2026年11月6日
2026 EXAM REVIEW
東京都市大学付属中学校 第1回・国語
説明文・物語文・詩・漢字の全27問を解説します。公開冊子には本文の省略箇所があり、第1大問の記述は学校の解答例をもとに要点を整理しています。
第1問 文明の進歩と人類の適応
問1
2
物質文明の発達から、進歩への過信と行き先の分からない加速に話が進みます。直後の乗り物のたとえにつながる位置です。
問2
A 生態系・B 快適・C 物質的
動物は生態系の中で快適さを求め、人間は環境を変え、物質的な豊かさを幸福と結び付けます。
問3
2
農業と牧畜は人間が自然に働きかけて生産する転機でした。自然を改変して幸福を求める方向につながります。
問4
4(錯覚)
物質的に豊かになれば幸福を得られると誤って信じることです。
問5
2(驚く)
戦後の苦境からは予想できなかった物質文明の発達に驚いています。
問6
3
乗客が飛行機の異常を察知しにくいように、高度化した文明は人間が制御できない事態を招くおそれがあります。
問7
A 適応・B 急激・C 滅亡
生物が環境に適応するには時間がかかります。人類は環境を急激に変え、自らの存続を危うくしています。
問8
4
個体のいのちには終わりがありますが、種は世代交代を通じて存続できます。
問9
例:文明の進歩をゆるめて現状を見直し、生物として主体的に環境に関われる生活を設計する。
学校の解答例を手がかりに、進展の速度、現状の見直し、生物としての主体性の三点を50字以内で結びます。
問10
C
本文は環境破壊を人間の行動と結び付け、現状を見直すよう求めています。原因も解決策も見つからないという発言は主張と合いません。
第2問 写真家が見つめた真実
問1
3(伯父)
真一は祖父の息子です。語り手自身も終盤で伯父と呼んでいます。
問2
A 4・B 1・C 2・D 3
もっともは補足、おのずとは自然に生じること、つくづくは深く実感すること、ひとしきりは一定時間続くことを示します。
問3
ア 1・イ 4・ウ 3
あぐねるは思うようにできず困ること。うらなりは弱々しい様子。独りごちるはひとりでつぶやくことです。
問4
2
祖父を写した写真は父の力量を示し、題名と写し方から父が祖父を単に反発する相手として見ていなかったことも伝わります。
問5
どこかに消
真実を探す姿を、埋もれた写真を探す動作に重ねる終盤を参照し、該当28字の冒頭5字を書きます。
問6
2
銀杏のある広場の景色が、息子を戦地へ送り出した記憶を呼び戻し、祖父は当時の思いに入り込みます。
問7
3
祖父が嘆くのは大学に進んだ真一が兵隊にとられたことです。後の戦死まで含めると発言の時点と合いません。
問8
3
祖父は孫の思いやりを感じ、照れから素直な感謝を伝えきれず、軽口のように返しています。
問9
4
師匠を前にしたもどかしさは読み取れますが、投げやりな自分を乗り越えようとする決意までは本文にありません。
問10
X 人間の情・Y 冷静な目
祖父は息子を思う情が撮影を止めたと考えます。語り手は学徒出陣を美しい出来事として撮れないと見抜いた写真家の判断と捉えます。
第3問 小鳥が空に語りかける
問1
1(口語自由詩)
日常的な言葉で書かれ、各行の音数に一定の型がありません。
問2
乳色の
後半は空の胸の描写から、小鳥が撃たれた場合の描写へ移ります。
問3
1
牙と爪は、小鳥が地上で眠るときに襲ってくる動物の危険を表します。
問4
わたし=小鳥、あなた=空
飛んで歌う小鳥が、広く包むように見えても枝を持たず、小鳥を支えられない空に語りかけます。
問5
2
空は小鳥を守れませんが、自ら敵に回るとは述べられていません。
第4問 漢字と熟語の構成
問1
①起死回生 ②心頭 ③無作法 ④必至 ⑤供
危機からの立て直し、心の底からの怒り、礼儀を欠く行為、避けられない結果、墓前に花を供える行為を表します。
問2
①C ②D ③F ④G ⑤A
創業は目的語と動作、勤務は近い意味、官製は作り手と動作、密命は修飾、利害は対立する意味の組み合わせです。
解き直しの進め方
説明文ではたとえと筆者の主張を結び、物語文では同じ出来事を誰の視点で捉えたかを書き分けましょう。
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