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栄東中学校 2025年度 東大特待Ⅰ(1月12日) 社会入試解説|大問別の考え方と対策

2026年10月28日

SUSUMU JUKU / 2025 EXAM REVIEW

答えの先に、解ける理由を。

栄東中学校・2025年度 東大特待Ⅰ(1月12日) 社会

2025年度東大特待Ⅰの社会を、地域統計・歴史・公民の3大問から解説します。A日程とは別の問題です。重要設問では複数資料の照合と、文章の条件を落とさない説明を重視します。

掲載範囲:大問別の重要設問・考え方解説。全小問の解答集ではありません。
このページは問題冊子と一緒に読む解説です。問題文・原図の転載はせず、進塾独自の解説を掲載しています。

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第1問|日本の地域と統計・外国人労働者

この大問で学ぶこと

手掛かりを重ね、生活上の課題を具体化する

自然環境・土地利用・農水産業・人口・交通・地形図を広く扱います。提案記述は、誰がどんな場面で困るかまで具体的に考えます。

解き直しの到達点複数の指標の照合と、課題に合う対策を説明する。

解くときの着眼点:複数の指標の照合と、課題に合う対策を説明する。

問1・問2|地形と生産統計

国東半島・九頭竜川、仙台はウ。富山エ、大豆は表ア・グラフカ、共通県は東京(イ)。

  1. 仙台は日本海側や内陸の積雪と比較する。富山は面積と水田の多さを照合する。
  2. ブルーベリーの都市近郊の条件と、つばきの温暖な伊豆諸島の条件を合わせて東京都を選ぶ。

間違えやすい点:東京を都心の市街地だけと捉えず、多摩や島しょ部も含めて考える。

問3(1)・(2)|人口と外国人労働者

ブラジルはエ、ベトナムはイ。提案例:行政手続きやごみ分別の案内を、多言語と図で提供する。

  1. グラフの増え方と時期を読み分ける。
  2. 海外進出では言語・文化・現地とのつながりを生かす人材の役割を考える。生活支援では、具体的な困り事とその解決策を一組で書く。

間違えやすい点:単に「外国人を支援する」とせず、何を理解できるようにするかまで書く。

問3(3)・(4)|複数の地域指標

神奈川ア・長野ウ、岩手イ・福岡エ。

  1. 空港のある場所と国内線の規模、貨物輸送の違いを合わせる。
  2. 人口密度や都市化と一戸建て率、気候や地形と温泉地など、一つの項目だけで決めない。

間違えやすい点:県民所得を個人の給料そのものと解釈しない。

問4|地形図とリサイクル

(1)ウ、(2)イ、(3)ウ。

  1. 川の流れは等高線や河川のつながりで判定し、断面は高低の順を確認する。
  2. リサイクルの表は、古紙・アルミ缶・PETボトルの時期と比率の違いを読む。

間違えやすい点:道順の文章のうち、図に描かれていない目的や役割を推測した部分を事実と混同しない。

第2問|年代整序と武士の成立

この大問で学ぶこと

史料の情報を、政治の変化の理由へつなぐ

100年刻みの年表から外交・文化・統治へ進みます。武士の勢力拡大は、個人の強さだけではなく、朝廷が兵力を必要とした事情から考えます。

解き直しの到達点出来事の順序と、その前後の制度の変化を説明する。

解くときの着眼点:出来事の順序と、その前後の制度の変化を説明する。

問1〜問4|近代と江戸の外交・政治

治安維持法・ソビエト連邦。問2はオ・イ、問3エ、問4ウ。

  1. ラクスマン1792年、モリソン号1837年、打払令緩和1842年、ペリー1853年、ノルマントン号1886年の順。
  2. 吉宗の公事方御定書と、民間の日宋貿易を、他の時代の政策から区別する。

