2026年10月31日
SUSUMU JUKU / 2025 EXAM REVIEW
答えの先に、解ける理由を。
大妻中学校・2025年度 第1回 理科
全大問の主要設問について、知識を使う場所と実験・資料から考える場所を分けて解説します。図や選択肢は当該年度の問題冊子と対応させてください。記述は解答例です。
このページは問題冊子と一緒に読む解説です。問題文・原図の転載はせず、進塾独自の解説を掲載しています。
第1問|人体・環境・光・電熱線
この大問で学ぶこと
名称と図の条件を対応させる
解き直しの到達点使った条件と結論のつながりを、解説を閉じて説明できること。
問1・問2
問1 ウ/問2 エ
- 有害な物質を毒性の低いものへ変える働きは肝臓です。腎臓の不要物を排出する働きとは区別します。
- 酸性雨の主な原因は硫黄酸化物・窒素酸化物で、二酸化炭素との組は不適切です。メタンは温室効果ガス、フロンはオゾン層破壊と対応させます。
問3・問4
問3 イ・オ/問4 B・C・D
- スチール缶と鉄くぎは磁石に付きます。金属なら何でも磁石に付くわけではなく、アルミニウムや硬貨と区別します。
- 鏡に対して観察点を反対側へ移した像を考え、各点から像へ線を引きます。線が有限の長さの鏡を通るのはB・C・Dで、延長上を通るだけのA・Eは見えません。
問5・問6
問5 イ>ア>ウ/問6 ①土星②木星
- 同じ電熱線2本を並列にしたイは、各線に電池の電圧がかかり、全体の発熱が大きくなります。直列のウは1本当たりの電流が小さくなります。
- 太陽から「3番目に遠い」惑星は、海王星・天王星の次の土星です。「太陽から3番目」と読み替えません。最も大きい惑星は木星です。
第2問|アジサイの体と蒸散
この大問で学ぶこと
器官の分類と油の処理の差を読む
解き直しの到達点使った条件と結論のつながりを、解説を閉じて説明できること。
問1〜問3
問1 ウ・エ/問2 ①イ②イ③ア/問3 Aがく・B花びら
- 夏の代表はヒマワリとアサガオ。アジサイは双子葉類で、子葉2枚・輪状の維管束・主根と側根が対応します。
- アジサイの大きく色付く部分はがく、アブラナの黄色い部分は花びらです。色や大きさだけで花の器官を決めません。
問4
(1)5番目は右下方向。(2)日光が葉によく当たる。
- 図の1番目が上、2番目が左下なので、同じ角度ずつ進め、3番目右上、4番目左上、5番目右下と追います。
- 葉が互いに重なり過ぎない配置なら光が当たりやすくなり、効率よく光合成できます。葉の付く順番と役割を関連付けます。
問5
6.2g
- 両面に油を塗ったCの1.2gを、葉以外から減った分と考えます。Aは裏面から4.9−1.2=3.7g、Bは表面から2.5−1.2=1.3gです。
- 処理しないDは葉の表・裏・葉以外の合計で、3.7+1.3+1.2=6.2g。AとBを単純に足すと葉以外の減少を二重に数えます。
第3問|地球の水の循環
この大問で学ぶこと
同じ場所への流入と流出をそろえる
解き直しの到達点使った条件と結論のつながりを、解説を閉じて説明できること。
問1・問2
問1 97%/問2 ①38②110
- 全水量は105000+730+1+9+2260=108000。海水の割合は105000÷108000×100≒97%です。
- 海の蒸発430と降水392の差38が陸への移動①です。陸の降水は陸からの蒸発72+海への流出38=110で、循環の収支を保ちます。
問3・問4
問3 線状降水帯/問4(1)イ(2)雨・雪
- 発達した雨雲が連続して通過・停滞し、帯状の強い雨を降らせるものが線状降水帯です。
- ペットボトル内の気体が膨張すると温度が下がり、凝結して小さな液滴となります。空の雲も同様の過程で生じ、液体で落ちるのが雨、氷の粒などで落ちるのが雪です。
問5
底が広く、両側が立ったU字状の谷。
- 流水は谷底を深く削ってV字谷を作りますが、氷河は大きな氷の塊として底と両側を広く削ります。
- V字の鋭い底に線を加えるのでなく、全体を幅広いU字形として描き、削り方の違いを形へ反映します。
第4問|水素と金属の粒子
この大問で学ぶこと
反応後の物質と単位格子の共有を考える
解き直しの到達点使った条件と結論のつながりを、解説を閉じて説明できること。
問1・問2
問1 ア・エ/問2 ①変化しない②赤くなる
- マグネシウムと塩酸、アルミニウムと水酸化ナトリウム水溶液では水素が発生します。他の組で発生する酸素・二酸化炭素と区別します。
- 水素の燃焼で生じるのは水です。二酸化炭素がないので石灰水は変化せず、水分で青い塩化コバルト紙が赤くなります。
問3・問4
問3 Pク・Qエ・Rキ/問4 S1/4・比1:1
- 面の中心の金属粒子は半球が6面分で3個、頂点の粒子は1/8球が8頂点分で1個。単位格子の中は合計4個です。
- 辺の水素粒子は1/4球が12辺分で3個、中心が1個で合計4個。金属Mと水素は4:4=1:1です。見えている球の数をそのまま数えません。
問5
2.0L
- すき間の2/3だけが満たされると、金属粒子:水素粒子=1:2/3です。粒子1個の重さは56:1なので、水素の重さは金属の1/84になります。
- 金属14gに対して水素14÷84=1/6g。水素1gから気体12Lを得るので、12×1/6=2.0Lです。
解き直しの進め方
計算では濃さ・単位・全体量を確認し、実験では比較する条件を表にします。グラフの軸、折れ曲がり、変化しない部分を言葉にしてから解き直しましょう。
| 段階 | 取り組むこと | 確認すること |
|---|---|---|
| 1|原因を分ける | 間違えた問題を、知識・条件や根拠の読み違い・説明の不足に分ける | どこで手が止まったかを言葉にする |
| 2|解説を閉じる | 自分で根拠・図表・式・答案を組み立て直す | 答えだけでなく、その根拠や判断の理由を説明できるか |
| 3|時間を空ける | 日を改め、類題と合わせて再挑戦する | 条件が変わっても使える考え方になったか |
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