUMU JUKU / 2026 EXAM REVIEW
答えの先に、解ける理由を。
高輪中学校・2026年度 A 算数
6大問を設問ごとに整理し、答え・計算の道筋・取り違えやすい条件を解説します。試験時間は問題冊子の表記で50分です。問題冊子を手元に置き、図の記号や補助点を確かめながらお読みください。
第1問|計算と逆算
この大問で学ぶこと
計算のかたまりを先に作る
小数の桁をそろえる、分数へ直す、逆順に戻すという基本を使います。
(1) 入れ子のかっこ
答え:33
- 31−17=14、9×14=126、145−126=19。
- 21+228÷19=21+12=33。
間違えやすい点:内側のかっこから順に処理します。
(2) 帯分数を含む計算
答え:23/30
- 1と4/7−1/2=15/14。3/8÷15/14=7/20。
- 1と1/2×5/18=5/12なので、7/20+5/12=23/30。
間違えやすい点:割り算の前に、かっこの中を一つの分数にします。
(3) 小数の共通因数
答え:682
- 3.41を共通にすると、34.1は3.41の10倍、341は100倍です。
- 3.41×(367−285+118)=3.41×200=682。
間違えやすい点:34.1×28.5の部分を、3.41×285へそろえます。
(4) 逆算
答え:17/20
- 0.375=3/8。かっこの中は8/15÷3/8=64/45。
- 64/45−11/9=1/5なので、□−1/4=3/5。□=3/5+1/4=17/20。
間違えやすい点:最後に行った計算から逆に戻します。
第2問|割合・周期・仕事算
この大問で学ぶこと
同じ数を、同じ基準で比べる
小問ごとに、一定の人数・周期の長さ・1時間分の仕事を確かめます。
(1) 本数の取り違え
答え:8本
- 単価差は105−70=35円。105円安くなったので、本数の差は105÷35=3本。
- もともと高いボールペンを多く買う予定だったので、(13+3)÷2=8本。
間違えやすい点:安くなった理由から、どちらが多かったか判断します。
(2) 7の2026乗の一の位
答え:9
- 一の位は7、9、3、1の4個を繰り返します。
- 2026÷4の余りは2なので、2番目の9。
間違えやすい点:余り0なら4番目であり、0番目ではありません。
(3) 次に2月1日が日曜の年
答え:2032年
- 翌年の同じ日へは通常1曜日、間に2月29日が入れば2曜日進みます。
- 2027月曜、2028火曜、2029木曜、2030金曜、2031土曜、2032日曜。
間違えやすい点:2028年2月29日は、2028年2月1日から2029年2月1日の間に入ります。
(4) 分数列の位置
答え:1201番目
- 分母2〜49の群にある個数は1+2+…+48=1176個。
- 分母50の群では分子25は25番目なので、1176+25=1201番目。
間違えやすい点:25/50を1/2に約分して探す問題ではありません。
(5) 乗車率と座席数
答え:2160人
- 乗客は変わりません。144%と120%から、もとの座席数:増えた後の座席数=120:144=5:6。
- 差1が300席なので、もとは1500席。乗客は1500×1.44=2160人。
間違えやすい点:増えたのは乗客ではなく座席です。
(6) 3人の仕事量
答え:A:B:C=17:7:23
- 仕事全体を60とすると、A+Bは毎時12、B+Cは15、A+Cは20。
- 3式を足すと3人分の2倍が47。Aは(12+20−15)÷2=17/2、Bは7/2、Cは23/2。
- 比を整数へそろえて17:7:23。
間違えやすい点:完成までの時間の比を、そのまま仕事量の比にしません。
第3問|二つの正方形の周回
この大問で学ぶこと
会えるのは共通の辺CDだけ
2人は共通辺では同じ向きに進みます。計算で得た時刻に、実際に両方がCD上にいるかまで確認します。
(1) 初めて同じ位置になる時刻
答え:1分40秒後
- 太郎はA→B→Cと100m進んでCDに入り、次郎はF→Cと50m進んでCDに入ります。
- 出発からの時間をt分とすると、Cからの進みは太郎75t−100、次郎45t−50。等しくなるのは差50mを毎分30mで詰める50÷30=5/3分。
- このときCから25mの位置で、両者ともCDの途中。5/3分=1分40秒。
間違えやすい点:同じコースを一周する問題と考え、初めの距離を無視しないようにします。
(2) 2回目に同じ位置になる時刻
答え:15分後
- 一周200mを何周したかの差が一つ増えるごとに、候補時刻は200÷(75−45)=20/3分ずつ増えます。
- 候補は5/3分、25/3分、15分。25/3分では太郎の進み625mの余りが25m、次郎375mの余りが175mで、太郎はAB上、次郎はEF上です。同じ位置にはいません。
- 15分では太郎1125mの余り125m、次郎675mの余り75m。どちらもCから25mなので、2回目は15分後です。
間違えやすい点:式の解が出ても、辺上にいる条件の確認を省略しません。
| 候補時刻 | 1分40秒 | 8分20秒 | 15分 |
|---|---|---|---|
| 太郎の位置 | CD | AB | CD |
| 次郎の位置 | CD | EF | CD |
