2026年10月30日
SUSUMU JUKU / 2024 EXAM REVIEW
答えの先に、解ける理由を。
浦和実業学園中学校・2024年度 第1回午前・4科型 社会
各大問から主要設問を取り上げ、知識の確認に加えて、地図・統計・文章資料のどこを根拠に判断するかを解説します。制度・統計・料金などは、それぞれの入試問題が指定する時点に沿って読んでください。
このページは問題冊子と一緒に読む解説です。問題文・原図の転載はせず、進塾独自の解説を掲載しています。
第1問|関東・東北の地理
この大問で学ぶこと
県境・農業・気候を地図の上で結び付ける
解き直しの到達点使った条件と結論のつながりを、解説を閉じて説明できること。
問1・問2
7都県/前橋市
- 埼玉に接するのは東京・千葉・茨城・栃木・群馬・長野・山梨です。地図を時計回りになぞると数え落としを防げます。
- 群馬県の県庁所在地は前橋市。人口の多い高崎市と区別します。
問3
ウ(近郊農業)
- 都市の消費者に新鮮な野菜を届けるため都市近くで行う農業です。円グラフでは栃木県14.8%が最多の野菜を扱っています。
- 施設園芸は設備、促成・抑制栽培は出荷時期に着目した言葉で、近郊農業とは分類の視点が違います。
問4
(1)ア/(2)イ
- 桃の生産1位は山梨県なので、福島県が全国1位というアが誤りです。花や実を間引いて育てる説明は正しい内容です。
- 喜多方の雨温図と桜の開花日の線を照合すると、4月下旬以降とするイは遅すぎます。地域と凡例を確認します。
第2問|災害からたどる日本史
この大問で学ぶこと
災害の年代と政治・社会の動きを対応させる
解き直しの到達点使った条件と結論のつながりを、解説を閉じて説明できること。
問1〜問3
山本権兵衛/菅直人/富本銭
- 関東大震災は1923年、直後に第2次山本権兵衛内閣が成立しました。東日本大震災は2011年の菅直人内閣時です。
- 古代の銅銭は、問題が求める日本最古の富本銭を答えます。和同開珎と混同しません。
問4・問5
日米和親条約/イ(壬申の乱)
- 1854年、下田・箱館を開き薪水や食料などの供給を約したのが日米和親条約です。貿易を始める1858年の条約とは区別します。
- 大海人皇子と大友皇子の皇位争いは672年の壬申の乱。その後、大海人皇子が天武天皇になります。
問6
噴火による火山灰が日光をさえぎり、冷害となったため。
- 設問指定の火山灰・日光を入れ、噴火→日照の減少→冷害→作物への被害のつながりを示します。単に「噴火したから」で止めません。
問7〜問9
イ/ア(享保の改革)/ポーツマス条約
- 十返舎一九の東海道中膝栗毛は江戸の町人文化です。芭蕉は奥の細道、役者絵で有名なのは東洲斎写楽と整理します。
- 徳川吉宗は享保の改革。日露戦争後のポーツマス条約で南満州の鉄道の権益などが日本に移りました。
第3問|地方自治と国の政治
この大問で学ぶこと
住民の参加方法と国会の仕組みを区別する
解き直しの到達点使った条件と結論のつながりを、解説を閉じて説明できること。
問1
ウ(予算の決議)
- 住民の直接請求には条例の制定・改廃、議会解散、首長等の解職などがあります。予算そのものを決議するのは議会です。
問2〜問4
国事行為/民主主義/住民投票
- 天皇が内閣の助言と承認に基づいて行う憲法上の仕事を国事行為といいます。天皇は国政に関する権能を持ちません。
- 地方自治は民主主義の学校と呼ばれます。地域の重要事項について住民の意思を直接問う仕組みは住民投票です。
問5
イ
- 衆議院は任期4年で解散があり、参議院は任期6年で解散がありません。任期と解散の有無を対比して理解します。
- 設問の誤答では被選挙権や優越の説明を入れ替えています。衆議院25歳、参議院30歳という出題時の条件と対応させます。
解き直しの進め方
地理は地図と統計を往復し、歴史は出来事を年表に置き直します。公民の選択肢は誤っている語句を直し、正しい文章として説明できるところまで確認しましょう。
| 段階 | 取り組むこと | 確認すること |
|---|---|---|
| 1|原因を分ける | 間違えた問題を、知識・条件や根拠の読み違い・説明の不足に分ける | どこで手が止まったかを言葉にする |
| 2|解説を閉じる | 自分で根拠・図表・式・答案を組み立て直す | 答えだけでなく、その根拠や判断の理由を説明できるか |
| 3|時間を空ける | 日を改め、類題と合わせて再挑戦する | 条件が変わっても使える考え方になったか |
志望校の過去問を、次の学習計画へ
点数だけでは、次に何を直すべきかは決まりません。進塾では、解き方・答案の根拠・つまずいた箇所を確かめ、授業と家庭で取り組む内容を整理します。集団コース・個別指導のご相談を承ります。
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