2026年10月30日
SUSUMU JUKU / 2026 EXAM REVIEW
答えの先に、解ける理由を。
浦和明の星女子中学校・2026年度 第1回 国語
説明文・物語文の主要設問について、本文のどの部分を根拠に答えるかを解説します。抜き出しは問題冊子の指定範囲・字数に従い、選択肢は一致する部分だけでなく言い過ぎや逆転も確かめましょう。
このページは問題冊子と一緒に読む解説です。問題文・原図の転載はせず、進塾独自の解説を掲載しています。
第1問|正直と誠実さ
この大問で学ぶこと
他者への振る舞いと自己への態度を分けて読む
解き直しの到達点使った条件と結論のつながりを、解説を閉じて説明できること。
問1〜問3
いつわり/ガラス/馬鹿
- 偽りはいつわりと読み、ガラス張りは何も隠せない状態を表す比喩です。
- 馬鹿の字は、正直に話すことがその場では損に見える場合もある、という問題設定の中で使われています。
問4・問6
ア/イ
- 嘘をつく能力は無意識の誤りではなく、相手の反応を見通し意図的に事実を隠すことができる能力です。
- 正直さは、自分が相手と同じではないと意識しながら、それでも自分を捨てず自由に振る舞おうとする態度です。単に何も考えず欲求通り動くことではありません。
問7・問8
むじゅん/ウ
- 場をしのぐため一度嘘をつくと、その後も辻褄を合わせる嘘が必要になります。矛盾を広げないという文脈です。
- 成長には社会に合わせる面がある一方、合わせることで自分らしさを失う怖さがあります。逆説とは、二つの面が相反しつつ結び付くことです。
問9
自分のあり
- 内面は、相手からどう見えるかという外側だけでなく、自分自身の在り方を吟味する心の働きです。指定された25字の箇所全体を確かめ、その最初の5字を答えます。
問10(1)
ア率直・イ誘惑・ウ葛藤・エ誠実
- 率直に思いを言えることと正直であることは同じではありません。相手を傷つけないよう嘘をつきたくなる誘惑もあります。
- その迷いを意識する葛藤が内面を育て、自分らしさを求める誠実な在り方へつながるという本文の論理に合わせます。
問11
(1)言葉/(2)自分自身を大切にする/(3)エ
- 引用された詩の言葉により、嘘をつく能力を持つ人間の避けられない弱さが示されています。
- 筆者は、嘘をなくす努力を諦めるのでも、社会に流されることを認めるだけでもなく、弱さを知りながら誠実さを目標とする生き方を考えています。
第2問|教室の同調と見えない本音
この大問で学ぶこと
言葉の表面と語り手の観察の差を読む
解き直しの到達点使った条件と結論のつながりを、解説を閉じて説明できること。
問1〜問3
ハ/イ/(1)ウ・(2)いいあらわ
- ムッは由美の不調を本人が話したくない事情と捉え、取り巻く綾子との関係を詮索して本人を傷つけることを避けます。
- 祖父の補聴器をめぐる会話では、自分が予想していなかった見方を知る驚きがあります。年齢だけで相手を決め付けないことが必要です。
問4・問5
なにしろ/同調圧力
- 綾子の一言に周囲が逆らえず、笑いに合わせる場面を、説明文の社会への順応の問題と関連付けます。
- 個人の悪口というだけでなく、周囲が空気に合わせて反応を変える集団の働きを表す語が同調圧力です。
問6・問7
イ/ア
- ムッが綾子に注意することを避けた理由には、綾子の母親の影響力があり、自分の妹に影響する恐れもあります。
- 沈黙は緊張感のある場面を示します。問題がすぐ元通りになるから重要でない、とする読みではありません。
問8
ア一/イ即
- 本文の比喩を日常的な意味だけで読まず、教室での状況を説明する文脈と対応させます。
- 触れればすぐ危険なことが起こりそうな状態は一触即発です。個々の漢字だけでなく四字熟語として完成するか確かめます。
問9
毎晩父さん
- 家庭の食卓を思い出す場面では、口に出す言葉と相手へ届く思いの間に距離があります。指定の最初の5字は毎晩父さんです。
- 比喩で描く言葉は、ムッの想像する怖さ、冷たさ、揺れ、思考停止などの感覚と結び付きます。後の設問で指定された字数の箇所を確認します。
問11
選んでただけ
- 工藤先生の提案は、先生が選んだ組み合わせをそのまま受け入れることに関係します。指定の6字を問題冊子の該当箇所から続けて抜き出し、解答欄の後続語とつながるか確認します。
問12
ア・オ(適切でない)
- 狭さという題材をそのまま社会全体の対人関係の困難だけに一般化するアは、作中の学校・家庭・団地の複数の場の描き方を落としています。
- オは、工藤先生が由美を励ます意図で組を作り、その善意をムッが受け止めていると断定します。実際にはムッは同意しながらも分からなさを残しており、単純な励ましの成功とは読めません。
解き直しの進め方
説明文は対比される概念を整理し、物語は出来事・言動・心情の変化をつなげます。正解の記号を覚えるのではなく、誤答のどの部分が本文と違うかまで説明してください。
| 段階 | 取り組むこと | 確認すること |
|---|---|---|
| 1|原因を分ける | 間違えた問題を、知識・条件や根拠の読み違い・説明の不足に分ける | どこで手が止まったかを言葉にする |
| 2|解説を閉じる | 自分で根拠・図表・式・答案を組み立て直す | 答えだけでなく、その根拠や判断の理由を説明できるか |
| 3|時間を空ける | 日を改め、類題と合わせて再挑戦する | 条件が変わっても使える考え方になったか |
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点数だけでは、次に何を直すべきかは決まりません。進塾では、解き方・答案の根拠・つまずいた箇所を確かめ、授業と家庭で取り組む内容を整理します。集団コース・個別指導のご相談を承ります。
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