2026年10月28日
SUSUMU JUKU / 2024 EXAM REVIEW
答えの先に、解ける理由を。
淑徳与野中学校・2024年度 第1回 社会
2024年度第1回の社会を、教育史・高知県・公民の3大問から解説します。重要設問ではランキングや地形図の根拠を確認し、資源管理や制度を理由まで理解できる形に整理します。
このページは問題冊子と一緒に読む解説です。問題文・原図の転載はせず、進塾独自の解説を掲載しています。
第1問|教育の歴史と資料
この大問で学ぶこと
教科書の知識と、図から読める事実を区別する
古代から近代までの教育と女性の社会進出を扱います。職業ランキングや寺子屋の図では、一般知識ではなく資料が実際に示すことを選びます。
解くときの着眼点:資料にない内容を、思い込みで補わずに判断する。
問1・問3|古代と戦国の教育
大宝律令。イエズス会、醤油。
- 701年の大宝律令で国家制度が整備されたことを教育機関の成立と結ぶ。
- 足利学校を評したザビエルとイエズス会、野田・銚子と醤油を関連づける。
間違えやすい点:題材が教育でも、地名から産業へ問われることがある。
問4・問5|図とランキング
寺子屋の図はイ、鳴滝塾はシーボルト(エ)。タイピストの説明はイ。
- 寺子屋で学ぶ姿の違いから、一人ひとりの進度が異なると読み取る。
- タイピストは本人の希望順位、社会的な評価、雑誌の記事の継続性という異なる欄を比較する。
間違えやすい点:自分が希望する職業と、社会的に評価される職業は同じ欄ではない。
問6・問7|戦時下と戦後の教育
天皇・皇后の写真(ウ)。1989年の出来事は昭和から平成への改元(エ)。
- 奉安殿に納めた写真と教育勅語を、当時の国家と学校の関係として理解する。
- 条約採択年と同じ年の出来事を選ぶため、1989年を基準にする。
間違えやすい点:戦時下の制度を現在の学校制度に当てはめない。
第2問|高知県の自然・産業・観光
この大問で学ぶこと
地域の魅力と、資源を持続させる課題を読む
気候、農業、地形図、カツオ漁、文化交流を高知という地域に結びつけます。複数資料を使う設問では、広域の動きと地域の水揚げの違いを考えます。
解くときの着眼点:資料の範囲と、原因から対策へのつながりを確認する。
問1〜問3|地形と気候・農業
室戸岬、雨温図エ、野菜はピーマン・なす(ウ)。
- 東側の室戸岬、西側の足摺岬を地図で区別する。
- 温暖で降水量が多い雨温図、県別の野菜収穫量を照合し、知っている特産品だけで決めない。
間違えやすい点:年平均気温と、台風期を含む降水量の形を合わせて判断する。
問4|地形図と縮尺
誤りはウ、観察地点はB。
- 2万5千分の1では1cmが250m。6cmなら1500mになる。
- 山頂の高さ、等高線の間隔、川の上下流と橋の順序をそれぞれ確認する。
間違えやすい点:等高線の間隔が狭いほど急。山頂が高いことと、道筋の勾配が急なことは同じではない。
問5|カツオの漁獲と資源管理
原因イ、対策Bはカ、Cはク。
- 産卵・成育する海域での漁獲と、日本近海へ北上する量の関係を読む。
- 産卵前の小さい個体を取らない、一本釣り等で漁獲量を抑えるという選択肢を、資源を残す目的へ結ぶ。
間違えやすい点:海域全体の漁獲量が増えても、高知の水揚げも必ず増えるわけではない。
問6・問7|輸出品と人口
磁器・陶器。価格は安い(低い)。人口の流出は過疎。
- 表で輸出順位が上がる割れ物を探し、梱包に使う紙の価格という本文の推論と対応させる。
- 地域の人口が著しく減る現象を、単なる高齢化と区別する。
間違えやすい点:浮世絵がすべて安価だったという断定ではなく、会話中の説を読み解く設問。
第3問|選挙・日本銀行・権利
この大問で学ぶこと
主体と役割を混同しない
選挙制度、女性の政治参加、中央銀行、権利を扱います。解答資料で削除された設問は、解説対象から除いています。
解くときの着眼点:同じ機関ができることと、できないことを分ける。
問1〜問3|時事と選挙
広島、問2エ、年代順はウ。
- 衆議院議員の被選挙権は25歳以上の日本国民という条件で選ぶ。
- 女性の候補者割合・当選者割合の表を、1946年・1990年・2021年の特徴と照合する。
間違えやすい点:単に18歳なら、国籍を問わず選挙権があるという文は誤り。
問4|日本銀行
エ。
- 日本銀行が発行するのは日本銀行券。硬貨まで発行するという説明は誤り。
- 銀行の銀行という役割は、一般の会社や個人が普通の銀行と同じように使うという意味ではない。
間違えやすい点:「政府の銀行」「銀行の銀行」「発券銀行」を別々の機能として整理する。
問6・問7|権利と費用負担
報道の自由(ア)、問7エ。
- 情報を広く伝えることと、個人の秘密を守ることを区別する。
- 電気・水道の事業は利用料金等との関係があるため、選択肢の中で単純に税金だけで運営されるものとは扱わない。
間違えやすい点:問5は解答資料に「問題が不適切なため削除」とあるため、採点対象の解説を載せていません。
解き直しの進め方
資料の対象地域・年度・項目名を確認しましょう。理由問題は同じ意味の言い換えではなく、地理条件や数値から結果へつながる説明を入れます。
| 段階 | 取り組むこと | 確認すること |
|---|---|---|
| 1|原因を分ける | 間違えた問題を、知識・条件や根拠の読み違い・説明の不足に分ける | どこで手が止まったかを言葉にする |
| 2|解説を閉じる | 自分で根拠・図表・式・答案を組み立て直す | 答えだけでなく、その根拠や判断の理由を説明できるか |
| 3|時間を空ける | 日を改め、類題と合わせて再挑戦する | 条件が変わっても使える考え方になったか |
志望校の過去問を、次の学習計画へ
点数だけでは、次に何を直すべきかは決まりません。進塾では、解き方・答案の根拠・つまずいた箇所を確かめ、授業と家庭で取り組む内容を整理します。集団コース・個別指導のご相談を承ります。
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