2026年10月30日
SUSUMU JUKU / 2026 EXAM REVIEW
答えの先に、解ける理由を。
浦和明の星女子中学校・2026年度 第1回 社会
主要設問を取り上げ、選択肢の正誤を判断する根拠と、資料を読む着眼点を解説します。統計や制度、時事問題は当該入試の問題文が指定する時点に沿って確認してください。
このページは問題冊子と一緒に読む解説です。問題文・原図の転載はせず、進塾独自の解説を掲載しています。
第1問|鹿児島を起点に地理を読む
この大問で学ぶこと
緯度・火山・水産業の条件をつなぐ
解き直しの到達点使った条件と結論のつながりを、解説を閉じて説明できること。
問1・問2
イ/カ
- 鹿児島の明治日本の産業革命遺産の構成資産は旧集成館。松下村塾は山口、三池炭鉱は福岡・熊本、旧グラバー住宅は長崎です。
- 2023年公表の島数では長崎・北海道・鹿児島の順。集計基準と年をそろえて判断します。
問3
(1)ア/(2)ウ
- 北緯30度はエジプト・イラン・アメリカ・メキシコを通ります。ケニアやブラジルなど赤道・南半球の国を混ぜた組を除きます。
- 緯度差5度の南北距離は111×5=555km。経度差と違い、子午線に沿う緯度1度の距離を使います。
問4〜問6
カルデラ/ウ/1973年
- 大規模噴火などでできた大きな凹地がカルデラです。鹿児島湾の地形と火山の関係を確認します。
- ガウディのサグラダ・ファミリアはスペイン。ヴェネツィア、バチカン、パリの説明と区別します。第一次石油危機は1973年です。
問8
(1)ウ/(2)ウ
- 輸入量は1990年代以降に大きく増えたウの線です。遠洋漁業など国内の生産量との推移の違いを見ます。
- 黒潮は暖流で、九州南方から日本の太平洋岸に沿って北東方向へ進みます。選択肢では北方へ流れる暖流です。
第2問|紙と社会の日本史
この大問で学ぶこと
素材の普及を時代・政策・企業へつなぐ
解き直しの到達点使った条件と結論のつながりを、解説を閉じて説明できること。
問1〜問3
エ/ウ/エ
- 弥生の環濠集落は周囲を溝で囲みます。木簡は縄文の三内丸山で多数発見されたものという説明は誤りです。
- 5世紀の古墳出土品として仏像を挙げるウを除きます。製紙技術を伝えたとされる僧は曇徴です。
問4・問5
イ/ア
- 奈良時代には寺院で写経が盛んになり紙の需要が増えました。源氏物語絵巻などの成立時期と区別します。
- 中尊寺金色堂は藤原清衡、瀬戸内の海賊討伐は平忠盛、琉球征服は島津家久、三好長慶に追放されたのは細川晴元と対応させます。
問6〜問8
イ/エ/ウ
- 正長元年の土民蜂起と徳政を求める史料が室町の一揆です。伴天連追放令、倭の五王、生類憐みの令とは時代が違います。
- 江戸の旅の流行に関係するのは東海道中膝栗毛。大坂の蔵屋敷への取引額で最も大きい品は米です。
問9・問10
(1)ア・(2)ウ/ア
- 抄紙会社の設立を指導した人物は渋沢栄一。地租改正で地券の需要が生じたことが製紙業の発展につながりました。
- 1923年の関東大震災は企業経営にも影響しました。満州事変1931年、二・二六事件1936年と年を分けます。
第3問|税・選挙と民主政治
この大問で学ぶこと
対象と条件を読み、断定し過ぎた説明を除く
解き直しの到達点使った条件と結論のつながりを、解説を閉じて説明できること。
問1・問2
累進課税/イ
- 所得が増えるほど税率が高くなる仕組みは累進課税です。一定税率の消費税の負担感との違いを考えます。
- 法律案の審議は必ず衆議院が先というわけではありません。予算の先議権などとの混同を除きます。
問4・問5
エ/ア
- 物価上昇の説明ではBの円安による輸入価格上昇が正しく、AとCは資料の原因説明として誤りです。備蓄米の放出・増量、地震の注意情報などを取り違えないようにします。
- 公的年金は現役世代の保険料などで高齢者を支える仕組みです。成人全員が介護保険の被保険者になる、医療費の自己負担がなくなる、施設入所が義務になるという説明は誤りです。
問7・問8
ウ/ア
- 検察審査会は検察官の不起訴処分の当否を市民が審査します。裁判員が裁判官なしで判断する仕組みではありません。
- 住民投票には地方特別法への同意や、地域の重要問題について意思を確かめるものがあります。国政上の国庫支出金の使途を決める制度とは区別します。
問9
ア
- 小選挙区制は1人しか当選しないため死票が多くなる傾向、比例代表制は得票に応じて議席が配分され死票が少なくなる傾向です。
- 衆議院は小選挙区と比例代表、参議院は選挙区と比例代表。各方式の特徴と、どちらの議院が採用するかを両方確認します。
解き直しの進め方
選択肢の誤っている地名・人物・年代・制度を直して正しい文にします。統計は対象年・単位・比較対象を確認し、別の資料でも判断できるように復習しましょう。
| 段階 | 取り組むこと | 確認すること |
|---|---|---|
| 1|原因を分ける | 間違えた問題を、知識・条件や根拠の読み違い・説明の不足に分ける | どこで手が止まったかを言葉にする |
| 2|解説を閉じる | 自分で根拠・図表・式・答案を組み立て直す | 答えだけでなく、その根拠や判断の理由を説明できるか |
| 3|時間を空ける | 日を改め、類題と合わせて再挑戦する | 条件が変わっても使える考え方になったか |
志望校の過去問を、次の学習計画へ
点数だけでは、次に何を直すべきかは決まりません。進塾では、解き方・答案の根拠・つまずいた箇所を確かめ、授業と家庭で取り組む内容を整理します。集団コース・個別指導のご相談を承ります。
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