2026年10月30日
SUSUMU JUKU / 2024 EXAM REVIEW
答えの先に、解ける理由を。
獨協中学校・2024年度 第1回 理科
第1回理科の主要設問を解説します。実物の葉のスケッチを除き、運動の表、反応の質量、地震の資料を使う考え方を整理します。
このページは問題冊子と一緒に読む解説です。問題文・原図の転載はせず、進塾独自の解説を掲載しています。
第1問|葉の断面と養分の運搬
この大問で学ぶこと
組織の位置と働きを結ぶ
解き直しの到達点使った条件と結論のつながりを、解説を閉じて説明できること。
(3)・(4)
オ/デンプン・糖・師管
- 表面Aは水が出入りしにくくすることで、内部の細胞を乾燥から守ります。気体を取り入れる気孔や、光合成する組織とは役割が異なります。
- デンプンは水に溶けにくいため、糖へ変え、維管束の師管を通して運びます。水や無機養分を運ぶ道管と取り違えないようにします。
第2問|ばねとボールの運動
この大問で学ぶこと
表の規則と、衝突後の向きを確認する
解き直しの到達点使った条件と結論のつながりを、解説を閉じて説明できること。
(1)〜(3)
①ウ・②ア/500g/エ
- 同じ縮め方で重さを4倍にすると速さは半分、9倍なら1/3なので、重さと速さは単純な反比例ではありません。縮める長さと速さは比例します。
- 2cmで15cm/秒となる80gを基準に、5cmなら同じ速さにする重さは80×(5/2)²=500g。重さを増すと速さは曲線状に下がるグラフです。
(4)〜(6)
イ/24/秒速60cm
- Aより軽いBへ衝突するとAは前へ進み、重いBならAは後ろへ戻るのでイです。運動の向きと速さの大きさを分けて考えます。
- B80gでは20×60=−20×36+80×XよりX=24cm/秒。Bが非常に重くなると壁のように働き、Aは初めと同じ60cm/秒に近い速さで跳ね返ります。
(7)・(8)
44cm/8cm
- 2回の跳ね返りで176cmから11cmになるので、1回ごとの高さの比は1/4。1回目は176÷4=44cmです。
- 柱に当たる直前には44−28=16cm落ちています。柱上での跳ね上がりは16÷4=4cmなので頂点は床から32cm。次に床で跳ねる高さは32÷4=8cmです。
第3問|水素と化学反応
この大問で学ぶこと
反応前後の重さの合計をそろえる
解き直しの到達点使った条件と結論のつながりを、解説を閉じて説明できること。
(1)〜(4)
54g/1g/4:16:11:9/1100g
- 水素6gと酸素48gで水54g。水に含まれる水素は1/9なので、水9gに水素1gです。
- メタン4g+酸素16g=合計20gで、水9gを引くと二酸化炭素11gです。比は4:16:11:9。メタン400gなら二酸化炭素1100gになります。
(5)〜(7)
4g/1100g/例:水素を製造する段階で二酸化炭素を出すから。
- 第1段階はメタン8g+水9g=17gから一酸化炭素14gを引き、水素3g。第2段階の水素1gを合わせて4gです。
- 第2段階でできる二酸化炭素は14+9−1=22g。400gのメタンなら22×50=1100gです。使う場面だけでなく製造段階まで考える必要があります。
第4問|地震の被害資料
この大問で学ぶこと
規模・震度・被害の原因を分ける
解き直しの到達点使った条件と結論のつながりを、解説を閉じて説明できること。
(1)
12/関東地震/火災/相模/ユーラシア/太平洋/フィリピン海/フィリピン海/北米
- 1923年は大正12年です。相模湾北西部を震源とする関東地震で、昼食時の火災が被害を広げました。
- 本問のプレート図では西側がユーラシア、東側が太平洋、南側がフィリピン海。フィリピン海プレートが北米プレートの下へ沈み込む境界を対応させます。
(2)・(3)
ともにウ
- 東京市の焼失棟数166191を東京府176505で割ると約94%で、99%超というウが誤りです。府と市の範囲にも注意します。
- 津波には波高1m以上という定義はありません。海底の変動などにより発生する長周期の波であり、低くても津波です。
(4)・(5)
エ/例:二つの地震のマグニチュードが異なるため。
- 阪神・淡路大震災は内陸の活断層による地震なので、内陸型ではないと述べるエが不適切です。
- 震源の位置が近くても、規模がM6.5とM5.5で異なれば揺れの広がりは変わります。図の凡例と地震の規模を両方読みます。
解き直しの進め方
単純な比例を仮定せず表で確かめ、割合は分母となる範囲、化学反応は全体の重さまで点検しましょう。
| 段階 | 取り組むこと | 確認すること |
|---|---|---|
| 1|原因を分ける | 間違えた問題を、知識・条件や根拠の読み違い・説明の不足に分ける | どこで手が止まったかを言葉にする |
| 2|解説を閉じる | 自分で根拠・図表・式・答案を組み立て直す | 答えだけでなく、その根拠や判断の理由を説明できるか |
| 3|時間を空ける | 日を改め、類題と合わせて再挑戦する | 条件が変わっても使える考え方になったか |
志望校の過去問を、次の学習計画へ
点数だけでは、次に何を直すべきかは決まりません。進塾では、解き方・答案の根拠・つまずいた箇所を確かめ、授業と家庭で取り組む内容を整理します。集団コース・個別指導のご相談を承ります。
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