武蔵中学校 2025年度 理科入試解説|大問別の考え方と解き直し

2026年10月27日

SUSUMU JUKU / 2025 EXAM REVIEW

答えの先に、解ける理由を。

武蔵中学校・2025年度 2月1日入試 理科

2025年度の武蔵中学校理科は、基礎小問、光と色を考える会話文、葉の実物観察という構成です。特に第2問では、色の名前を答えるだけでなく、光が反射・吸収される過程を説明する力が求められます。

このページは問題冊子と一緒に読む解説です。問題文・原図の転載はせず、進塾独自の解説を掲載しています。

第1問|身近な現象と基礎知識

この大問で学ぶこと

正しい二つを、理由まで選び切る

生物、天体、水の循環、溶解などの知識を短い選択肢で問います。知っている一文を見つけて終えるのではなく、各文の条件を確かめます。

解き直しの到達点選ばなかった文の誤りも、自分の言葉で直せるようにする。

解くときの着眼点:選ばなかった文の誤りも、自分の言葉で直せるようにする。

(1)~(6)|基礎小問の確認

(1)イ・カ/(2)エ・カ/(3)イ・ウ/(4)オ・カ/(5)イ・エ/(6)イ・オ。

  1. 各小問は二つずつ選ぶ条件です。まず分野ごとに、植物の分類、地球・天体、水の状態変化など、何の知識を使うかを決めます。
  2. 正しい選択肢に丸を付けた後、残った文のどの語が誤りなのかを線で示して確かめます。

間違えやすい点:一部が正しくても、一文の後半に誤りがあれば選べません。

(6)|溶解度表を使う復習

水の量と温度をそろえて、溶ける量・溶け残り・濃さを分ける。

  1. 水100gを基準とする表から、水が何倍なら溶ける量も何倍になると計算します。
  2. 濃さの分母は水だけではなく、水と溶けた物質を合わせた重さです。
  3. 冷やしたときは「もとの溶解量−冷却後に溶けていられる量」で析出を考えます。

間違えやすい点:加えた量と、実際に溶けている量を混同しないこと。

第2問|色・反射・吸収

この大問で学ぶこと

見えている色は、届いた光の色

会話形式の文章を読み、色が見える理由を反射と吸収で説明します。日常の「明るい・暗い」を、光がどう進んだかに置き換えることが中心です。

解き直しの到達点光源→物体→目の順に光の経路を説明する。

解くときの着眼点:光源→物体→目の順に光の経路を説明する。

問1~問3|光の色と見え方

問1 ウ・エ・カ/問2 ア・エ/問3 エ。

  1. 問1は太陽光を反射する金星・国際宇宙ステーション・土星の輪を選び、自ら光る恒星と区別します。
  2. 問2は満月が明け方に西、上弦の月が正午に東という位置関係を確かめます。
  3. 問3は平面鏡でつま先を見る問題です。つま先から目へ届く光が鏡で反射する位置は、目とつま先の高さの中間です。真上に跳ぶとこの位置も上がり、鏡の下端より上に入ってつま先を見られます。

間違えやすい点:白色光を当てたときの色が、どの照明でも同じだと思わないこと。

問4~問6|白く見えること、緑を利用すること

問4:さまざまな方向に反射すること。問5:緑を反射する葉は、吸収した赤や青の光を光合成に利用する。問6:青・緑・赤。

  1. 目に届く緑色と、植物が吸収して利用する光を分けます。
  2. 白く見える場合は、特定の一色だけでなく、複数の色の光が目に届くことに注目します。
  3. 色の説明では「反射」「吸収」のどちらの話かを必ず明示します。

間違えやすい点:葉が緑だから緑の光だけを使う、と逆に考えないこと。

問7・問8|雲の暗さと、黒い羽

問7:厚い雲では多くの光が反射され、下まで届く光が減る。問8:複雑な構造の中で光が反射を繰り返して吸収され、外へ戻りにくい。

  1. 雲では光の散乱・反射を何度も経るため、厚みが増すほど下側へ届く光が少なくなります。
  2. 黒い羽では、表面の形によって光が外へ戻る前に吸収されやすくなる点を説明します。
  3. どちらも暗く見えても、同じ理由として一括りにしないようにします。
二つの暗さを区別する
対象説明の軸
厚い雲の下下まで光が届きにくい
複雑な羽の構造外へ戻る前に光が吸収される
緑色の葉反射した光と吸収した光を分ける

間違えやすい点:黒い色素があるという説明だけで、問われた構造の働きを省かないこと。

第3問|三種類の葉の実物観察

この大問で学ぶこと

同じ視点で比べると、違いが見える

実物の葉を比較してスケッチする問題です。植物名を当てるだけではなく、形・葉脈・縁などを同じ基準で観察します。

解き直しの到達点比較項目をそろえて、言葉と図の両方で違いを表す。

解くときの着眼点:比較項目をそろえて、言葉と図の両方で違いを表す。

観察項目とスケッチ

観察の候補:葉全体の形、葉脈の分かれ方、葉の縁の形。

  1. 三枚すべてで確認できる項目を先に決めます。
  2. 大まかな輪郭を描き、主な葉脈、縁の切れ込みの順に加えます。
  3. 実物を見て確かめた違いを記述し、写真で判別できない細部は決め付けません。

間違えやすい点:一枚だけ違う尺度で描くと比較しにくくなります。大きさの扱いをそろえましょう。

解き直しの進め方

第2問を、反射する光・吸収する光・目に届く光の三つに分けて整理しましょう。実物観察は、見た事実と植物について知っていたことを分けて記録する練習が有効です。

段階取り組むこと確認すること
1|原因を分ける間違えた問題を、知識・条件や根拠の読み違い・説明の不足に分けるどこで手が止まったかを言葉にする
2|解説を閉じる自分で根拠・図表・式・答案を組み立て直す答えだけでなく、その根拠や判断の理由を説明できるか
3|時間を空ける日を改め、類題と合わせて再挑戦する条件が変わっても使える考え方になったか

志望校の過去問を、次の学習計画へ

点数だけでは、次に何を直すべきかは決まりません。進塾では、解き方・答案の根拠・つまずいた箇所を確かめ、授業と家庭で取り組む内容を整理します。集団コース・個別指導のご相談を承ります。

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