2026年10月30日
SUSUMU JUKU / 2024 EXAM REVIEW
答えの先に、解ける理由を。
浦和明の星女子中学校・2024年度 第1回 理科
各大問の主要設問を、原問題の実験条件・数値・図表に沿って解説します。知識問題と、資料を使ってその場で考える問題を分けて復習しましょう。
このページは問題冊子と一緒に読む解説です。問題文・原図の転載はせず、進塾独自の解説を掲載しています。
第1問|LEDと回路
この大問で学ぶこと
電流の向きと必要な電圧を別々に確かめる
解き直しの到達点使った条件と結論のつながりを、解説を閉じて説明できること。
問1・問2
ア/15個
- 電池を同じ向きに直列につなぐほど電圧は大きくなります。同じ数のLEDなら1個あたりの電圧も大きくなります。
- 電池17個は1.5×17=25.5V。LED1個に1.6V以上必要なので、25.5÷1.6=15余り1.5。最大15個です。
問3
カ
- 実験6は電池2個を直列、LED3個を並列にし、その1個だけ向きを逆にした回路です。電池の並列・直列とLEDの並列・直列をそれぞれ確かめます。
問4
a:イ・エ・カ/b:オ
- aではLEDの代わりに導線がある枝を通る経路も確かめます。Aが順方向で、必要な電圧を受けられる経路があるものを選びます。
- bでは電池3個で4.5Vになります。Aと、順方向のBまたはCが直列になるオなら各LEDに必要な電圧をかけられます。LEDを短絡している枝ではB・Cは光りません。
第2問|原子のモデルと化学変化
この大問で学ぶこと
粒の数・体積比・質量比を使い分ける
解き直しの到達点使った条件と結論のつながりを、解説を閉じて説明できること。
問1
a16.4g/b7g
- 二酸化炭素44gに炭素12gが含まれるので、60gなら60×12/44=約16.4gです。
- 二酸化炭素55gをつくった炭素は55×12/44=15g。22−15=7gが燃え残ります。bの答えは7gであり、15gは反応した量です。
問2
5L
- A:B:Cの反応体積比は3:1:2です。B3Lの50%、すなわち1.5Lが反応したので、Aは4.5L減り、Cは3L生じます。
- 残るAは5−4.5=0.5L、Bは3−1.5=1.5L。Cの3Lと合わせ0.5+1.5+3=5Lです。
問3・問4
エ/1:12
- Aの粒2個と酸素の粒1個から、Dの粒2個ができます。反応前後の原子の個数をそろえるとDの1粒はAの原子2個・酸素原子1個です。
- Aの原子4個で6g、酸素原子2個で48gなので、原子1個の質量比A:酸素=1:16。炭素:酸素=3:4より、A:炭素=1:12です。
第3問|呼吸と気体の量
この大問で学ぶこと
取り込む量と出す量の差を読む
解き直しの到達点使った条件と結論のつながりを、解説を閉じて説明できること。
問1
281.25cm³
- 吸気と呼気の酸素割合の差は20.94−16.44=4.5%。1分の空気量は250×25=6250cm³。
- 体内へ取り込む酸素は6250×0.045=281.25cm³です。
問2(a)・(b)
エ/しゃっくり
- 吸気ではろっ骨が上・外側へ動き、横隔膜が下がり、胸の空間が広がります。
- 横隔膜の不随意なけいれんによる現象はしゃっくりです。
問3
aオ/b0.175cm³
- Aの水の移動は、二酸化炭素放出量と酸素吸収量の差です。移動が0でも呼吸していないとは言えません。
- Bは二酸化炭素が薬品に吸収されるので酸素吸収を測れます。5分で0.7cm、1分0.14cm。気体1cm³で0.8cm動くので0.14÷0.8=0.175cm³。Aが変化しないことから放出二酸化炭素も同量です。
第4問|柱状図と地層の傾き
この大問で学ぶこと
深さを標高に換算して同じ層を比べる
解き直しの到達点使った条件と結論のつながりを、解説を閉じて説明できること。
問1
エ
- 古い下側から読むと泥岩→砂岩→れき岩、火山灰層をはさんでれき岩→砂岩→泥岩です。
- 粒の細かい泥は深い海、粗いれきは浅い海でたまりやすいので、浅くなった後、再び深くなったと読みます。
問2・問3
Dキ・Eウ/イ・オ
- Aの標高80mで火山灰層上端の深さ24mなら層の標高は56m。Bでは75−20=55m、Cでは75−24=51mです。
- 同じ層が西から東、北から南へ低くなります。地表の標高変化も加味してDとEの深さを求めると、Dキ・Eウです。
問4
ア(泥岩)/3m
- Fの地表標高は65mです。地層の傾きを使い同じ層の境界標高を延ばすと、泥岩とその下の砂岩の境界は62m。
- 表面に泥岩が見え、65−62=3m掘ると下の砂岩が見えます。
解き直しの進め方
実験で変えた条件を一つずつ確認し、使った数値の単位をそろえます。解説を閉じて、結論の根拠となる表の行・図の位置・計算式を自分で示しましょう。
| 段階 | 取り組むこと | 確認すること |
|---|---|---|
| 1|原因を分ける | 間違えた問題を、知識・条件や根拠の読み違い・説明の不足に分ける | どこで手が止まったかを言葉にする |
| 2|解説を閉じる | 自分で根拠・図表・式・答案を組み立て直す | 答えだけでなく、その根拠や判断の理由を説明できるか |
| 3|時間を空ける | 日を改め、類題と合わせて再挑戦する | 条件が変わっても使える考え方になったか |
志望校の過去問を、次の学習計画へ
点数だけでは、次に何を直すべきかは決まりません。進塾では、解き方・答案の根拠・つまずいた箇所を確かめ、授業と家庭で取り組む内容を整理します。集団コース・個別指導のご相談を承ります。
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