2026年10月30日
SUSUMU JUKU / 2024 EXAM REVIEW
答えの先に、解ける理由を。
吉祥女子中学校・2024年度 第1回 理科
花粉・月・水溶液・つり合いの全4大問を取り上げ、主要設問を根拠付きで解説します。数値問題では面積、溶液と水の質量、力の作用点を明確にして計算します。問題冊子の表や図と合わせて読み進めてください。
このページは問題冊子と一緒に読む解説です。問題文・原図の転載はせず、進塾独自の解説を掲載しています。
第1問|花粉・受粉・観測データ
この大問で学ぶこと
生殖の順序と面積当たりの数を整理する
解き直しの到達点使った条件と結論のつながりを、解説を閉じて説明できること。
(1)
エ|受粉・はいしゅ・受精
- 柱頭に花粉が付くのが受粉。花粉管がはいしゅに達して受精し、はいしゅは種子になります。はいにゅうと取り違えないようにします。
(2)
ア・エ
- 風媒花は風に乗る軽く小さな花粉をつくり、虫を呼ぶための蜜はあまり必要としません。花粉の数がごく少ないという選択肢は当てはまりません。
(5)
ウ
- マツの花粉には空気の入る袋が二つあります。中央の粒の左右に袋が付いた図を選び、突起や細長い管を持つ他の図と区別します。
(6)
12.3個
- 18mm=1.8cmなので観測面積は1.8×1.8=3.24cm²です。
- 1cm²当たりは40÷3.24=12.345…個。小数第2位を四捨五入し12.3個です。
(7)
イ|2月8日
- 1月の合計317.6に最高気温を順に加えます。2月7日までの合計は398.3、8日の11.7を加えると410.0です。
- 条件は400を「こえた日」なので、初めてこえる2月8日を選びます。
第2問|月の満ち欠けと観測時刻
この大問で学ぶこと
太陽からの角度を時刻と方位に置き換える
解き直しの到達点使った条件と結論のつながりを、解説を閉じて説明できること。
(1)
ウ|上弦の月
- 太陽は図の右。Gが新月で、公転方向に進んだAは太陽と90度離れた上弦です。地球から見える明るい側と、図で太陽に照らされている側を区別します。
(2)・(3)
(2)イ|1月7日ごろ (3)エ|9時ごろ
- Fは新月の少し前の欠けた月です。カレンダーでは1月7日ごろの形に対応します。
- 太陽より西に約45度離れ、太陽より約3時間早く南中します。太陽の南中を12時とみて9時ごろです。
(5)
ア|20時ごろ
- 三日月は太陽の少し東にあり、日没後の西の低い空に見えます。深夜や明け方の時刻を選ばないようにします。
(7)
イ|1月7日
- 1月7日は欠けた細い月で、主に明け方に見えます。18時〜24時には空に出ていないため、暗い夜空で星を観測する条件に合います。
第3問|電流を流す水溶液と溶解度
この大問で学ぶこと
溶液全体と水の質量を分ける
解き直しの到達点使った条件と結論のつながりを、解説を閉じて説明できること。
(1)〜(3)
(1)エ (2)ウ (3)イ
- 電極には電流を流すえんぴつの芯が使えます。砂糖・でんぷん・アルコールの水溶液と異なり、お酢の水溶液は電流を流します。
- 電極間の距離を狭めると電流が流れやすくなり、同じ水溶液では豆電球は明るくなります。
(5)
35.1g
- 上澄み10gを蒸発させて残る食塩は2.6gなので、水は10−2.6=7.4gです。
- 水100g当たりの食塩は2.6÷7.4×100=35.135…g。小数第1位までで35.1gです。
(6)
エ|5.4g
- 水70gに溶ける食塩は70×2.6/7.4=24.594…g。加えた30gから差し引くと5.405…gが残ります。
- 上澄みの食塩濃度26%と、水100g当たりの溶解度35.1gは異なる量です。
(7)
イ・カ
- Aは水50gに食塩10gがすべて溶けたもの。BとCはどちらも溶け残りがあり、同温度の飽和水溶液です。
- したがってBとCの濃さ・明るさは同じで、より薄いAよりBが明るくなります。入れた食塩の総量だけで比べません。
第4問|てこと板のつり合い
この大問で学ぶこと
力の合計と回転させる働きを分ける
解き直しの到達点使った条件と結論のつながりを、解説を閉じて説明できること。
(1)
空欄1:25cm 空欄2:28cm
- 棒1は左からの距離をxとして120x=200(40−x)。x=25cmです。
- 棒2の左端にかかる重さは120+200=320g。320y=280(60−y)からy=28cmです。
(3)
216g
- 板の重さ486gをX・Yが分担します。上向きの力の合計が486gなので、Y=486−270=216gです。
(4)
8cm
- Aからの重心までの距離は、D側の支える力の割合とADの長さで求めます。
- AE=18×216/486=8cm。板を一つの重さとして支える位置です。
(5)
387g
- 板だけの重心はBから11cm。Bのまわりの回転を考えると、板は486×11、おもり120gはCDの中点なのでBから横13.5cmの位置に働きます。
- Y×18=486×11+120×13.5。Y=387gです。重さの合計606gを二等分する方法では求まりません。
解き直しの進め方
知識問題は用語を対にして整理し、計算問題は何を1としたか、どの面積・質量・距離を使ったかを説明しましょう。月の問題は図と時刻を往復して確認します。
| 段階 | 取り組むこと | 確認すること |
|---|---|---|
| 1|原因を分ける | 間違えた問題を、知識・条件や根拠の読み違い・説明の不足に分ける | どこで手が止まったかを言葉にする |
| 2|解説を閉じる | 自分で根拠・図表・式・答案を組み立て直す | 答えだけでなく、その根拠や判断の理由を説明できるか |
| 3|時間を空ける | 日を改め、類題と合わせて再挑戦する | 条件が変わっても使える考え方になったか |
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点数だけでは、次に何を直すべきかは決まりません。進塾では、解き方・答案の根拠・つまずいた箇所を確かめ、授業と家庭で取り組む内容を整理します。集団コース・個別指導のご相談を承ります。
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