2026年10月29日
SUSUMU JUKU / 2024 EXAM REVIEW
答えの先に、解ける理由を。
世田谷学園中学校・2024年度 第1次 社会
主要設問を、地理・歴史・産業と暮らしの3分野に分けて解説します。資料の数値は出題時のものとして読み、計算や記述の根拠を確かめましょう。
このページは問題冊子と一緒に読む解説です。問題文・原図の転載はせず、進塾独自の解説を掲載しています。
第1問|2023年のニュースと地理
この大問で学ぶこと
ニュースを地図と統計へつなぐ
解き直しの到達点使った条件と結論のつながりを、解説を閉じて説明できること。
問1・問2|国連と日本の島
問1 エ/問2 エ
- 国際連合の本部はニューヨークです。首都ワシントンD.C.と区別します。
- 2023年の再計測で島の数は大きく増えましたが、最多は長崎県です。島が実際に急増したのではなく、地図データと計測方法の変更に注目します。
問3|愛知県の特徴
ア
- 多治見市は岐阜県、瀬戸市は愛知県です。「焼き物の産地」という共通点があっても同じ県とは限りません。
問6・問8|島の位置と国際機関
問6 五島列島/問8 NATO
- 長崎県の西に連なる五島列島を地図で確認します。国際機関は、NATOのような軍事同盟と、国連などの役割を区別して整理します。
問10・問11・問12|都市・博覧会・河川
問10 ②/問11 ア/問12 ウ
- 中津川、石割桜、石川啄木・宮沢賢治という手がかりから盛岡市です。地図では②に当たります。
- 大阪・関西万博のテーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」。本問で扱う2025年の開催情報として読みます。
- 河口付近は流れが緩やかになり、細かな砂や泥が堆積して三角州ができます。日本の川は一般に急で短く、大型船による内陸輸送に向くという説明とは区別します。
第2問|娯楽からたどる日本史
この大問で学ぶこと
文化を支えた人々と政治の時代を対応させる
解き直しの到達点使った条件と結論のつながりを、解説を閉じて説明できること。
問1|人物・芸能・文学
①藤原道長 ②能 ③井原西鶴
- 望月の歌と藤原道長、観阿弥・世阿弥と能、『世間胸算用』と井原西鶴を組で整理します。作品名だけでなく、平安・室町・江戸の順序も確認します。
問2・問3|鎌倉から室町へ
問2 ウ/問3 ア
- 源頼朝の死後、北条氏が執権として将軍を補佐し、政治を進めました。太閤検地は豊臣秀吉の時代です。
- 足利尊氏は六波羅探題を攻めました。勘合貿易を始めた足利義満や、室町幕府最後の将軍足利義昭と混同しません。
問7・問8|江戸文化と旅
問7 浮世絵/問8 ウ
- 庶民の生活や役者などを描いた浮世絵が広まりました。旅先は伊勢神宮が三重、鶴岡八幡宮が鎌倉、讃岐金刀比羅宮が香川です。地図の②・①・③と対応させます。
問9・問10|近代化と戦時の生活
問9 ア/問10 エ
- 学制が整えられても、制度開始当初から全員が無料で授業を受けられたわけではありません。制度の理念と、実際の就学条件を区別します。
- 戦時中は配給や情報統制、学徒動員などがありました。女子学生の動員で労働力不足が「完全に解消」したとまではいえません。
第3問|産業・貿易と暮らしの資料
この大問で学ぶこと
割合・労働力・物価を分けて計算する
解き直しの到達点使った条件と結論のつながりを、解説を閉じて説明できること。
問1|機械を壊した労働者
例:機械化で仕事を失うと恐れ、機械を壊して抵抗した。
- 産業革命で機械による生産が広がり、仕事や賃金を失う不安が生まれました。写真の行為を述べるだけでなく、そうした背景を理由として書きます。
問2|生糸の輸出額
ア
- 輸出総額×構成比で実際の金額を比べます。1885年は3715万円×35.1%、1899年は2億1493万円×29.1%です。割合が下がっても総額が大きく増え、生糸の輸出額は増えています。
問3|比較生産費と特化
Z国:米/増加:1単位
- Y国は機械も米も1単位80人、Z国は機械60人・米30人です。Z国は米の方が相対的に得意です。
- Y国の160人を機械へ回すと2単位、Z国の90人を米へ回すと3単位。合計5単位となり、元の4単位から1単位増えます。
問4・問5|労働条件と鉄道会社
問4:15歳以上の男性の長時間労働は禁止されていない。/問5:遊園地をつくる。
- 資料の工場法は年少者・女子の労働時間を制限しています。保護対象の外にいる15歳以上の男性に注目します。現在の制度の説明ではなく、提示された歴史資料の読み取りです。
- 沿線に遊園地をつくれば、仕事が休みの日にも行楽のため鉄道を利用します。施設名だけでなく、乗客が増える理由まで書きます。
問6|実質経済成長率
5.6%
- 2021年の228兆円を物価指数120で調整すると228÷1.2=190兆円です。前年180兆円に対して、(190−180)÷180×100≒5.56%。小数第2位を四捨五入します。
問7|エンゲル係数
22.5%
- 家計Yの消費支出は住居費から教養娯楽費までの合計39.1万円。保険料・貯蓄・税を除きます。食費8.8÷39.1×100≒22.5%です。分母を家計の全支出にしないことが要点です。
解き直しの進め方
統計は総額と割合、経済は名目と実質、歴史資料は当時と現在を区別して解き直します。
| 段階 | 取り組むこと | 確認すること |
|---|---|---|
| 1|原因を分ける | 間違えた問題を、知識・条件や根拠の読み違い・説明の不足に分ける | どこで手が止まったかを言葉にする |
| 2|解説を閉じる | 自分で根拠・図表・式・答案を組み立て直す | 答えだけでなく、その根拠や判断の理由を説明できるか |
| 3|時間を空ける | 日を改め、類題と合わせて再挑戦する | 条件が変わっても使える考え方になったか |
志望校の過去問を、次の学習計画へ
点数だけでは、次に何を直すべきかは決まりません。進塾では、解き方・答案の根拠・つまずいた箇所を確かめ、授業と家庭で取り組む内容を整理します。集団コース・個別指導のご相談を承ります。
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