2026年10月29日
SUSUMU JUKU / 2024 EXAM REVIEW
答えの先に、解ける理由を。
栄東中学校・2024年度 A日程(1月10日) 国語
A日程の国語は漢字、語彙、母語を論じる説明文、仲間との関係を描く物語の4大問です。設問の複数選択、抜き出し、指定された書き出しや禁止語まで含めて復習します。
第1問|漢字の書き取り
この大問で学ぶこと
送り仮名と、熟語の意味を文に合わせる
1〜5|漢字
1 至急/2 創建/3 起因/4 正念場/5 年賀状
- 急いで返事をするのは至急、寺を初めて建てるのは創建、事故の原因になるのは起因です。
- 勝負の重要な局面は正念場、正月のあいさつは年賀状です。異なる意味の同音語を文脈で除きます。
第2問|語彙の使い分け
この大問で学ぶこと
言葉の意味と、後ろにつながる名詞を確認する
1〜5|本心・対応・態度
1 ク/2 ケ/3 ア/4 ウ/5 イ
- 本心を赤裸々に打ち明ける、クレームに対する緩慢な対応、たおやかな柳、ねんごろなもてなし、過分な感謝という結び付きです。
- 「過分」は身に余ること、「緩慢」は動きや対応が遅いことです。意味の似た語でも、文中で評価が良いか悪いかを確認します。
6〜10|行動や気候の表現
6 オ/7 コ/8 エ/9 キ/10 カ
- あこぎな方法、うららかな小鳥の声、うかつにも忘れる、相手をあしざまに言う、雨上がりにそぞろに出たくなるという対応です。
- 語群は一度ずつ使うため、明確なものから決め、残った候補も文全体へ戻して確かめます。
第3問|母語を受け継ぐために
この大問で学ぶこと
消滅の兆しと、復活の条件を対比して読む
問一|子供が母語を話さなくなる理由
ア・エ
- 親が母語より有力な言語を優先すること、母語の不完全な使い手が現れることが継承を妨げます。
- 設問は五十音順の指定なので、内容が合うだけでなく記号の並びも確かめます。
問二|言語消滅の兆しではないもの
ア・イ・ウ
- 抽象的な語の減少、音の区別の減少、複雑な文構造の単純化が、日本語について本文が挙げる兆しです。アの「抽象的な語しか使わない」は逆向きの説明で、イは音の区別を意味の区別へずらしています。ウの書き言葉から消える状態は、今の日本語の兆しとして挙げられていません。
- 「すべて」という条件があるため、本文の具体的な変化を一つずつ選択肢と比較します。選択肢が二つの内容を含むときは両方を確認します。
問三・問四|語の幅と空欄
問三 aささやかな・bおさない/問四 オ
- 小さいという意味も、ささやかな幸せ、おさない子供など、対象によって表現を変えます。
- 空欄には現実的が入ります。言語を使い続けることが、話者にとって現実に役立つかという文脈です。
問五|ヘブライ語が復活した理由
解答例:書き言葉として残り、宗教や政治を通じて民族がまとまっていたため。
- 書物で使われ続けたことと、共同体の強い結び付きの二つが必要です。単に古い言語だったから、では説明できません。
- 三十字以上四十字以内なので、条件を二つ並べてから理由の形で結びます。
問六・問七|復活の方法と危機
問六 幼児期に母語を教える手法/問七 そして、今
- 「同様の手法」は前のマオリ語やハワイ語の幼児教育を指します。母語で学び、次の世代へ引き継ぐ取り組みです。
- 現在の日本の言語教育に関する一文を探し、本文の最初の五字を抜き出します。前の歴史的な事例と、今の日本への問題提起を分けます。
問八|要旨
ウ
- 日本語の独自性や価値を話者自身が認識し、自分たちの手で守り受け継ぐ必要があるという主張です。
- 英語を排除せよという主張でも、日本語を捨てよという主張でもありません。母語を基盤として他の言語を学ぶという結びを確認します。
第4問|『ホモ・サピエンスの相変異』
この大問で学ぶこと
仲間への同調と、自分の意思で関係を選ぶことを対比する
問一・問二|謝罪と誤解
問一 ア/問二 エ
- ふじもんが謝ることと、私が謝ることは原因も立場も違います。会話の筋道を省いて一方だけ謝るのでは説明が足りないという場面です。
- 私がちいの行動を責め、身内にも怒り始めたため、ちいはどうすればよいか分からなくなります。
問三・問四|亜梨沙の怒りと声
問三 ウ/問四 Aウ・Bエ・Cオ
- 自分は悪くないとしながらふじもんの謝罪を要求する私へ、亜梨沙は不満を抱いています。
- Aは震える声、Bは押し殺すような泣き声、Cは不自然なほど明るい声です。声の大きさだけでなく、抑えようとする感情を読みます。
問五|含まれる思い
解答例:大切な相手として自分の気持ちを理解してほしいという思い。
- 本文では意図せず、すがるような口調になっています。相手を言い負かすだけでなく、自分を分かってほしい気持ちが表れています。
- 「友達」という言葉を使わず二十字以上三十字以内へまとめます。
問六|さーやが伝えた内容
エ
- 河原で高橋と会うこと、無視や他の仲間との関係など、亜梨沙の言葉に実際に出てくる内容を根拠にします。
- その場にいないさーやの言葉を本文にない遊びの話へ広げたエは、ふさわしくありません。
問七|バッタとの対比の記述
解答例:相変異前の仲間を仲間と認識できないが、人間なら自分の意思で変わり、姿が違っても仲直りできるという思い。
- 生物の変化の説明を、人間の人間関係へ重ねています。「人間だから」という結びまで読み、自分の意思で変われることを対比に入れます。
- 本文で指定された「相変異したバッタは」という書き出しの後へ、五十字以上六十字以内で続ける条件を確認します。
問八|最後の亜梨沙の表情
オ
- 私が謝ろうとしていることは伝わっていますが、それを素直に受け取った様子を見せるのが照れくさいのです。
- 怒りの形を残した表情だけで、仲直りする気持ちがないと決め付けないようにします。
解き直しの進め方
説明文では言語の衰退と復活の対比、物語では同調から主体的な関係へ変わる気持ちを整理します。記述では必要な対比の両側を入れ、表現条件も忘れず確認します。
| 段階 | 取り組むこと | 確認すること |
|---|---|---|
| 1|原因を分ける | 間違えた問題を、知識・条件や根拠の読み違い・説明の不足に分ける | どこで手が止まったかを言葉にする |
| 2|解説を閉じる | 自分で根拠・図表・式・答案を組み立て直す | 答えだけでなく、その根拠や判断の理由を説明できるか |
| 3|時間を空ける | 日を改め、類題と合わせて再挑戦する | 条件が変わっても使える考え方になったか |
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