2026年10月30日
SUSUMU JUKU / 2024 EXAM REVIEW
答えの先に、解ける理由を。
城北中学校・2024年度 第1回 社会
地理・歴史・公民の全3大問から主要設問を選び、資料のどこを見て判断するかを解説します。統計や制度は出題時の条件で読み、割合と実数、史料の事実と評価を区別して確認しましょう。
このページは問題冊子と一緒に読む解説です。問題文・原図の転載はせず、進塾独自の解説を掲載しています。
第1問|関東の都市と暮らし
この大問で学ぶこと
人口・産地・気候を別々の根拠で読む
解き直しの到達点使った条件と結論のつながりを、解説を閉じて説明できること。
問3|災害の言葉
エ
- 台風や低気圧で海面が高くなる現象は高潮です。津波は海底の変動などで生じます。
- 土石流・洪水・浸水・高潮を、何がどこへ動く現象なのかで整理します。
問4・問5|人口と野菜の産地
問4 ウ/問5 カ
- 人口表Aはさいたま・川口・川越の埼玉、Bは千葉・船橋・松戸の千葉、Cは横浜・川崎・相模原の神奈川です。
- 野菜表はA神奈川、B埼玉、C千葉。大根だけでなく、ほうれん草・ねぎ・にんじんという複数の品目で照合します。
問6・問7|銭湯と地図記号
問6 イ/問7 ア
- 家庭の風呂の普及や経営者の高齢化は銭湯減少と結び付きますが、少子化から廃業を直接説明するイは不適切です。
- 内陸の八王子には漁港を表すアは当てはまりません。地図の位置と記号の意味を組み合わせます。
問8|新潟の雨温図
エ
- 日本海側の新潟は、冬の季節風による降水が多いことが特徴です。冬に降水が減る太平洋側の図を外します。
- 最寒月の気温で札幌とも区別し、エを選びます。
問9・問10|外国人人口と出生率
問9 ウ|中国/問10 エ
- 表の大きな人数に入る国籍は中国。複数年の人数を比べる場合、表の総数と割合も区別します。
- 平均初婚年齢が低くなることを、そのまま出生率低下の理由とするエが誤りです。人口減少と出生率の定義を混同しません。
第2問|史料と政治の移り変わり
この大問で学ぶこと
制度名を時代と役割につなげる
解き直しの到達点使った条件と結論のつながりを、解説を閉じて説明できること。
問9〜問11|中世
問9 エ/問10 オ|3→1→2/問11 新古今和歌集
- 写真の中尊寺金色堂は奥州藤原氏と関係します。
- 六波羅探題1221年→御成敗式目1232年→元からの使者1268年の順。藤原定家らが編纂した和歌集は新古今和歌集です。
問15|江戸幕府の役職
(1)イ(2)京都所司代
- 若年寄は老中を補佐し、旗本・御家人を監督します。大老は常置ではありません。
- 京都の治安、朝廷や公家の監視を担うのは京都所司代。名称と役割の両方を確認します。
問16・問17|外交と幕末
問16 エ/問17 カ
- 明が滅んだ後も中国との貿易は続きます。「途絶えた」という断定が誤りです。
- 1867年10月の大政奉還と12月の王政復古の大号令は、同じ出来事ではありません。順序と実行した側を分けます。
問19〜問21|貿易と戦争
問19 F生糸・G綿糸/問20 ア/問21 エ|2→3→1
- 生糸は主要輸出品であり続け、綿糸は輸入から輸出へ移っていきます。
- 第一次世界大戦をポーランド侵攻で始まったとするのは誤り。満州事変1931年→盧溝橋事件1937年→太平洋戦争1941年の順です。
第3問|人権と政治参加
この大問で学ぶこと
条文と制度の要件を資料から確かめる
解き直しの到達点使った条件と結論のつながりを、解説を閉じて説明できること。
問1・問2(1)
問1 あ基本的人権・い不断/問2(1)ア|UNHCR
- 人が生まれながら持つ権利は基本的人権。その維持には国民の不断の努力が必要という文章です。
- 難民の保護・支援に関わる国連機関はUNHCR。労働のILO、子どものUNICEFと担当分野を区別します。
問5|憲法改正
イ
- 国会の発議は各議院の総議員の3分の2以上の賛成が必要です。国民投票は過半数の賛成で、同じ3分の2ではありません。
- 「総議員」と「出席議員」、国会の議決と国民投票を分けて読みます。
問6|資料に書かれた労働条件
エ
- 提示された条文では、体調不良で就業が著しく難しい場合に請求された生理休暇を与えるとあります。病気でないという理由だけで拒むエが条文に反します。
- 1日9時間の拘束でも休憩1時間を除けば実働8時間。深夜賃金も1200×1.25=1500円と計算して比較します。
問7|国会と自治
(1)参政権(2)ウ(3)イ
- 政治に参加する権利は参政権。首相指名で参議院が10日以内に議決しない場合は衆議院の議決が国会の議決になります。
- 地方の首長と議員は直接選挙で選びます。条例の制定改廃請求と解職請求のリコールを混同しません。
解き直しの進め方
誤りを選ぶ問題は、誤った言葉を正しく言い直します。資料問題では年・単位・対象範囲を囲み、年表問題では一つずつ年代を付けてから並べ直します。
| 段階 | 取り組むこと | 確認すること |
|---|---|---|
| 1|原因を分ける | 間違えた問題を、知識・条件や根拠の読み違い・説明の不足に分ける | どこで手が止まったかを言葉にする |
| 2|解説を閉じる | 自分で根拠・図表・式・答案を組み立て直す | 答えだけでなく、その根拠や判断の理由を説明できるか |
| 3|時間を空ける | 日を改め、類題と合わせて再挑戦する | 条件が変わっても使える考え方になったか |
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