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大宮開成中学校 2026年度 第1回 社会入試解説|大問別の考え方と解き直し

2026年10月28日

SUSUMU JUKU / 2026 EXAM REVIEW

答えの先に、解ける理由を。

大宮開成中学校・2026年度 第1回 社会

2026年度第1回の社会を、万博と地理、資料を読む歴史、平和と国際協調、米の購入量に分けて解説します。写真・地図・統計を照合し、記述は判断の根拠を具体的に示します。

このページは問題冊子と一緒に読む解説です。問題文・原図の転載はせず、進塾独自の解説を掲載しています。

第1問|万博と地域の特色

この大問で学ぶこと

気候・統計・発電の立地を結ぶ

万博をきっかけに、地域の位置、産業、気候、発電の分布を読みます。地図の点の集まり方は、その技術に必要な条件を表しています。

解き直しの到達点地域を選んだ根拠を、資料中の特徴で説明する。

解くときの着眼点:地域を選んだ根拠を、資料中の特徴で説明する。

問1|万博と雨温図

(1)エ(ロンドン)/(2)イ

  1. 最初の国際博覧会は1851年のロンドンです。
  2. 開催地として本文に挙がる大阪・愛知・沖縄・茨城に対し、年平均7.2℃で冬の気温が低いイは寒冷な地域を示し、該当しません。

間違えやすい点:高温の沖縄だけでなく、冬の気温も比較する。

問2|近畿の観光地

ウ(天橋立)

  1. 細長い砂州と松並木が湾を区切る景観は、京都府の天橋立です。
  2. 鎌倉の大仏など、別の地方の観光地と区別します。

間違えやすい点:大阪府そのものの写真を選ぶ問いではなく、近畿地方の範囲。

問3|愛・地球博と遠洋漁業

(1)愛知県/(2)ア・イ

  1. 2005年の愛・地球博は愛知県で開かれました。
  2. 愛知県のある中部地方には焼津などの遠洋漁業基地があり、かつお・まぐろを選びます。

間違えやすい点:県名と、地方全体の産業の問いを分ける。

問4|茨城県の人口統計

イ

  1. 第1次産業の就業者比率5.1%と農業の大きさが読み取れ、昼夜間人口比率は97.8です。
  2. 第3次産業が高い東京・神奈川、工業比率や外国人人口が高い群馬と比較してイを特定します。

間違えやすい点:東京への通勤の印象一つで決めず、複数指標で照合する。

問5|発電所の分布

(1)ア(水力発電所)/(2)記述例:流れる水の力を利用するため、水量が多く落差を得られる山地の川沿いに多いから。

  1. 中部地方の山地や北海道の内陸などに点が集まっています。
  2. 水の流れ・落差を利用する発電の特徴と、その条件が得られる山地の河川を一文で結びます。

間違えやすい点:発電の仕組みを書かず、山が多いからだけで終えない。

第2問|資料を読む日本史

この大問で学ぶこと

写真の位置関係と年代を確認する

模型・寺院写真・地図は名称暗記だけでなく、本文の説明と照合して読みます。人物や事件の順序は年代の足場を置いて整理します。

解き直しの到達点誤文のどの部分が資料と違うかを言えるようにする。

解くときの着眼点:誤文のどの部分が資料と違うかを言えるようにする。

問1|古墳時代の模型

エ

  1. 資料Ⅲの古墳は居館から離れ、水田などを隔てた位置にあります。
  2. 居館に隣接して築かれたとするエは模型と合いません。資料Ⅰ・Ⅱでは柵や畑の位置を確かめます。

間違えやすい点:古墳は権威を示すという知識だけで、位置関係の誤りを見逃さない。

問2|元明天皇の時代の貨幣

和同開珎

  1. 武蔵国の銅の産出と、708年の貨幣発行を結びつけます。
  2. 漢字指定なので、最後の「珎」の表記まで確認して答えます。

間違えやすい点:富本銭と成立のきっかけを取り違えない。

問3|寺院と説明

ウ(b・X)

  1. bは唐招提寺金堂で、鑑真のために建てられたというXと対応します。
  2. aの法隆寺は飛鳥時代にさかのぼる寺院で、Yの奈良時代という記述とは合いません。

間違えやすい点:建物名が合っても、説明の時代まで確かめる。

問4|摂関政治

記述例:娘を天皇のきさきにし、生まれた皇子を天皇として、その外戚として摂政や関白になった。

  1. 娘と天皇の婚姻だけでなく、その子が天皇になることで政治へ強い影響を持つ仕組みを押さえます。
  2. 指定語「娘」を入れ、外戚・摂政・関白という役割へつなぎます。

間違えやすい点:結婚したから自分が天皇になった、という説明にしない。

問5・問6|地図と肥料

問5:イ(a・Y)/問6:草木灰

  1. aは関門海峡の壇ノ浦で、平氏滅亡・安徳天皇というYの説明と合います。bは種子島ではありません。
  2. 植物を焼いて作る肥料は草木灰です。材料と作り方を漢字へ直します。

