2026年10月30日
SUSUMU JUKU / 2025 EXAM REVIEW
答えの先に、解ける理由を。
吉祥女子中学校・2025年度 第1回 社会
歴史・地理・公民の全3大問から主要設問を選び、資料の読み取りと知識の使い方を解説します。記述は答案例だけでなく、入れるべき要素を整理しています。本文中の時事情報・数値は入試実施時の資料に沿って読みましょう。
このページは問題冊子と一緒に読む解説です。問題文・原図の転載はせず、進塾独自の解説を掲載しています。
第1問|犬と人の歴史
この大問で学ぶこと
文化・政治の出来事を時代順に置く
解き直しの到達点使った条件と結論のつながりを、解説を閉じて説明できること。
問2|大日本帝国憲法
ウ
- 内閣制度は1885年に設けられ、憲法発布は1889年です。「憲法で内閣制度が定められ、発布と同時に初の内閣」という説明は順序が誤っています。
問4|兼好法師の随筆
徒然草
- 三大随筆は清少納言『枕草子』、鴨長明『方丈記』、兼好法師『徒然草』です。作者と作品を対にして答えます。
問6|鎌倉時代の順序
オ|C→B→A
- 承久の乱後に六波羅探題を設置したのが先。その後に近畿などで三毛作が行われ、弘安の役のフビライの襲来へと続きます。
- Aの約14万の大軍と暴風雨という条件から、元寇のうち弘安の役を読み取ります。
問7|反乱の原因
解答例:重税とキリシタンへの弾圧を原因に、天草四郎を中心とする反乱が起きた。
- 島原・天草一揆の二つの直接的原因と中心人物が要求されています。
- 「江戸幕府への不満」だけでは不十分です。税負担・宗教弾圧を具体的に書きます。
問13|西郷隆盛の主張
征韓論
- 明治初期、朝鮮への武力行使などを主張した征韓論です。西南戦争そのものや、岩倉使節団の目的と区別します。
問14|1950年の組織
警察予備隊
- 朝鮮戦争の開始を背景に1950年に設けられました。保安隊、自衛隊へとつながる順序を整理します。
第2問|観光と交通・地域の特色
この大問で学ぶこと
地名とつながる経路を地図上で確認する
解き直しの到達点使った条件と結論のつながりを、解説を閉じて説明できること。
問1|河川の名称
信濃川
- 長野県では千曲川、新潟県では信濃川と呼ばれます。滋賀県の瀬田川、京都府の宇治川、大阪府の淀川という例と同様、同じ河川でも流域で呼び名が変わります。
問6|北陸新幹線
つるが
- 本文は2024年3月の延伸を問うています。福井県の敦賀を、指定のひらがな3字で答えます。
問12(1)・(2)
(1)イ|A正・B誤 (2)ウ|たまねぎ
- 瀬戸内しまなみ海道は広島県と愛媛県を結びます。瀬戸大橋は鉄道と自動車が通る橋で、徒歩・自転車の通行はできません。
- 淡路島の代表的な作物はたまねぎです。橋の名称だけでなく接続する県を地図に書き込みましょう。
問13|農村に滞在する旅行
グリーンツーリズム
- 農業体験や地域の人との交流を楽しむ滞在型の旅行です。「自然を見るだけ」ではなく、暮らしや産業に触れる点を本文から捉えます。
第3問|政治資金と民主政治
この大問で学ぶこと
公開と国民の監視の関係を読む
解き直しの到達点使った条件と結論のつながりを、解説を閉じて説明できること。
問2|税の説明
ア
- 地方交付税は使い道が原則として特定されない一般財源です。「国が使いみちを指定する」とする説明が誤りで、特定の事業に交付する国庫支出金と区別します。
問3|記述X・Y
X:一部の政治家と企業・団体 Y:特定の人だけが利益を得る
- 会話では資金提供者が公開されなければ、国民が政治家と支援側の不適切な結び付きを確かめられないと述べています。
- Xには誰と誰の関係か、Yにはどんな政治かを入れ、公開不足→監視できない→利益の偏りという因果関係を完成させます。
問5|地方自治
学校
- ブライスの「地方自治は民主政治の最良の学校」という表現です。身近な課題に住民が参加し、民主主義を学ぶという設問の説明と結び付けます。
問7|1993年の首相
細川
- 1993年に成立した非自民の連立政権は細川護熙内閣です。指定は姓なので「細川」と答えます。
問8|衆議院の選挙
イ
- 小選挙区で生じやすい死票を比例代表が補い、小規模な政党も議席を得やすくするという説明です。
- 問題の他の選択肢にある定数や投票方法は、衆議院と参議院、現在と過去を混同しています。
問10|環境の国際機関
イ|UNEP
- 国連環境計画はUNEP。ILOは労働、IAEAは原子力、WHOは保健を扱います。略称を分野と対にして覚えましょう。
解き直しの進め方
正誤問題は誤っている箇所を正しい表現に直し、記述問題は資料から分かる事実と、その理由をつないで書き直しましょう。
| 段階 | 取り組むこと | 確認すること |
|---|---|---|
| 1|原因を分ける | 間違えた問題を、知識・条件や根拠の読み違い・説明の不足に分ける | どこで手が止まったかを言葉にする |
| 2|解説を閉じる | 自分で根拠・図表・式・答案を組み立て直す | 答えだけでなく、その根拠や判断の理由を説明できるか |
| 3|時間を空ける | 日を改め、類題と合わせて再挑戦する | 条件が変わっても使える考え方になったか |
志望校の過去問を、次の学習計画へ
点数だけでは、次に何を直すべきかは決まりません。進塾では、解き方・答案の根拠・つまずいた箇所を確かめ、授業と家庭で取り組む内容を整理します。集団コース・個別指導のご相談を承ります。
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