2026年11月6日
SUSUMU JUKU / 2024 EXAM REVIEW
雙葉中学校・2024年度 国語
衣服と住まいをめぐる文章、少年時代の街を振り返る随筆、漢字の読みを扱う全3大問を解説します。
第1問|衣服から考える団地と暮らし
問一
二人の服装が、自分と比べて厚着だったり薄着だったりしたから。
セーターを着たナナと半袖のイチを、語り手自身の服装と比べる。
問二
a 快不快・b 採・c 弁・d 回・e 私
熟語全体は快不快・採用・花弁・回帰・私見。カタカナで示された箇所だけを漢字に直す。
問三
なみなみ
コップに液体があふれそうなほど入る様子を表す繰り返し語。
問四
ナナのセーターとイチの半袖の中間にあたる、長袖に半袖を重ねた服装だということ。
ここでの「間」は、服装の厚さを比較した表現。
問五
1 ア・2 ウ
揶揄はからかうこと。反芻はここでは、経験した困難を何度も思い返すこと。
問六
ウ
着る服を減らす話の中で、いらないと判断することと、その服を処分することが対応する。
問七
(1)自然の中で開放的に暮らし、自由に生活を楽しむ存在。(2)人工都市
ハイジを手掛かりに、自然の中での自由な暮らしと、管理された都市生活の対照を読む。(2)は本文から漢字四字で抜き出す。
問八
イ
俳句の構造を借りて、進んでも団地が続く様子を表す。
問九
団地の一軒一軒の家庭が穏やかに円満に暮らしていること。
窓はそれぞれの住戸と、そこで暮らす人々を指す。
問十
団地の違いを強調し、それぞれの価値に過度な差をつけて評価すること。
建物の形や意匠の評価と、そこで人が暮らしている事実を分けて読む。
問十一
衣服
建物も暑さ寒さをしのぎ、生活を支えるという共通点から、本文前半の語を抜き出す。
第2問|変わった街と記憶を呼び戻す木
問一
a ように・b ような・c ようだっ
後ろに続く動詞、名詞、助動詞に合わせて形を変える。
問二
エ(ものともせず)
寒さを気にせず話し続ける場面なので、困難を意に介さない意味が合う。
問三
よくあんな
少年のころの行動を思い返し、あれほど長く話せたことに驚く部分を探す。指定どおり最初の五字を書く。
問四
A むやみやたらに・B たくさん・C ほぼ全部
話し続ける勢い、十分にある自由な時間、景色が失われた程度をそれぞれ表す。
問五
娯楽施設のない街で唯一、日常を忘れて多様なものに触れ、楽しめた場所。
暗闇や宝島という言葉を、映画館が少年に果たした役割に置き換える。
問六
ア・イ・エ
目印は新聞社、小学校、裁判所。病院はかつてと場所が変わっている。
問七
イ
新しい街は整って見える一方、昔の街しか知らない自分は取り残されたように感じている。
問八
まだ自分が何者か分からなかったが、どんな人にもなれる可能性があったこと。
自分が何者か定まっていないことと、将来の可能性が開かれていたことを両方述べる。
問九
昔と変わらず残った欅が、変わった街の中で少年時代の記憶をよみがえらせるきっかけだということ。
変わらない木と変わった街を対比させ、木が記憶への入口になる理由を書く。
問十
古く自然豊かな街並みを残すより、新しい人工物を増やすことに価値を置く時代。
失われた目印の具体例を探し、古い景色に対する価値観としてまとめる。
問十一
答案例 冬の朝、祖父母の家の戸を開けると、庭一面に雪が積もっていた。いつもの景色が静かな別世界に変わり、その朝だけの美しさに見入った。
筆者のいう「魔法の時間」は日常の景色が一時だけ特別に感じられた時間。自分の経験では、いつ、どこで、普段の景色がどう変わり、どう感じたかを書く。
第3問|漢字の読み
(1)〜(5)
○・○・○・○・しょうじ
波止場、殺風景、営む、八百屋は示された読みでよい。建具の障子は「しょうじ」。
(6)〜(10)
○・おうちゃく・けわ・ほか・したて
案の定の「案」は「あん」。横着は「おうちゃく」、険しいの「険」は「けわ」、この外の「外」は「ほか」。「下手に出る」は「したてにでる」と読み、相手にへりくだる意味。
解き直しの進め方
比喩の説明では、本文中の物が何を表しているかを具体的に書きましょう。昔と今の違いを問われたら、それぞれの描写を拾って対照させます。
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