2026年10月30日
SUSUMU JUKU / 2026 EXAM REVIEW
答えの先に、解ける理由を。
浦和明の星女子中学校・2026年度 第1回 理科
各大問の主要設問を、原問題の実験条件・数値・図表に沿って解説します。知識問題と、資料を使ってその場で考える問題を分けて復習しましょう。
このページは問題冊子と一緒に読む解説です。問題文・原図の転載はせず、進塾独自の解説を掲載しています。
第1問|水の状態変化と湿度
この大問で学ぶこと
熱量・気化・温度計の役割をつなげる
解き直しの到達点使った条件と結論のつながりを、解説を閉じて説明できること。
問1
a50000cal/b22.5g
- 1gの水を1℃上げる熱量が1calなので、500gを100℃上げるには500×100=50000calです。
- 100℃の水500gを同温の水蒸気にする熱量は500×539=269500cal。燃料は269500÷12000=約22.458gなので22.5gです。温度を上げる熱と状態を変える熱を区別します。
問2・問3
ア/あア・いカ
- 熱は温度の高い側から低い側へ移り、等温で正味の移動が止まります。湯の中の紙コップは約100℃になっても、さらに気化に必要な熱を受け続けられないため沸騰しません。
- 正午は太陽から熱が供給され続け、熱いアスファルトでは水が早く蒸発して効果が続きにくい、という説明を選びます。
問4・問5
ウ/エ
- 蒸発しやすいのは温度が高く、同じ温度なら湿度が低い条件です。選択肢では25℃で水蒸気6g/m³のウ。
- 日本の夏の高温多湿に対応するのは南方の海洋でできた気団です。
問6(a)・(b)
ア/29.1
- 乾球は気温、湿球は水の蒸発で冷やされた温度です。図から乾球29℃、湿球28℃を読みます。
- 与えられた式に入れると0.7×28+0.2×33+0.1×29=29.1です。この計算は問題資料の条件に沿ったものです。
問6(c)・(d)
ア/ア・イ
- 風による蒸発の促進で湿球の温度が下がります。式の係数も湿球0.7が最大です。
- 表の31以上という条件に対し、アは31.1、イは31.8、ウは30.5、エは30.6。したがってア・イを選びます。実際の活動判断ではなく設問の数値比較として確認します。
第2問|過酸化水素水と酸素
この大問で学ぶこと
触媒の量と反応物の量を区別する
解き直しの到達点使った条件と結論のつながりを、解説を閉じて説明できること。
問1(a)
84mL
- 表では二酸化マンガンを1〜3gに変えても、同じ過酸化水素水なら発生量は同じです。5%を5mLなら84mLと読みます。
問1(b)・(c)
210mL/60.48mL
- 発生する酸素は過酸化水素水の濃さと体積に比例します。基準は5%・1mLで16.8mLです。
- 25%・2.5mLでは16.8×5×2.5=210mL。12%・1.5mLでは16.8×12/5×1.5=60.48mLです。
問2
aウ/b①・②・③
- 酸性・中性・アルカリ性の影響を調べるには温度などをそろえます。Aさんは比較したい条件だけを変えています。
- Bさんは温度と加えた液体を同時に変えているため、差がどちらによるか判断できません。酸性・中性・アルカリ性の比較は①②③を使います。
第3問|チョウの生存と産卵行動
この大問で学ぶこと
個体数の分母と仮説の検証方法を読む
解き直しの到達点使った条件と結論のつながりを、解説を閉じて説明できること。
問1・問2
ア/ア・イ
- モンシロチョウの食草はアブラナの仲間です。レタスはキクの仲間で、ハクサイ・ブロッコリー・コマツナ・キャベツと違います。
- ナミアゲハの卵から羽化までに適さない写真はアとイ。幼虫・蛹・成虫の姿を別種のものと区別します。
問3(a)
16頭
- 4回脱皮後の49頭のうち蛹になったのは5頭なので、この期間の減少は44頭。半分22頭がハチに食べられ、これが半減すれば11頭が新たに生き残ります。
- 元の5頭に11頭を加えて16頭です。49頭全体の半分を計算しないことが大切です。
問3(b)
2%
- 100頭の雌が各100卵を産むので卵は10000個。次世代の雄100・雌100の計200頭が必要です。
- 200÷10000×100=2%です。雌だけを数えて1%としないようにします。
問4(a)
ア
- 前脚で葉の味を確かめる仮説が正しければ、食草でないツツジにも一旦止まり前脚で触れるが、産卵はしないと予測できます。
- 見た目だけで葉を判別して止まったという可能性を、実験で切り分けます。
解き直しの進め方
実験で変えた条件を一つずつ確認し、使った数値の単位をそろえます。解説を閉じて、結論の根拠となる表の行・図の位置・計算式を自分で示しましょう。
| 段階 | 取り組むこと | 確認すること |
|---|---|---|
| 1|原因を分ける | 間違えた問題を、知識・条件や根拠の読み違い・説明の不足に分ける | どこで手が止まったかを言葉にする |
| 2|解説を閉じる | 自分で根拠・図表・式・答案を組み立て直す | 答えだけでなく、その根拠や判断の理由を説明できるか |
| 3|時間を空ける | 日を改め、類題と合わせて再挑戦する | 条件が変わっても使える考え方になったか |
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