| 判定 | 1回目 | 会わない | 2回目 |
第4問|4人の得点比
この大問で学ぶこと
和と差の関係を、同じ単位へそろえる
A−CとB−Dを一つの比で置き、合計の比と結びます。
(1) 上位2人と下位2人の合計
答え:17:8
- A+D=14k、B+C=11kと置きます。A−C:B−D=2:1から、A−C=2t、B−D=t。
- (A+D)−(B+C)=(A−C)−(B−D)=t=3k。
- 全員の合計は25k、(A+B)−(C+D)は3t=9k。したがって上位2人は17k、下位2人は8kです。
間違えやすい点:二つの比に、根拠なく同じ一単位を使わないようにします。
(2) Aの点数
答え:63点
- (A−C)+(B−D)=(A−D)+(B−C)=42+12=54。2:1なのでA−C=36、B−D=18。
- A−B=36−12=24、C−D=18−12=6。よって(A+D)−(B+C)=24−6=18。
- 14:11の差3が18点なので、A+D=84点。A−D=42点と合わせ、A=(84+42)÷2=63点。
間違えやすい点:求めたA63、B39、C27、D21で、二つの比と点差を確かめられます。
第5問|二等辺三角形と正三角形
この大問で学ぶこと
角度から高さを作り、面積へつなぐ
図3では、必要な長さを無理に小数で求めず、面積の関係を使う解法を紹介します。
(1) 頂角30°の二等辺三角形
答え:9cm²
- 等しい2辺は6cm。片方の先端から、もう片方の6cmの辺へ垂線を下ろします。
- 30°を含む直角三角形なので、その高さは斜辺6cmの半分の3cm。6×3÷2=9cm²。
間違えやすい点:二等辺三角形の底辺を6cmと取り違えないようにします。
(2) 三角形の面積から正方形へ
答え:28cm²
- 底角75°・75°の三角形なので、頂角は30°。等しい辺の長さをaとすると、面積はa×(a/2)÷2=a²/4。
- 面積7cm²からa²=28。正方形の下辺がこの等しい辺の一つなので、正方形の面積は28cm²。
間違えやすい点:底角30°の三角形と思い込まず、図の75°から角度をそろえます。
(3) 正方形と正三角形
答え:2.25cm²
- 直角三角形ADEとDCFは、斜辺DE=DF、辺AD=DCから合同。AE=CFとなるのでBE=BF=3cmです。
- ここでは直角三角形の三辺に作った正方形の面積関係を使います。三角形BEFからEF²=3²+3²=18。正三角形なのでDF²も18です。
- 正方形の一辺をs、FCをxとするとs−x=3。三角形DCFからs²+x²=18。一方、(s−x)²=9なので、2sx=18−9=9。求める面積sx÷2=9÷4=2.25cm²。
間違えやすい点:二乗は、その長さを一辺とする正方形の面積を表します。この関係を使う解法では、辺の長さそのものを求める必要はありません。
第6問|立方体を二つの平面で切る
この大問で学ぶこと
最初の切断結果を、次の切断へ引き継ぐ
立方体は一辺12cm、P・Qは指定辺の中点です。補助点Rなどは問題冊子の図へ書き込んでください。
(1) P・Q・Fで切る
答え:72cm³
- B側は三角すいB−PQFです。BP=BQ=6cm、2辺は直角なので、底面BPQは18cm²。
- Fから上面までの高さは12cm。18×12÷3=72cm³。
間違えやすい点:切り口の三角形PQFの面積を直接求めなくても、底面を選び直せます。
(2) P・Q・Eで切る
答え:504cm³
- BFをB側へ12cm延長した点をXとします。XE・XGと上面の交点がP・Qになるので、B側の立体は大きい三角すいX−EFGから小さい三角すいX−BPQを引いたものです。
- 大きい底面EFGは72cm²、高さXF=24cmなので576cm³。小さい底面BPQは18cm²、高さXB=12cmなので72cm³。
- 576−72=504cm³。
間違えやすい点:上面と底面の三角形の辺の比は1:2、体積比は1:8です。
(3) P・Q・EとB・D・Eで切る
答え:252cm³
- まずB・D・Eで切ったA側は三角すいA−BDEで、上面ABDを底面にすると72×12÷3=288cm³。
- 上面でPQとBDの交点をRとします。PQはACに平行。BDとACの交点をOとすると、BR=BO/2=BD/4です。BP:BA=1:2と合わせ、三角形BPRの面積はABDの1/8、つまり9cm²。
- P・Q・Eの平面でこの三角すいから除かれるのは三角すいE−BPR。体積は9×12÷3=36cm³。残りは288−36=252cm³。
間違えやすい点:(2)のB側をさらに半分にする説明ではありません。(3)は点Aを含む側を求めるので、残す側を改めて確かめます。
解き直しの進め方
第1・2問の計算と基本小問を整えてから、第4問の比の一単位を結びます。第3問は候補時刻における2人の場所を書き、第5問は合同や面積の根拠を確認してください。第6問は残す頂点を先に囲み、三角すいへ分けた式を図と対応させます。
正解を覚えているかではなく、使った条件を説明できるかを確認します。途中で止まった設問は、解説を読んだ後に閉じ、補助点・式・単位をもう一度自分で書いてみましょう。
赤羽で学習塾をお探しなら
- 会社名
- 進塾
- 住所
- 〒115-0055 東京都北区赤羽西1‐39‐1伊藤ビル3階
- 電話番号
- 03-5924-7747
