2026年10月31日
SUSUMU JUKU / 2024 EXAM REVIEW
答えの先に、解ける理由を。
大妻中学校・2024年度 第1回 理科
全大問の主要設問について、知識を使う場所と実験・資料から考える場所を分けて解説します。図や選択肢は当該年度の問題冊子と対応させてください。記述は解答例です。
このページは問題冊子と一緒に読む解説です。問題文・原図の転載はせず、進塾独自の解説を掲載しています。
第1問|生物・天体・実験・計算の小問
この大問で学ぶこと
単位と実験の操作を確認する
解き直しの到達点使った条件と結論のつながりを、解説を閉じて説明できること。
問1・問2
問1 オ/問2 金星
- 体の回転を感じる器官は耳の内部にあります。音を聞く働きだけでなく、体の向きや動きとの関係も押さえます。
- 明け・宵の明星は金星。自ら光を出す恒星ではなく、太陽光を反射する惑星です。
問3
装置イ。ろ紙を広げたときの、液体が触れた内側の半円部分。
- ガラス棒を伝わせて注ぎ、ろうとの足の先を受ける容器の内壁につけます。液面はろ紙の上端を越えないようにします。
- 泥はろ紙を通らず、ろ過したとき液体が触れた面に残ります。ろ紙を折った面の重なりを追って、広げた図の半円部分を示します。
問4
0.34秒
- 空気中の時間は150÷340≒0.44118秒、水中では150÷1500=0.1秒です。
- 差は約0.34118秒なので、小数第2位まで0.34秒。速さの差で150mを割るのでなく、それぞれの時間の差を取ります。
問5・問6
問5 ウ/問6 22.5cm³
- 塩酸でアルミニウムが溶けると水素が発生します。二酸化マンガンを触媒として酸素を出す場合は、二酸化マンガン自体が反応で溶けてなくなるわけではありません。
- P10cm³には元の塩酸Aが5cm³分含まれるので、元のBは7.5cm³必要です。QはBを3倍に薄めたものなので、7.5×3=22.5cm³です。
第2問|火成岩と圧力
この大問で学ぶこと
でき方・鉱物・冷え方を対応させる
解き直しの到達点使った条件と結論のつながりを、解説を閉じて説明できること。
問1・問2
問1 ×・オ/問2 安山岩
- 床の岩石はマグマが冷えてできた火成岩なので、堆積時に生物の跡が取り込まれる化石を期待する岩石ではありません。
- 流紋岩・安山岩・玄武岩を白っぽいものから順に対応させます。深成岩の花こう岩・せん緑岩・はんれい岩との組も確認します。
問3・問4
問3 ①イ②ア/問4 ①長石②D
- 大きな結晶が組み合わさる等粒状組織は、地下深くでゆっくり冷えた深成岩の特徴です。
- 石英と黒雲母に白い長石が組み合わさる岩石は花こう岩。分類表ではDです。色だけでなく結晶の大きさと鉱物の組を使います。
問5
(1)①ア②ア(2)地下では圧力が高く、岩石が溶ける温度も高くなるため。
- 圧力鍋では高い圧力により沸点が上がり、水を100℃より高い温度にできます。水が100℃で沸騰し続ける通常の条件と区別します。
- 地下では高温という条件だけで溶けるとはいえません。問題の図のように圧力も状態変化の温度に影響するため、温度と圧力を組にして考えます。
第3問|花芽の形成と暗期
この大問で学ぶこと
連続した暗さをもとに植物を分類する
解き直しの到達点使った条件と結論のつながりを、解説を閉じて説明できること。
問1・問2
問1 被子植物/問2 光合成
- 胚珠が子房に包まれるのが被子植物、包まれないのが裸子植物です。どちらも種子を作ります。
- 植物が光を利用し、水と二酸化炭素から栄養分を作る働きが光合成。花芽を作る日長への反応とは分けます。
問3・問4
問3 3月:長日植物・9月:短日植物/問4 エ・オ
- 3月は日が長くなり暗期が短くなる方向、9月は日が短くなり暗期が長くなる方向なので、それぞれ長日・短日の条件が整いやすくなります。
- 短日植物の例はコスモス・キクです。花が開く季節だけでなく、花芽を作る条件を問うことに注意します。
問5
A短・B長・C長・D短
- 図2の各段について、暗期を途中の光で区切り、連続して暗い最長時間を比較します。短日植物は長い暗期、長日植物は短い暗期で花芽を作ります。
- A・Dは暗期が長く続く条件で○、B・Cは暗期を短く分けた条件で○となる点から分類します。同じ明期の合計でも結果が異なることが手掛かりです。
問6
日照時間12時間より長い側で、花芽形成日数20日の水平線へ近づくグラフ。
- 問題のモデルでは、長日植物は暗期12時間より短いと花芽を作ります。24時間−暗期が日照時間なので、日照12時間が境目です。
- 横軸が日照時間であることを確認し、12時間以下では形成できない側へ、12時間を超えると約20日になる側へ描きます。短日植物の見本とは左右が逆になります。
第4問|ふりこの周期と実験比較
この大問で学ぶこと
一つの条件だけが違う組を選ぶ
解き直しの到達点使った条件と結論のつながりを、解説を閉じて説明できること。
問1・問2
問1 イ/問2 ①ア・イ②ウ
- ふりこの等時性で知られる人物はガリレオ・ガリレイです。表のAとCは重さと長さが同じで角度だけ違い、周期が同じです。
- A・C・Eは長さ60cmで重さや角度が異なっても10往復15.5秒。長さを変えたB・D・Fなどと比べると、周期は主に長さに依存すると読めます。
問4
960g
- 棒の体積は長さ120cm×断面積1cm²=120cm³です。
- 1cm³当たり8gなので120×8=960g。長さと密度だけを掛けず、先に体積へ直します。
解き直しの進め方
計算では濃さ・単位・全体量を確認し、実験では比較する条件を表にします。グラフの軸、折れ曲がり、変化しない部分を言葉にしてから解き直しましょう。
| 段階 | 取り組むこと | 確認すること |
|---|---|---|
| 1|原因を分ける | 間違えた問題を、知識・条件や根拠の読み違い・説明の不足に分ける | どこで手が止まったかを言葉にする |
| 2|解説を閉じる | 自分で根拠・図表・式・答案を組み立て直す | 答えだけでなく、その根拠や判断の理由を説明できるか |
| 3|時間を空ける | 日を改め、類題と合わせて再挑戦する | 条件が変わっても使える考え方になったか |
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