2026年10月29日
SUSUMU JUKU / 2025 EXAM REVIEW
答えの先に、解ける理由を。
高輪中学校・2025年度 A 社会
中部地方、野尻湖を起点とする歴史、政治経済と環境資料が題材です。主要設問を使い、複数資料の条件を重ねる方法を解説します。
第1問|中部地方と地域社会
この大問で学ぶこと
地図・産業・人口から地域を説明する
問1・問2・問3・問4|気候とニュース
問1 イ/問2 ユネスコ世界ジオパーク/問3 災害関連死/問4 敦賀駅
- 静岡は冬日が少なく、年降水量が多いイの表に対応します。暑い日の数だけでなく冬日と降水量を組み合わせます。
- 白山手取川が認定されたのはユネスコ世界ジオパーク。避難生活の疲労などを原因とする死は災害関連死です。北陸新幹線が2024年に延伸した先は敦賀駅です。
問6・問7・問8・問9|文化財・産業・国籍
問6 ウ/問7 オ/問8 ア/問9 オ
- 富士山は他の文化遺産と登録基準が異なり、建築物・技術などの基準ivが適用されていません。世界遺産という共通点と、登録理由の違いを区別します。
- 冷凍水産物と静岡県の組合せが不適切です。越前人形の県は福井県で、新潟県ではありません。
- 日系人の来日増加と結び付く空欄はブラジルです。提示された2022年末の静岡県の表として読みます。
問12・問14|交通政策と水資源
問12 エ(LRT・新たな駅を設置)/問14:山がちな地形で、降水が特定の時期に集中するため。
- LRTは次世代型路面電車の仕組みです。富山の公共交通を、バスを利用するBRTと区別します。
- 年降水量が多くても、山がちで海へ流れ出やすく、雨の時期が偏れば安定して使える水は限られます。降水量と利用可能な水資源量は同じではありません。
第2問|野尻湖を起点に時代をたどる
この大問で学ぶこと
遺跡・改革・街道を時代ごとに整理する
問1・問2|幕末から明治の順序
問1 ウ→イ→ア→エ/問2 鳥羽・伏見の戦い
- 大政奉還(1867)→五箇条の御誓文(1868)→版籍奉還(1869)→岩倉使節団の派遣(1871)の順です。「奉還」という似た言葉を区別します。
- 戊辰戦争の最初の戦いは鳥羽・伏見の戦い。前後の大政奉還・王政復古と合わせて整理します。
問3・問4・問5|遺跡と国際連盟
問3 黒曜石/問4 オ(三内丸山遺跡)/問5 イ
- 石器の原料で、長野県の産地から離れた場所へも運ばれた石は黒曜石です。移動・交易を考える証拠になります。
- 青森県の縄文時代の遺跡は三内丸山遺跡。吉野ヶ里・板付などの弥生遺跡と区別します。
- 国際連盟を提唱したアメリカは加盟しませんでした。米国が常任理事国だったという説明は誤りです。
問6・問7・問8|街道と政治
問6 中山道/問7 公武合体/問8 ア(持統天皇)
- 下諏訪を通る五街道は中山道です。和宮の降嫁は朝廷と幕府の結び付きを強める公武合体と対応します。
- 藤原京へ遷都した持統天皇を、天武天皇や平城京の元明天皇と区別します。
問12|資料から考える産業
パネル3/例:製糸業が発展していたのではないか。
- 諏訪の御柱祭のパネルには、明治以降の産業の話題があります。蚕が桑の葉を食べるという手がかりを、養蚕・生糸・製糸業へつなげます。ものづくり一般とせず、産業名まで具体化します。
第3問|政治・経済・環境の資料
この大問で学ぶこと
総量・一人当たり・増加率を使い分ける
問2・問3|民営化と内閣
問2 エ/問3①吉田茂 ②イ ③議院内閣制
- 小泉内閣で民営化されたのは日本郵政公社です。国鉄や電電公社の民営化とは時期が異なります。
- 戦後2番目の首相は吉田茂。国会で選ばれた内閣総理大臣が国務大臣を任命し、国会に対して責任を負う仕組みは議院内閣制です。
問4・問5・問6・問7|地方自治と制度
問4 ア/問5 ウ/問6 イ(RCEP)/問7 オ(国土交通省)
- 市町村長を住民が直接選ぶ制度です。得票1位が過半数に届かない場合もあるため、常に「30%以上」とは限りません。
- 裁判員裁判は地方裁判所で行われます。地域的な包括的経済連携はRCEP、観光庁の所管は国土交通省です。
問8|物価と賃金
例:日本は他の先進国ほど賃金が上昇しておらず、物価上昇に見合う賃金上昇を目指したため。
- 1991年を1とする物価指数と、同じ年を100とする名目賃金の指数を比べます。軸の数値をそのまま引かず、基準年からどれだけ増えたかを比較します。
問9・問10|国名と排出量
問9 ベトナム/問10 エ(A誤・B正・C正)
- 1976年に南北が統一された国はベトナムです。
- 中国は107.6÷22.0≒4.89倍、インドは23.4÷5.7≒4.11倍なので、増加率が最大なのはインドではありません。
- 一人当たりではアメリカ46.2÷3.37≒13.7、日本10.1÷1.25≒8.1などと比べます。総排出量の最大国と、一人当たりの最大国を区別します。日本・ドイツなどは表の期間で減っています。
解き直しの進め方
地名の確認、出来事の順序、資料の計算を分けて復習し、間違えた理由を一言で説明しましょう。
| 段階 | 取り組むこと | 確認すること |
|---|---|---|
| 1|原因を分ける | 間違えた問題を、知識・条件や根拠の読み違い・説明の不足に分ける | どこで手が止まったかを言葉にする |
| 2|解説を閉じる | 自分で根拠・図表・式・答案を組み立て直す | 答えだけでなく、その根拠や判断の理由を説明できるか |
| 3|時間を空ける | 日を改め、類題と合わせて再挑戦する | 条件が変わっても使える考え方になったか |
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