2026年10月30日
SUSUMU JUKU / 2024 EXAM REVIEW
答えの先に、解ける理由を。
日本大学豊山中学校・2024年度 第1回 理科
振り子、溶解度、植物、地層の4大問を解説します。主要設問をまとめ、表の条件、量の保存、グラフと柱状図の対応を確かめます。
このページは問題冊子と一緒に読む解説です。問題文・原図の転載はせず、進塾独自の解説を掲載しています。
第1問|振り子
この大問で学ぶこと
周期を決める条件と長さの倍率を読む
解き直しの到達点使った条件と結論のつながりを、解説を閉じて説明できること。
問1〜問3|周期の性質
ウ・エ・ケ/5.40秒/Xイ・Yキ
- 表では重さや振れ幅を変えても周期は同じで、長さが長いほど周期が長くなります。
- 長さを4倍にすると周期は2倍です。180cmで2.70秒なので720cmは5.40秒。周期を半分にするには長さを1/4倍にします。
問4・問5|釘に引っ掛かる振り子
問4:2.25秒/問5:160cm
- 一方の半往復は180cmの周期2.70秒の半分、もう一方は80cmの周期1.80秒の半分です。合計2.25秒です。
- 全体1.80秒から長い側の半分1.35秒を引くと0.45秒。短い側の周期は0.90秒なので長さ20cmです。釘は180−20=160cm下になります。
第2問|溶解度と分離
この大問で学ぶこと
水の重さを基準に溶ける量を追う
解き直しの到達点使った条件と結論のつながりを、解説を閉じて説明できること。
問1〜問3|用語・ろ過・濃度
Aほう和・Bよう解度/ウ・オ/26%
- ろ過では水に溶けない鉄粉とチョークの粉を分けられます。溶けた砂糖やエタノールは取り出せません。
- 20℃では水100gに食塩35.8gが溶けるので、濃度は35.8÷135.8×100≒26%です。水だけの100gを分母にしません。
問4|冷やす前の温度
60℃
- 冷却後の溶液は344.7−30=314.7gです。20℃で水100gに4.9gのホウ酸が溶けるので、水は314.7÷1.049=300gです。
- 初めのホウ酸は344.7−300=44.7g。水100gあたり14.9gに対応する温度は表から60℃です。
問5|混合物の内訳
食塩20.5g・ホウ酸6.5g・砂3.0g
- 0℃で水150gに残るホウ酸は2.8×1.5=4.2g。析出した2.3gを足すと元のホウ酸は6.5gです。
- 蒸発後の24.7gからホウ酸4.2gを引くと食塩20.5g。粉末30gから両方を引くと砂3.0gです。
第3問|光合成と呼吸
この大問で学ぶこと
見かけの吸収量と実際の光合成を分ける
解き直しの到達点使った条件と結論のつながりを、解説を閉じて説明できること。
問1〜問3|植物の働き
X光合成・Y呼吸/エ/イ
- 光合成でデンプンができたことを確かめるのはヨウ素液です。植物は光があるときも呼吸をしています。
- 図のaは差し引きの二酸化炭素吸収、bは呼吸です。実際の光合成量はa+bなのでイです。
問4〜問6|光の強さの比較
①・②/B/②・③
- Aは①・②では二酸化炭素の収支がマイナスです。Bはより弱い光で収支がプラスになるので日陰に適しています。
- ②・③ではBのグラフがAより上にあり、本問の条件ではBの方が多くの栄養を蓄えられます。
問7|生物多様性の回復
エ(ネイチャー・ポジティブ)
- 生物多様性の損失を止め、回復へ向かわせる考え方を選びます。
- 30 by 30は保護する面積の目標、ネイチャー・ポジティブは回復を目指す方向を表す語なので区別します。
第4問|柱状図と地層
この大問で学ぶこと
同じ層を追って過去の環境を考える
解き直しの到達点使った条件と結論のつながりを、解説を閉じて説明できること。
問1〜問3|火山灰と堆積
関東ローム層/ウ/イ
- 関東の火山灰に由来する地層について、選択肢では箱根山に当たるウを選びます。
- 短期間に堆積する場合、重く大きな粒が先に沈み、上ほど細かくなるイが合います。
問4・問5|粒の大きさと傾き
問4ア/問5ア
- 下の層④が上の層①より大きなれきを含むなら、④の時代の方が流れが速かったと推定します。
- AとCの同じ層は同じ深さにあり、南のBでは浅くなっています。標高が等しい地点なので、地層は北へ低くなると読めます。
問6・問7|地層の年代
問6ウ/問7エ
- 示準化石には、広い地域に分布し、生存期間が限られる生物が適します。長期間生きた生物だけでは年代を絞れません。
- 日本で最近2000年以内という条件を絞るものはスマートフォンです。骨やガラスのコップだけでは、その時代に限定できません。
解き直しの進め方
数値を答えた後、どの表の欄・どのグラフの高さを使ったか説明します。知識問題も、他の選択肢とどう違うかを確かめて解き直しましょう。
| 段階 | 取り組むこと | 確認すること |
|---|---|---|
| 1|原因を分ける | 間違えた問題を、知識・条件や根拠の読み違い・説明の不足に分ける | どこで手が止まったかを言葉にする |
| 2|解説を閉じる | 自分で根拠・図表・式・答案を組み立て直す | 答えだけでなく、その根拠や判断の理由を説明できるか |
| 3|時間を空ける | 日を改め、類題と合わせて再挑戦する | 条件が変わっても使える考え方になったか |
志望校の過去問を、次の学習計画へ
点数だけでは、次に何を直すべきかは決まりません。進塾では、解き方・答案の根拠・つまずいた箇所を確かめ、授業と家庭で取り組む内容を整理します。集団コース・個別指導のご相談を承ります。
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