間違えやすい点:鹿児島付近の地図記号を、すべて種子島と判断しない。

問7|人物の時代順

イ

  1. アは足利尊氏、ウは足利義政、イは豊臣秀吉、エは河村瑞賢です。
  2. 尊氏→義政→秀吉→河村瑞賢の順で、3番目はイとなります。

間違えやすい点:説明の一部分だけでなく、政治の相手や事業まで確かめる。

問8|近代の出来事の順序

エ

  1. 日英同盟1902年→伊藤博文暗殺1909年→シベリア出兵1918年→日独伊三国同盟1940年です。
  2. 3番目に当たるエを選びます。

間違えやすい点:ロシア革命後の出兵を日露戦争と混同しない。

問9|戦後史の誤文

ウ

  1. 講和会議に参加した国がすべて条約へ署名したわけではありません。
  2. ソ連などが署名しなかったことを踏まえ、すべての国と結んだというウを除きます。

間違えやすい点:会議への参加と、条約への署名を同じとしない。

問10|ゴルバチョフの改革

ペレストロイカ

  1. 情報公開のグラスノスチを含む一連の改革はペレストロイカです。
  2. 改革全体の名称と、その一施策の名称を区別します。

間違えやすい点:問題文にすでにあるグラスノスチをそのまま答えない。

第3問|核兵器と国際協調

この大問で学ぶこと

歴史的事実と調査結果を分ける

広島・長崎、非核三原則、国連加盟、平和賞を確認します。調査のグラフでは、二時点・世界と日本・複数回答という条件をそろえます。

解き直しの到達点選択肢の数値を、同じ集団・同じ年の系列へ戻して確かめる。

解くときの着眼点:選択肢の数値を、同じ集団・同じ年の系列へ戻して確かめる。

問1(1)|広島への原爆投下

ウ

  1. 広島への投下機はエノラ・ゲイ、原子爆弾のコードネームはリトルボーイです。
  2. 長崎のボックス・カーとファットマンの組合せと分けます。

間違えやすい点:二都市の機名・原爆名を交差させない。

問1(2)・(3)|慰霊碑と非核三原則

(2)ア/(3)ア

  1. 広島の原爆死没者慰霊碑の碑文に対応するのはアです。
  2. 非核三原則は「持たず、作らず、持ち込ませず」。選択肢の保有・開発・他国による持ち込みの組合せを選びます。

間違えやすい点:作らずを使用しないだけの意味へ置き換えない。

問2|日本の国連加盟

ウ(ソ連)

  1. 1956年の日ソ共同宣言による国交回復と、国連加盟を結びつけます。
  2. 加盟への反対という問題の手掛かりからソ連を選びます。

間違えやすい点:現在の国名でなく、当時の国の名称へ合わせる。

問3(1)|2024年ノーベル平和賞

エ(日本被団協)

  1. 2024年の受賞団体は日本原水爆被害者団体協議会です。
  2. ICANなど別の年の受賞団体と、活動内容・受賞年を分けます。

間違えやすい点:同じ核廃絶の活動であることだけで選ばない。

問3(2)|平和に関する意識調査

エ

  1. 日本では2021年の環境26.8+気候15.9=42.7%で、貧困50.6%より小さくなります。
  2. 2022年も24.1+18.9=43.0%で、貧困45.2%より小さいためエです。複数回答なので全項目を100%にそろえる必要はありません。

間違えやすい点:世界と日本、左右の調査年を取り違えない。

第4問|米の購入量のグラフ

この大問で学ぶこと

季節の変化を判断理由にする

同じ食料でも購入時期の特徴が異なります。量の大きさに加え、毎年繰り返す秋のピークを根拠に選びます。

解き直しの到達点選んだ記号と、グラフ上の具体的な特徴を結ぶ。

解くときの着眼点:選んだ記号と、グラフ上の具体的な特徴を結ぶ。

米の系列と理由

A

  1. 進塾の記述例:新米が出回る秋に購入量が多く、パンやめん類より年間を通じた購入量が大きい傾向が見られるから。
  2. Aは毎年秋ごろに目立つ増加があり、主食の米の収穫・新米の流通と対応します。50字程度で季節性と量の特徴をまとめます。

間違えやすい点:価格の推移ではなく、1世帯当たりの購入量のグラフ。

解き直しの進め方

知識問題でも年代や場所を確かめ、資料問題は答えを選んだ箇所を指差して説明します。記述は原因・仕組み・結果のどれを求められているかを先に決めて書きましょう。

段階取り組むこと確認すること
1|原因を分ける間違えた問題を、知識・条件や根拠の読み違い・説明の不足に分けるどこで手が止まったかを言葉にする
2|解説を閉じる自分で根拠・図表・式・答案を組み立て直す答えだけでなく、その根拠や判断の理由を説明できるか
3|時間を空ける日を改め、類題と合わせて再挑戦する条件が変わっても使える考え方になったか

志望校の過去問を、次の学習計画へ

点数だけでは、次に何を直すべきかは決まりません。進塾では、解き方・答案の根拠・つまずいた箇所を確かめ、授業と家庭で取り組む内容を整理します。集団コース・個別指導のご相談を承ります。

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