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世田谷学園中学校 2026年度 第1次 社会入試解説|大問別の考え方と解き直し

2026年10月29日

SUSUMU JUKU / 2026 EXAM REVIEW

答えの先に、解ける理由を。

世田谷学園中学校・2026年度 第1次 社会

石垣島の旅、歴史、食生活を題材とした3大問です。地図と統計、歴史の時代感覚、複数資料を使う記述の根拠を順に整理します。

このページは問題冊子と一緒に読む解説です。問題文・原図の転載はせず、進塾独自の解説を掲載しています。

第1問|石垣島から広がる地理

この大問で学ぶこと

地図・統計・写真を、地域の特徴で結び付ける

地図・統計・写真を、地域の特徴で結び付けるために、問題の条件を根拠と結び付けて整理します。

解き直しの到達点使った条件と結論のつながりを、解説を閉じて説明できること。

解くときの着眼点:条件を図や表に書き込み、変えたものと変えていないものを区別します。

問1・問2|緯度経度と日本の端

問1 イ/問2 イ

  1. 北緯24度付近はサウジアラビア、東経124度付近はフィリピンが対応します。緯度は東西の線、経度は南北の線をたどります。
  2. 日本の最東端は南鳥島で、東京都に属します。最北端・最南端の島名と行政区分も組にして覚えましょう。

間違えやすい点:答えだけでなく、図・条件・式の対応を問題冊子で確認しましょう。

問3・問4|地形と山の高さ

問3 カルスト地形/問4 エ

  1. 石灰岩が雨水などで溶かされて独特の地形ができるのはカルスト地形です。
  2. 八重山の最高峰525.5mに対して、阿蘇市の山はこれより高いと判断します。つくばの筑波山、堺市・倉敷市との比較では、都市名から山地の位置を地図で確かめます。

間違えやすい点:答えだけでなく、図・条件・式の対応を問題冊子で確認しましょう。

問5・問6・問7|特産品と生産地

問5 ア/問6 エ/問7 エ

  1. すいかは熊本・千葉・山形・鳥取などに産地がある円グラフに対応します。鹿児島・沖縄の2県へ集中するさとうきびと区別します。
  2. 石垣島周辺のビンナガはマグロの仲間で、暖流・寒流の混ざる海域を広く回遊する魚です。焼き物の組合せでは信楽焼と滋賀県を対応させます。

間違えやすい点:答えだけでなく、図・条件・式の対応を問題冊子で確認しましょう。

問8・問9|自然環境の保全

問8 白化現象/問9 ナショナルトラスト運動

  1. サンゴが高水温などの影響で共生する藻類を失い、白く見えるのが白化現象です。写真の見た目と原因をつなげます。
  2. 市民の寄付で土地を買い取り、自然や歴史的な環境を守るのがナショナルトラスト運動です。単にごみを拾う活動とは仕組みが異なります。

間違えやすい点:答えだけでなく、図・条件・式の対応を問題冊子で確認しましょう。

問10|人口ピラミッド

ア

  1. 石垣市の2020年人口は東京の世田谷区より小さいため、横軸の人数の規模を先に確認します。
  2. 若い世代から中年層に厚みがあり、頂上へ向かって細くなる形を、1990年の形との比較も含めて選びます。形だけでなく人数の目盛りが根拠になります。

間違えやすい点:答えだけでなく、図・条件・式の対応を問題冊子で確認しましょう。

第2問|縄文から戦後へ

この大問で学ぶこと

人物・政策・出来事を時代順に並べ直す

人物・政策・出来事を時代順に並べ直すために、問題の条件を根拠と結び付けて整理します。

解き直しの到達点使った条件と結論のつながりを、解説を閉じて説明できること。

解くときの着眼点:条件を図や表に書き込み、変えたものと変えていないものを区別します。

問1・問2・問3|政治と古代のくらし

問1 ウ/問2 野尻湖/問3 ア

  1. 1974年のノーベル平和賞受賞者は佐藤栄作です。人物の在任時期と出来事を対応させます。
  2. ナウマンゾウの化石で知られる長野県の湖は野尻湖。縄文時代の遺物でないのは、弥生時代の稲作と関係する田げたです。

間違えやすい点:答えだけでなく、図・条件・式の対応を問題冊子で確認しましょう。

問4・問5|平安文化と承久の乱

問4 ウ/問5 承久の乱

  1. 写真のうち藤原氏と関係する平等院鳳凰堂を選びます。金閣・東大寺南大門など、別の時代の建築と区別します。
  2. 後鳥羽上皇が鎌倉幕府を倒そうとして起こした1221年の戦いが承久の乱です。朝廷と幕府の力関係がどう変わったかまで整理します。

間違えやすい点:答えだけでなく、図・条件・式の対応を問題冊子で確認しましょう。

問6・問7|戦国の人物

問6 ア/問7 ウ

  1. 鉄砲を戦闘へ本格的に取り入れたのは戦国時代の大名たちであり、8代将軍足利義政が種子島を多く譲り受けていたという説明は時代が合いません。
  2. 肖像の組合せでは、織田信長は誤り、豊臣秀吉・徳川家康は正しい組合せです。ひげや衣服だけに頼らず、教科書の肖像と照合します。

