2026年10月30日
SUSUMU JUKU / 2025 EXAM REVIEW
答えの先に、解ける理由を。
吉祥女子中学校・2025年度 第1回 理科
全4大問の主要設問を解説します。分離操作、川の実験、酸素の割合、浮力の計算について、選択や式の根拠を整理します。問題冊子の図表を参照し、条件と結論を対応させてください。
このページは問題冊子と一緒に読む解説です。問題文・原図の転載はせず、進塾独自の解説を掲載しています。
第1問|混合物の分離とクロマトグラフィー
この大問で学ぶこと
溶ける性質を使って成分を分ける
解き直しの到達点使った条件と結論のつながりを、解説を閉じて説明できること。
(1)
エ
- 液はガラス棒に伝わせてろ紙へ注ぎます。ろうとの足の先は受けるビーカーの内壁に付け、ろ液が飛び散らないようにします。
(2)
ウ|Bは砂、Cは食塩
- 食塩は十分な水に溶け、砂は溶けません。ろ紙に残るBは砂、ろ液を加熱して水を除いたCは食塩です。ろ過だけで溶けた食塩は分離できません。
(3)
ウ
- 油性ペンの印が水とともに移動しないのは、色素が水に溶けにくいためです。展開液は、調べたい成分を溶かして運べるものを選ぶ必要があります。
第2問|流水の働きと河川の地形
この大問で学ぶこと
流速・侵食・堆積を因果関係でつなぐ
解き直しの到達点使った条件と結論のつながりを、解説を閉じて説明できること。
(1)・(2)
(1)ア (2)イ
- 直線の川では中央付近、曲がった川では外側の流れが速くなります。
- 外側は侵食で崖になりやすく、内側は流れが遅く堆積して川原になりやすい場所です。外側の石は相対的に大きく、内側は小さくなります。
(3)
エ
- 流れがゆっくりになると侵食・運搬の働きは弱まり、堆積しやすくなります。一つの実験で時間と傾きを同時に変えず、比べる条件を一つに絞ることも重要です。
(6)・(7)
(6)ウ|R (7)ア|P
- 長さは横軸の河口からの距離で比べ、最も右まで伸びるRを選びます。
- 平均の流れの速さは川の傾きに注目します。Pは短い距離で標高が大きく変化し、傾きが大きい川です。
(8)
エ|Sの下流
- 三日月湖は緩やかな蛇行が切り離されてできます。4河川のうち緩やかなS、さらに下流側が適します。
第3問|血液・呼吸と酸素の運搬
この大問で学ぶこと
割合の差と割合の基準を区別する
解き直しの到達点使った条件と結論のつながりを、解説を閉じて説明できること。
(1)・(2)
(1)ウ (2)ア
- 白血球は体内に入った細菌やウイルスを除く働きを持ちます。出血を止めるのは主に血小板の働きです。
- 毛細血管は細く、血液がゆっくり流れます。動脈・静脈の名前は酸素量でなく心臓との流れの向きで区別します。
(4)
120cm³
- 吸気の酸素20%と呼気の16%の差は4ポイント。3000×0.04=120cm³が体内に取り込まれた酸素です。
(5)
空欄1:40 空欄2:55 空欄3:58
- 酸素濃度30のとき、グラフから酸素と結び付く割合は40%です。肺では95%なので、ヘモグロビン全体の95−40=55%が酸素を渡しました。
- 肺で酸素と結び付いていたもののうちの割合は55÷95×100=57.89…%。四捨五入して58%です。55%と58%では基準が違います。
(6)
100cm³
- 赤血球の量は48から50へ増えたので、酸素を運ぶ量の増加率は2/48です。
- 2時間で増える酸素は20×120×2/48=100cm³。トレーニング後の総量ではなく、増加分を求めます。
第4問|浮力を使ったはかり
この大問で学ぶこと
張力と浮力の和から沈む深さを求める
解き直しの到達点使った条件と結論のつながりを、解説を閉じて説明できること。
(1)
26cm
- 皿50gが糸を50gの力で引き、物体700gを残り650gの浮力で支えます。
- 底面積25cm²なので、沈む長さは650÷25=26cmです。
(2)
10cm
- 皿とおもりの合計は450g。浮力は700−450=250gだから、沈む長さは250÷25=10cmです。
(3)・(4)
(3)650g (4)横軸0g・26cmと650g・0cmを結ぶ直線
- 皿に乗せるおもりをw gとすると、浮力は650−w g、沈む長さXは(650−w)÷25です。
- wが650gを超えると浮力だけでつり合う範囲を外れます。グラフはおもりが重くなるほど沈む長さが短くなる右下がりです。
(5)・(6)
(5)エ (6)キ
- 10g増すと深さは10÷25=0.4cm短くなります。下向きに重さの目盛りが増える図を選びます。
- 底面積を小さくしても物体・皿の重さが同じなら測れる最大のおもりは変わりません。一方、同じ重さの差が大きい深さの差になるので目盛りは広くなります。
解き直しの進め方
割合は何に対する割合か、グラフは軸が何を表すかを毎回書き込みましょう。浮力は物体に働く上向きの力を合計してから、体積や長さに直します。
| 段階 | 取り組むこと | 確認すること |
|---|---|---|
| 1|原因を分ける | 間違えた問題を、知識・条件や根拠の読み違い・説明の不足に分ける | どこで手が止まったかを言葉にする |
| 2|解説を閉じる | 自分で根拠・図表・式・答案を組み立て直す | 答えだけでなく、その根拠や判断の理由を説明できるか |
| 3|時間を空ける | 日を改め、類題と合わせて再挑戦する | 条件が変わっても使える考え方になったか |
志望校の過去問を、次の学習計画へ
点数だけでは、次に何を直すべきかは決まりません。進塾では、解き方・答案の根拠・つまずいた箇所を確かめ、授業と家庭で取り組む内容を整理します。集団コース・個別指導のご相談を承ります。
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