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城北埼玉中学校 2026年度 第1回 理科入試解説|大問別の考え方と解き直し

2026年10月28日

SUSUMU JUKU / 2026 EXAM REVIEW

答えの先に、解ける理由を。

城北埼玉中学校・2026年度 第1回 理科

2026年度第1回理科の4大問を、鏡、空気、体液のモデル、化石海水に分けて解説します。図を使う問いは、原問題の方眼や写真と併せて、作図する位置と判断の根拠を確認してください。

このページは問題冊子と一緒に読む解説です。問題文・原図の転載はせず、進塾独自の解説を掲載しています。

第1問|鏡に映る人と移動する観察者

この大問で学ぶこと

鏡の向こうの像へ直線を引く

反射の前後で角度が等しいことは、鏡の向こうへ対称な像を作ると直線として扱えます。鏡の両端を通る線が、見える範囲の境界です。

解き直しの到達点像と鏡の端を結び、見え始める位置を求める。

解くときの着眼点:像と鏡の端を結び、見え始める位置を求める。

問1|端ぎりぎりに映る人

D

  1. 太郎の像を鏡の向こうへ対称移動し、鏡の端から部屋側へ線を延ばします。
  2. 左端を通る境界線はDに届きます。B・Cは端より内側の反射点を使います。

間違えやすい点:人物と鏡を直接結ぶだけで、反射点を判定しない。

問2|見える順序

イ(A→F→E)

  1. 鏡へ近づくにつれて見える範囲が広がります。図の1m方眼で鏡までの距離を読むと、Aは2m、Fは1.5m、Eは0.5mで見え始めます。
  2. 初めの距離3mから進むので、A・F・Eの順です。

間違えやすい点:人物の近さではなく、鏡の端を通る線で判断する。

問3|全員が見えるまでの移動

2.5m

  1. 最後に見えるEと鏡の左端を結び、鏡の向こう側の直線を延ばします。太郎の移動線との交点は、鏡から0.5mです。
  2. 初めは鏡から3mなので、3-0.5=2.5m進む必要があります。

間違えやすい点:最後の0.5mを、そのまま移動距離として答えない。

問4|DとEが両端に映る位置

左の壁から7m、鏡の壁から2mの方眼の交点

  1. Eの像と鏡の左端、Dの像と鏡の右端をそれぞれ直線で結び、部屋側へ延長します。
  2. 2本の線の交点に点を打ちます。左の壁から7目盛り、鏡の壁から2目盛りの位置です。

間違えやすい点:左端・右端の組を逆にせず、部屋の中の交点を使う。

問5|花子が映る時間

オ(6秒以上7秒未満)

  1. 太郎の像と鏡の両端を結ぶ境界線を、花子の移動する線まで延ばします。左壁からの位置は1mと13/3mです。
  2. 見える区間の長さは13/3-1=10/3m。速さ0.5m/秒で割ると20/3秒、約6.67秒です。

間違えやすい点:スタートから見え始めるまでの時間を含めない。

第2問|空気の成分と重さ

この大問で学ぶこと

割合の合計と、実際に移した空気の量を使う

乾燥空気の割合は合計100%です。密度の計算では、ボンベに最初に入れた量ではなく、メスシリンダーへ移した分の体積と質量を対応させます。

解き直しの到達点重さの差と体積を同じ一回の移動でそろえる。

解くときの着眼点:重さの差と体積を同じ一回の移動でそろえる。

問1|最も多い成分

窒素

  1. 図の78.1%は窒素です。20.9%は酸素、0.04%は二酸化炭素に対応します。
  2. 空気全体と酸素を同じものとして扱わないことが基本です。

間違えやすい点:呼吸に必要だから最も多い、と考えない。

問2|酸素の集め方

ウ(水上置換法)

  1. 酸素は水に溶けにくいので、水を押し出して集める方法が使えます。
  2. 空気との混合を抑えて集めやすいことも、この方法の利点です。

間違えやすい点:酸素を水に非常によく溶ける気体としない。

問3|残る成分の割合

0.93%

  1. 100-78.1-20.9-0.04-0.03=0.93です。
  2. グラフに示されたすべての部分を引き、小数第2位まで示します。

間違えやすい点:0.04%と「その他0.03%」を同じ部分として扱わない。

問4|二酸化炭素の発生

ウ

  1. 大理石に薄い塩酸を加えると二酸化炭素が発生します。
  2. 二酸化マンガンと過酸化水素水は酸素、水素は火を近づけると燃える気体です。

間違えやすい点:気体の名称と発生法・性質を別々に暗記しない。

問5|1L当たりの重さ

1.2g/L

  1. 250mLを移したとき、ボンベの重さは125.2-124.9=0.3g減りました。
  2. 1L=1000mLは250mLの4倍なので、0.3×4=1.2g/Lです。

