2026年11月4日
SUSUMU JUKU / 2025 EXAM REVIEW
答えの先に、解ける理由を。
東洋英和女学院中学部・2025年度 A日程 国語
詩と物語を行き来しながら、会社を離れた主人公の社会への見方が変わる過程を読みます。語句、抜き出し、心情、自由記述を、原問題の問い順に確認してください。
問一〜問六|語句・詩と読み始め
この大問で学ぶこと
音や比喩を、物語の場面へつなげる
問一 漢字と読み
縦、誤解、心臓、とうよう、潮風
- 登用は人を役職などに取り立てることです。動揺・東洋など、同じ読みの別の語へ置き換えないよう、仕事の文脈を確認します。
問二 春の詩の空欄
エ:まぶしい
- 冬眠から覚めて光のある地上へ出る感覚や、水・風・花の描写と対応させます。春を迎えた明るさと喜びを捉えます。
問三(1) カジカの声
はじめ:ききき/終わり:いいい
- 一つの音が重なり、伸びていく表現です。指定は冒頭と末尾の3字なので、全文を書き写すのではなく境目を正確に確かめます。
問三(2) 詩の印象の抜き出し
はじめ:奇妙で/終わり:抜ける
- 蛙の声が美しく整うだけでなく、説明しきれない軽さを持つと感じる部分です。答えを探したら、空欄後の「ものだと感じている」へ文法上つながるかを確認します。
問四 稼子の反応
エ
- 退職して時間を持て余す自分に、お守りの役目を頼まれたように受け止めています。怒りや新しい趣味の発見と決め付けず、その時点の内面を読みます。
問五 言い回しの置き換え
取りつくろって言った
- とりなすような言葉と同じ働きの表現を本文から探します。抜き出し問題なので、意味が近くても自分で別の言葉を作らないようにします。
問六 管理人室の奥行き
イ:ながら
- 外からは小さく見える部屋でも、奥は意外に広いという逆接です。「思ったより広い」という発見につながります。
問七〜問十六|管理人の仕事と、社会との関わり
この大問で学ぶこと
窓の内と外という見方の変化
問七 風景から窓の詩を思い出す理由
人の行き来と、繰り返す波の様子が重なるため
- 窓越しに絶えず行き交う人々と、詩の寄せ返す波を結び付けます。似ている対象を両方書き、どの点が共通するかまで説明します。
問八 仙人のように思える点
イ
- 仕事や借金などで苦労してきたことを深刻に抱え込まず語る、長い人生を経た姿です。何でも知っている超人的な人物と読むのではありません。
問九 うつむいた時の気持ち
エ
- 退職によって、自分が社会との関係を失ったように感じて自信をなくしています。多様な仕事をしなかった自分への後悔とまで広げる根拠はありません。
問十 窓の外だと感じる意味
ウ
- 社会は会社に所属して仕事をする場だと思い、退職後はそこへ直接触れられないと感じています。ガラスは、外から眺めるだけの自分を表す比喩です。
問十一 慣用句
a:顔、b:ウ(眉をひそめた)
- 顔を曇らせる、眉をひそめる、ともに表情の変化です。前後の会話の不快さや心配を根拠に選びます。
問十二 心が動くとは
ア
- 他人に勧められなくても、興味のあるものへ自分から近づき、試してみたくなることです。壮大な目標や最後までやり抜く義務とは限りません。
問十三 自分の仕事の意味への気付き
自分が作ってはいなくても、食べる人へ届く流れの一部を担っていた
- それまで菓子を自分の成果と見ていなかった状態と、届ける仕事も人の喜びにつながると気付いた状態を対比します。解答欄の逆接の接続に合うよう、二つの部分を分けて書きます。
問十四 慣用句
エ:ゆだねる
- 身をゆだねるは、流れや相手に自分を任せることです。波や仕事のつながりという直前の比喩にも合います。
問十五 同じ詩の別の理解
はじめ:社会に荒波はつ/終わり:のではないか。
- 初めは社会と自分との間に窓を感じていましたが、後には人と関わる今の自分も社会の波の中にいると捉え直しています。原文の一文を探し、冒頭と末尾の7字を書きます。
問十六 表情の意味
ウ
- 前だけを向いていた人物が、孫の横歩きの話から新しい見方を知り、少し照れたように受け止めています。
問十七|自分の体験を書く記述
この大問で学ぶこと
言葉・解釈・経験の3段階
問十七(1) 大切にした言葉
カニ歩きす
- 本文で孫から受け取った言葉を探し、指定された冒頭5字を答えます。考え方の説明を先に書かないようにします。
問十七(2) 言葉の解釈
行き詰まったら、見方を横へ広げてみようということ
- 前ばかり見ると視野が狭まる、横歩きなら違う景色が見える、というつながりを、人の考え方へ置き換えて説明します。
問十七(3) 自分の経験
何気ない言葉が、その後の見方を変えた経験を書く
- 誰の、どの言葉だったかを短く示し、その時の悩みと、言葉をどう自分の考えに変えたかを続けます。
- 構成例:失敗を急いで消そうとしていた→身近な人から「どこで迷ったか残しておこう」と言われる→間違いを責める印ではなく、次に進む手掛かりと考えるようになった。
- これは構成の作例です。自分の実際の経験や、設問が認める見聞・想像に置き換え、本文の言葉をそのまま自分の経験として書かないようにしましょう。
解き直しの進め方
同じ詩が前半と後半でどう違って読まれるかを追います。記述では変化前・きっかけ・変化後を整理し、自分の経験を書く場合は出来事の報告だけでなく受け止め方まで書きましょう。
| 段階 | 取り組むこと | 確認すること |
|---|---|---|
| 1|原因を分ける | 間違えた問題を、知識・条件や根拠の読み違い・説明の不足に分ける | どこで手が止まったかを言葉にする |
| 2|解説を閉じる | 自分で根拠・図表・式・答案を組み立て直す | 答えだけでなく、その根拠や判断の理由を説明できるか |
| 3|時間を空ける | 日を改め、類題と合わせて再挑戦する | 条件が変わっても使える考え方になったか |
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