間違えやすい点:人物や時代が違う政策を、似た語感だけで結びつけない。

問5〜問10|人物と文化・外交使節

問5ア・イ、問6イ・オ、本居宣長、問8ア、問9ウ、問10ア・オ。

  1. 平清盛・北条政子・北条貞時・足利義満・足利義政の生年順を確認する。
  2. 奴国の金印、卑弥呼、倭の五王、小野妹子、遣唐使の順に使節を置く。

間違えやすい点:役職の就任順や業績の年代順ではなく、生まれた年代を問う設問がある。

問11|武士が勢力を強めた理由

答案例:朝廷の兵士を集める旧来の仕組みが廃止され、反乱の鎮圧には有力な武士の私的な兵力が必要になったから。

  1. 資料Aの仕組み、Bの廃止と新制度、Cの反乱鎮圧を時間順につなぐ。
  2. 朝廷が武士の力に頼らざるを得なくなった事情を、指定された視点から説明する。

間違えやすい点:「武士が強かったから」だけでは、制度の変化という資料の根拠が抜ける。

問12〜問14|島と文化の伝来

問12イ・ウ、行基、問14エ。

  1. 江華島事件、台湾領有、南樺太領有、南洋諸島占領、ビキニ水爆実験の順。
  2. 橋の架設や大仏造立に関わった行基、朝鮮からの陶工と有田焼を結ぶ。

間違えやすい点:時代だけでなく、誰がどこから何を伝えたかを整理する。

第3問|憲法と政治・国際社会

この大問で学ぶこと

似た権限の対象と、決定の条件を確認する

国民審査、新しい人権、国会・内閣・司法、財政、地方自治、国連を扱います。「過半数」「3分の2」などの数字が誰を分母とするかに注意します。

解き直しの到達点機関の役割と、手続きの条件を一つずつ点検する。

解くときの着眼点:機関の役割と、手続きの条件を一つずつ点検する。

問1〜問3|審査・人権・国会

十、ウ、イ。

  1. 最高裁判所裁判官の再審査は10年経過後に初めて行う衆議院総選挙。臓器提供の意思などを自己決定権と結ぶ。
  2. 特別国会では首相指名が行われる。法律案には衆議院の再可決の仕組みもある。

間違えやすい点:国民審査と憲法改正の国民投票を混同しない。

問4〜問6|内閣・司法・財政

イ、ア、ウ。

  1. 内閣提出法案の成立件数と議員提出の件数を比べる。裁判員は有罪・無罪と量刑を裁判官とともに判断する。
  2. 国の歳入不足を公債金で補うことを、租税収入等と区別する。

間違えやすい点:検察官が判決を下すという誤文を、裁判官の役割へ直す。

問7・問8|地方自治と国連

イ、ア。

  1. 条例には法律の範囲内で罰則を設けられる。知事の被選挙権年齢は市町村長とは異なる。
  2. 国連総会の重要問題は出席し投票する加盟国の3分の2以上の賛成という条件で読む。

間違えやすい点:すべての加盟国を分母にする場合と、実際に投票する国を分母にする場合を区別する。

解き直しの進め方

統計は基準年を、年代整序は並べる基準を先に確定しましょう。提案・理由の記述は、資料にある具体的な条件を一つ以上入れ、結論へつながる文にします。

段階取り組むこと確認すること
1|原因を分ける間違えた問題を、知識・条件や根拠の読み違い・説明の不足に分けるどこで手が止まったかを言葉にする
2|解説を閉じる自分で根拠・図表・式・答案を組み立て直す答えだけでなく、その根拠や判断の理由を説明できるか
3|時間を空ける日を改め、類題と合わせて再挑戦する条件が変わっても使える考え方になったか

志望校の過去問を、次の学習計画へ

点数だけでは、次に何を直すべきかは決まりません。進塾では、解き方・答案の根拠・つまずいた箇所を確かめ、授業と家庭で取り組む内容を整理します。集団コース・個別指導のご相談を承ります。

記事カテゴリ: 栄東中学校対策

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