間違えやすい点:最初に入れた空気2.2gを250mLに対応させない。

問6|1m³当たりの重さ

1.2kg/m³

  1. 1m³=1000Lです。1.2g/L×1000L=1200gとなります。
  2. 1200gをkgへ直して1.2kg/m³です。

間違えやすい点:Lからm³、gからkgの両方の換算をする。

第3問|体温調節と体液のモデル

この大問で学ぶこと

水と塩分の量を、別々に追う

この大問では、本文の生理の説明と、体液を食塩水で表したモデルを読み取ります。計算上は、失う水分と塩分の割合が異なるため、もとの濃度へ戻っても全体量は戻りません。

解き直しの到達点本文の因果関係と、モデル中の全体量・塩分量を分ける。

解くときの着眼点:本文の因果関係と、モデル中の全体量・塩分量を分ける。

問1|熱失神の原因として示された関係

ア

  1. 本文では、皮膚近くの血管が拡張することと血圧が低下することの組合せを選びます。
  2. 拡張・収縮と、上昇・低下の二つを切り分けて確認します。

間違えやすい点:一つの語が合うだけで選択肢を決めない。

問2|汗で体温が下がる理由

記述例:汗が蒸発するとき、体から熱を奪うから。

  1. 液体の汗が気体になるには気化熱が必要で、その熱を皮膚から受け取ります。
  2. 汗を出すことだけでなく、蒸発する変化まで書きます。

間違えやすい点:汗が出た量だけで、蒸発を説明したことにしない。

問3|本文中のけいれんの原因

ウ

  1. この設問では、血液中の塩分濃度が減少することを選びます。
  2. 糖分・酸素・塩分のどの成分を問うかと、増減の向きをそれぞれ確認します。

間違えやすい点:食塩水モデルの途中の濃度上昇と、この設問の原因を混ぜない。

問4|塩分濃度を調節する器官

エ(腎臓)

  1. 腎臓は血液をもとに尿を作り、水や塩類などの排出量を調節します。
  2. 消化器官や、別の血液成分を扱う器官と区別します。

間違えやすい点:膀胱は尿を蓄える場所で、濃度を調節する腎臓とは役割が違う。

問5|濃度と残った体液量

①1%(計算値1.0125%)/②900g/③100g

  1. 汗として失う食塩0.9gを引くと、食塩は8.1g、食塩水は800g。8.1÷800×100=1.0125%なので、指定の整数は1です。
  2. 水のみを加えて0.9%にする全体量は8.1÷0.009=900g。初めの1000gとの差は100gです。

間違えやすい点:もとの濃度に戻ることと、もとの体液量に戻ることを区別する。

問6|本文から分かる二つの飲料の違い

塩分の濃度が高い。

  1. 設問は問題文で説明された用途や注意をもとに、二つの飲料の成分の違いを答えるものです。
  2. 補う対象が塩分であることへ戻し、濃度を比較します。

間違えやすい点:糖分が多い、という別の成分の比較へ置き換えない。

第4問|化石海水と日本列島の変化

この大問で学ぶこと

粒の大きさ、化石、古地図をつなぐ

海水を蓄える層と閉じ込める層は、水の通りやすさが違います。化石が示す時代と環境を分け、古地図では現在の位置ではなく当時の陸海の分布を確かめます。

解き直しの到達点示準化石と示相化石の役割を区別し、地図の記号へ戻す。

解くときの着眼点:示準化石と示相化石の役割を区別し、地図の記号へ戻す。

問1|堆積する材料

オ(A小石・B砂・C粘土)

  1. 小石と砂はすき間があり、海水を含む層になります。細かな粘土は水を通しにくく、上から閉じ込める層に対応します。
  2. 流れてきた粒は大きいものほど先に沈むことも、図の並びの手掛かりです。

間違えやすい点:水を含む層と、水を通しにくい層を逆にしない。

問2|地層の時代を示す化石

示準化石/エ

  1. 時代を絞るには、広い範囲に分布し、ある短い期間に生存した生物が役立ちます。
  2. 長期間存在すると、どの時代に積もったかを絞りにくくなります。

間違えやすい点:示相化石は環境を推定する役割。

問3|新生代の化石

エ(マンモス)

  1. マンモスは新生代を示す選択肢です。サンヨウチュウや恐竜とは時代を分けて整理します。
  2. サンゴの存在だけでは時代を一つに限定できません。

間違えやすい点:時代と環境を示す例を混同しない。

問4|当時の海の様子

島根県ア/宮城県イ

  1. サンゴの化石は浅く暖かい海、ホタテ貝は浅く冷たい海を考える手掛かりです。
  2. 同じ時代でも地域により水温などの環境が異なることを読み取ります。

間違えやすい点:海の生物だからすべて深い海、と判断しない。

問5|約1500万年前の古地図

イ

  1. 各地に海の生物の化石があるため、対応する記号の場所が当時海にあった図を選びます。
  2. 日本列島が大陸から離れていく過程と、四地点の陸海の条件を重ねるとイが対応します。

間違えやすい点:現在の都道府県の位置だけで古地図を選ばない。

解き直しの進め方

鏡の大問は対称な像を作り、両端へ結ぶ線を残して復習します。空気の重さと食塩水モデルは、移した量・残った量・もとの量を分け、単位と割合の基準をそろえましょう。

段階取り組むこと確認すること
1|原因を分ける間違えた問題を、知識・条件や根拠の読み違い・説明の不足に分けるどこで手が止まったかを言葉にする
2|解説を閉じる自分で根拠・図表・式・答案を組み立て直す答えだけでなく、その根拠や判断の理由を説明できるか
3|時間を空ける日を改め、類題と合わせて再挑戦する条件が変わっても使える考え方になったか

志望校の過去問を、次の学習計画へ

点数だけでは、次に何を直すべきかは決まりません。進塾では、解き方・答案の根拠・つまずいた箇所を確かめ、授業と家庭で取り組む内容を整理します。集団コース・個別指導のご相談を承ります。

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