間違えやすい点:答えだけでなく、図・条件・式の対応を問題冊子で確認しましょう。

問8・問9・問10|江戸から世界大戦へ

問8 エ/問9 エ/問10 エ

  1. 参勤交代を制度として整えたのは徳川家光の時代です。徳川綱吉の政策であるかを区別します。
  2. 日露戦争後のポーツマス条約では賠償金が得られず、日比谷焼き打ち事件につながりました。
  3. 第一次世界大戦でドイツ・オーストリア側と、イギリス・フランス側を区別します。イタリアは当初の三国同盟の関係を離れ、連合国側で参戦しました。

間違えやすい点:答えだけでなく、図・条件・式の対応を問題冊子で確認しましょう。

第3問|食生活・宗教・環境

この大問で学ぶこと

割合の計算と、資料の根拠を使った記述を組み合わせる

割合の計算と、資料の根拠を使った記述を組み合わせるために、問題の条件を根拠と結び付けて整理します。

解き直しの到達点使った条件と結論のつながりを、解説を閉じて説明できること。

解くときの着眼点:条件を図や表に書き込み、変えたものと変えていないものを区別します。

問1|食肉の消費量

ウ

  1. 令和4年の豚肉は13.1kg、食肉合計は33.9kgです。13.1÷33.9×100≒38.6%なので約39%です。
  2. 魚介類は長期的に減る傾向でも、毎年必ず減るとは限りません。グラフの一部の増減も確認します。

間違えやすい点:答えだけでなく、図・条件・式の対応を問題冊子で確認しましょう。

問2|沖縄の牛乳パック

解答例:容量が1Lではなく946mLで、アメリカ統治期の単位の名残がある。

  1. 資料の1ガロンは約3.785L。1クォートはその4分の1なので約0.946L=946mLです。
  2. 写真から容量の違いを1点取り出し、沖縄が戦後アメリカに統治されていた歴史と結び付けます。「量が少ない」だけでは理由が足りません。

間違えやすい点:答えだけでなく、図・条件・式の対応を問題冊子で確認しましょう。

問3・問4|食肉生産とイヌイット

問3 エ/問4 ウ

  1. 鶏肉は上位3か国で1960+1452+1430=4842、世界12363に対して3分の1を超えます。
  2. 資料ではトナカイを飼育するのはサーミ人で、イヌイットとは異なります。野菜が採れないからといってビタミン不足になるとは限らず、生肉から摂取する食文化が説明されています。

間違えやすい点:答えだけでなく、図・条件・式の対応を問題冊子で確認しましょう。

問5・問6|輸入のリスクと食品ロス

問5 イ/問6 ア

  1. 世界的な干ばつ・価格高騰が起きると、輸入に依存する食品の価格や供給へ影響が及びます。「国内の物価が上がるのに家計の負担がかからない」という説明はつながりません。
  2. 地元の食材を選ぶ地産地消、普段捨てる部分を活用すること、訳あり品の活用は、環境負荷や食品ロスを減らす工夫です。流行だけを理由に特定の肉を大量に食べる説明は選びません。

間違えやすい点:答えだけでなく、図・条件・式の対応を問題冊子で確認しましょう。

問7|代替肉と温室効果ガス

解答例:牛のげっぷや排せつ物から出るメタンなどを減らせるため。

  1. 会話文の環境に関する部分へ戻り、牛の飼育による温室効果ガス排出と結び付けます。
  2. 植物由来の代替肉なら必ずあらゆる面で環境負荷が小さい、と広げすぎず、本問が求めるメタン排出との関係を答えます。

間違えやすい点:答えだけでなく、図・条件・式の対応を問題冊子で確認しましょう。

問8|豚とラクダの飼育頭数

解答例:豚はイスラム教の食の禁忌、ラクダは乾燥地域への適応が分布に影響する。

  1. イスラム教では豚肉を食べないため、イスラム教徒が多い国では豚の飼育が少ないことが表と宗教分布に対応します。
  2. ラクダは乾燥した地域に適応しており、乾燥帯に位置する国で多く飼育されています。国名を並べるだけでなく、地図の宗教・気候と表の頭数をつなげます。

間違えやすい点:答えだけでなく、図・条件・式の対応を問題冊子で確認しましょう。

解き直しの進め方

選択問題でも根拠となる数値や時代を言葉にします。記述は「資料から分かる事実」と「理由」を分けて書き、最後につなげて答案にしましょう。

段階取り組むこと確認すること
1|原因を分ける間違えた問題を、知識・条件や根拠の読み違い・説明の不足に分けるどこで手が止まったかを言葉にする
2|解説を閉じる自分で根拠・図表・式・答案を組み立て直す答えだけでなく、その根拠や判断の理由を説明できるか
3|時間を空ける日を改め、類題と合わせて再挑戦する条件が変わっても使える考え方になったか

志望校の過去問を、次の学習計画へ

点数だけでは、次に何を直すべきかは決まりません。進塾では、解き方・答案の根拠・つまずいた箇所を確かめ、授業と家庭で取り組む内容を整理します。集団コース・個別指導のご相談を承ります。

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