2026年10月30日
SUSUMU JUKU / 2024 EXAM REVIEW
答えの先に、解ける理由を。
浦和明の星女子中学校・2024年度 第1回 国語
説明文・物語文の主要設問について、本文のどの部分を根拠に答えるかを解説します。抜き出しは問題冊子の指定範囲・字数に従い、選択肢は一致する部分だけでなく言い過ぎや逆転も確かめましょう。
このページは問題冊子と一緒に読む解説です。問題文・原図の転載はせず、進塾独自の解説を掲載しています。
第1問|スマートフォンと孤独
この大問で学ぶこと
常時接続・孤立・孤独・寂しさを対比する
解き直しの到達点使った条件と結論のつながりを、解説を閉じて説明できること。
問1
a順次/b断片
- 順々に処理することは順次処理、小さく分かれた一部は断片です。説明の中で示す意味を確かめて漢字に直します。
問2・問3
エ/ア・イ
- 並行処理は、対面の会話などと別の作業を同時に行うことです。目の前の会話を優先せず、ゲームや通話を同時に続けるエが対応します。
- 物理的に別の場所に意識がある例は、待ち時間に遠くの友人と話すこと、買い物中に遠方の音楽を聴くことです。場面と別の活動の対応を追います。
問4・問5
イ/ウ
- 技術は便利な道具を提供するだけでなく、言動や感覚にも影響を与えるというのが筆者の問題意識です。
- 個別のエピソードから一般論へ進む箇所では、事例と結論の方向を逆にしないようにします。
問6
Bイ・Cイ
- 孤立は他者から切り離された物理的な状態、孤独は自分と対話する主体的な在り方です。
- Bは反射的なコミュニケーションを重ねる様子、Cは意識的に自分の時間を作っていくことを表します。言葉の似た印象で選ばず、前後の具体例を使います。
問7
I自己対話/II誰にも邪魔されずにいる/IIIウ
- 一人の時間の意味を、誰かがいないという不足ではなく、自分自身と向き合える状態として読むことが重要です。
- 孤独と孤立を同じ否定的な意味に扱ってしまうと、学習や読書に集中するための一人の時間の価値を見失う、という説明に合わせて抜き出します。
問9
エ
- 常に刺激へ注意が向き自分の行動を静かに考える機会がなくなると、他者とのつながりの薄さを感じてしまいます。
- スマホの有無が友人関係を直接決める、といった断定ではなく、自己対話の喪失との因果関係を確認します。
問10
I技術/IIつながり/Xどうこう/Yしゅみ
- 技術そのものへの依存だけでなく、つながっていないことへの不安を論じています。語句の抜き出しは指定された本文範囲で確認します。
- 自分の考えを止めないことと、一人で没頭できる趣味を持つことを、筆者の孤独の定義に結び付けます。
第2問|友人関係と姉妹のすれ違い
この大問で学ぶこと
他者の本音を知って変わる認識を読む
解き直しの到達点使った条件と結論のつながりを、解説を閉じて説明できること。
問1〜問3
うわべ・めがしら/ウ/ぶさた
- 上辺はうわべ、目頭はめがしらです。表面的な関係と、本当に抱えていた思いの違いが物語の要点です。
- 一人の居場所がほしい主人公は、他人が誰かと一緒にいる理由も一人になる不安のせいだと考え、違和感を覚えています。無沙汰の読みはぶさたです。
問4・問5
イ/エ(当てはまらない)
- 母親は妹の魚嫌いに配慮し、主人公にも同じく配慮していたと分かります。魚が嫌いという言葉の表面だけでは分からなかった事情を読む場面です。
- 主人公が友人作りに努力して失敗したのではありません。自分にはそれが苦しいから一人を選んでいた、という点を取り違えるエを除きます。
問6・問7
イ/ア
- 家では明るく振る舞う妹も、友人を作るため学校で努力していました。姉が知らない妹の側面が、母や妹の言葉で明らかになります。
- 肩をすくめて立つ場面は、妹にどう応じるか分からず戸惑う姿です。無関心や怒りだけに限定しません。
問8
I大丈夫/IIエ
- 毛糸を整えたい妹は、家族にも大丈夫と言って自分の不安を押し込めていました。
- 妹の明るさを単なる性格と考えていた姉が、家族を心配させないための振る舞いでもあったと知る、その認識の変化を読み取ります。
問9
(1)ウ/(2)B友だちが作れない・C友だちと離ればなれになる
- 姉は友人を作れない自分とは違い、妹には容易にできると思い込んでいました。しかし妹も大切な友人と離れる痛みを抱えていました。
- 違いだけに注目していた姉が、友人関係への不安や努力という共通点を知る場面です。指定の8字・12字で抜き出します。
問9(3)
ひとりでいるのがこわいこと
- 妹はその不安があるため友人を作ろうと努力します。姉も、一人を選べることと誰にも頼れないことの違いを意識し、妹を単純に強い子と決め付けていた認識を改めます。
解き直しの進め方
説明文は対比される概念を整理し、物語は出来事・言動・心情の変化をつなげます。正解の記号を覚えるのではなく、誤答のどの部分が本文と違うかまで説明してください。
| 段階 | 取り組むこと | 確認すること |
|---|---|---|
| 1|原因を分ける | 間違えた問題を、知識・条件や根拠の読み違い・説明の不足に分ける | どこで手が止まったかを言葉にする |
| 2|解説を閉じる | 自分で根拠・図表・式・答案を組み立て直す | 答えだけでなく、その根拠や判断の理由を説明できるか |
| 3|時間を空ける | 日を改め、類題と合わせて再挑戦する | 条件が変わっても使える考え方になったか |
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