本郷中学校 2025年度 第1回 社会入試解説|大問別の考え方と解き直し

2026年10月27日

SUSUMU JUKU / 2025 EXAM REVIEW

答えの先に、解ける理由を。

本郷中学校・2025年度 第1回 社会

2025年度の本郷中学校第1回社会は、岸和田の地域調査、学校周辺の歴史、2024年の選挙を扱います。地図をたどる力と、時代や制度を切り替えて知識を使う力が重要です。

このページは問題冊子と一緒に読む解説です。問題文・原図の転載はせず、進塾独自の解説を掲載しています。

第1問|岸和田の地域調査

この大問で学ぶこと

文章の道順を、地図へ戻して確かめる

地域調査の報告書から、歩いた経路・地形・産業を読みます。右左の判断は、進行方向が変わるたびに更新することが大切です。

解き直しの到達点文章→地図→文章を往復し、道順と地域の特徴を照合する。

解くときの着眼点:文章→地図→文章を往復し、道順と地域の特徴を照合する。

問1~問3|地域とルート

問1 大阪/問2 関西国際/問3 あc・いj。

  1. 岸和田が大阪府の泉州地域にあることを、海岸や空港の位置と結び付けます。
  2. 道順は起点から一文ずつたどり、川を渡る・曲がる・建物が見えるという目印に印を付けます。
  3. 南下や右折を、紙面の下・右と無条件に読み替えないようにします。

間違えやすい点:曲がる前の進行方向のまま、次の右左を判断しないこと。

問4~問6|縮尺、標高、土地利用

問4 7.5km/問5 ウ(45m)/問6 H。

  1. 原図の縮尺と、紙面での拡大率を区別します。原図30cm・縮尺1:25000なら750000cm=7.5kmです。
  2. 標高は通った経路と等高線の交わりから確かめ、到着点だけの高さで判断しません。
  3. 新しい建物は過去の地形図と現在の分布を比較し、指定された場所の用途の違いを読みます。

間違えやすい点:拡大地図上の長さに、原図の縮尺をそのまま掛けないこと。

問7~問10|統計と地域の産業・文化

問7 ア/問8 ウ/問9 う蚕(カイコ)・え絹/問10 エ。

  1. 県の統計は降水量だけで決めず、人口、産業別人口割合、水田率を組み合わせます。
  2. 養蚕から絹織物までの工程は、育てる生物と製品を分けて整理します。
  3. だんじり祭など地域の文化は、地名との組合せを確認して覚えます。

間違えやすい点:「綿」と「絹」は原料が異なります。工程に合う語を選びましょう。

第2問|巣鴨・駒込と豊島の歴史

この大問で学ぶこと

身近な場所を、全国の歴史に位置付ける

地域の遺跡や施設を入口に、古代から近現代の歴史をたどります。地名の由来や施設の変化を、全国の制度・事件に結び付けて読みます。

解き直しの到達点地域の出来事を、時代・人物・制度の年表へ置く。

解くときの着眼点:地域の出来事を、時代・人物・制度の年表へ置く。

問1~問9|時代をまたぐ選択問題

問1イ・問2ウ・問3イ・問4イ・問5イ・問6ア・問7ア・問8エ・問9イ。

  1. 貝塚は縄文時代、律令の制度は古代、保元の乱は平安末期という大枠を先に置きます。
  2. 防人、守護、浮世絵など、設問ごとに時代を切り替えます。
  3. 画像や作品は題名だけでなく、表現の特徴と成立時期を確かめます。

間違えやすい点:本文を通読した印象の時代に、すべての選択肢を当てはめないこと。

問10~問14|人物・税・地域の作物

中大兄皇子/御家人/太閤検地/年貢/なす(なすび)。

  1. 645年の政変と改革を進めた人物、鎌倉の主従関係、秀吉の土地調査、江戸の税を順番に整理します。
  2. 「一富士二鷹三茄子」の問は、ことわざの語を知るだけでなく、本文が示す駒込との関係を読みます。
地域史から全国史へ
時代確認するつながり
古代中大兄皇子と政治改革
中世将軍と御家人
近世太閤検地・年貢
近現代戦争・施設・地方自治

間違えやすい点:税の年貢と、収穫量を測る検地という調査を混同しないこと。

問15~問17|戦争と戦後の地方自治

東条英機/日露戦争/地方自治法。

  1. 開戦時の首相、負傷した兵士を支える施設が必要となった戦争、戦後の自治制度をそれぞれ特定します。
  2. 日露戦争と太平洋戦争の時期を分け、施設の設置と接収を同じ時点の出来事にしないようにします。

間違えやすい点:日本国憲法と同時期に施行されたという情報だけで、法律の名称を取り違えないこと。

第3問|2024年の選挙と政治の仕組み

この大問で学ぶこと

時事の名前を、制度の理解へつなぐ

この大問の「昨年」は2024年です。人物名や選挙結果は出題当時のものとして扱い、国会・内閣・裁判の仕組みを確認します。

解き直しの到達点当時の出来事と、制度そのものの説明を区別する。

解くときの着眼点:当時の出来事と、制度そのものの説明を区別する。

問1~問3|国の制度と首相

問1 イギリス/問2 エ/問3 イ。

  1. イギリスで2024年7月に行われたのは大統領選挙ではなく下院の総選挙です。
  2. 日本の衆議院の解散と、内閣総理大臣の指名・任命の仕組みを分けます。
  3. 首相を国民が直接選ぶ制度だと考えず、議院内閣制の関係へ戻して確認します。

間違えやすい点:本文中にある説明が、すべて正しいとは限りません。誤りを探す指定を確認します。

問4~問8|議席数と当時の人物

問4 465/問5 学校/問6 小池百合子/問7 ウ/問8 エ。

  1. 衆議院の定数、地方自治を民主主義の学校とする表現を確認します。
  2. 東京都知事選の当選者、米大統領選から撤退したジョー・バイデン、公民権運動の指導者を、本文の時点に合わせて答えます。

間違えやすい点:人物名は出題当時の解答です。「現在の役職」として読み替えないこと。

問9~問12|司法と選挙結果

問9 エ/問10 裁判員/問11 ア/問12 ウ。

  1. 簡易裁判所から始まる裁判もあるため、その可能性を否定する説明は誤りです。
  2. 裁判員制度は国民が裁判官とともに判断に参加する制度で、米国の陪審員制度と同一ではありません。
  3. 2024年の解散の手続と米大統領選結果を、設問の選択肢へ照合します。

間違えやすい点:裁判員と裁判官の役割を、名称だけで同じものとして扱わないこと。

解き直しの進め方

地域調査は地図に経路を描き、歴史は時系列、政治は国会・内閣・裁判所の関係図に整理します。時事問題は出題当時の答えと、長く使う制度の理解を分けて復習しましょう。

段階取り組むこと確認すること
1|原因を分ける間違えた問題を、知識・条件や根拠の読み違い・説明の不足に分けるどこで手が止まったかを言葉にする
2|解説を閉じる自分で根拠・図表・式・答案を組み立て直す答えだけでなく、その根拠や判断の理由を説明できるか
3|時間を空ける日を改め、類題と合わせて再挑戦する条件が変わっても使える考え方になったか

志望校の過去問を、次の学習計画へ

点数だけでは、次に何を直すべきかは決まりません。進塾では、解き方・答案の根拠・つまずいた箇所を確かめ、授業と家庭で取り組む内容を整理します。集団コース・個別指導のご相談を承ります。

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