2026年10月29日
SUSUMU JUKU / 2024 EXAM REVIEW
答えの先に、解ける理由を。
世田谷学園中学校・2024年度 第1次 理科
月の観測、ばねと輪じく、金属の酸化の3大問です。観測時刻と位置関係、グラフの切片と傾き、質量と原子数の違いを整理すると、暗記だけでは解けない設問へ対応できます。
第1問|月の満ち欠けと観測時刻
この大問で学ぶこと
形・方向・時刻を、太陽との位置関係から同時に決める
問1〜問3|夕方の月と満月の入り
問1 キ/問2(1)1週間後カ・3週間後×、(2)1週間後コ・3週間後×/問3(1)タ・(2)ケ
- 新月の3日後の夕方は、右側が細く光る月です。約1週間後は上弦で夕方に南、約3週間後の下弦は18時には地平線の下です。
- 満月は夕方に昇り、明け方6時ごろ西へ沈みます。見えないときは形を推測して答えず、指定どおり×にします。
問4〜問7|位置関係の図
問4 公転/問5 え/問6 C/問7(1)カ・(2)セ
- 地球の北極側から見ると地球の自転も月の公転も反時計回りです。太陽と反対側にあるCが満月、Eが上弦です。
- 上弦は夕方に南中し、0時ごろ西へ沈みます。図の公転方向と、地上から1日に動いて見える向きを混同しないようにします。
問8・問9|二つの周期
問8 チ(27.3日)/問9 テ(29.5日)
- 月が地球を一周する周期は約27.3日です。満ち欠けが一巡する間には地球も太陽の周りを進むため、同じ太陽・地球・月の並びに戻るまで約29.5日かかります。
第2問|ばね・てこ・輪じく
この大問で学ぶこと
長さそのものと伸び、力とモーメントを分ける
問1〜問4|ばねのグラフ
問1①10・②2/問2 17cm/問3 20g/cm/問4 ア
- 自然長はグラフの縦軸の切片10cmです。40gで2cm伸びるため、ばね定数は40÷2=20g/cmです。
- 140gでは7cm伸び、全長は10+7=17cm。ばね定数が半分なら同じ力で2倍伸びる、伸びやすいばねです。
問5|二点で支える棒
(1)40g (2)3.3cm
- 140gのおもりから左のばねまで20cm、右の力aまで50cmなので、ばね:a=50:20=5:2です。
- 合計140gよりa=40g、ばねにかかる力は100g。ばねBの伸びは100÷30=3.333…cmなので、指定の丸め方で3.3cmです。
問6|上下のばねの力
500g
- 縮んだばねBは30×5=150gの上向きの力、伸びたCは50×7=350gの上向きの力を棒へ及ぼします。
- 二つの上向きの力の合計とつり合うおもりは150+350=500gです。ばねが縮むとき、棒をどちらへ押すかを原図で確かめます。
問7|輪じくを含むつり合い
(1)B:D=3:2 (2)350g
- 棒のおもりの位置が左から4:3なので、左のばねBと右端を引く力の比は3:4です。
- 大輪:小輪=2:1なので、右端の力はばねDの力の2倍。したがってB:D=3:2。伸び縮みの長さが等しいため、ばね定数の比も3:2です。
- Dが100gなら右端は200g、Bは150g、おもりは350gです。
第3問|金属と酸化
この大問で学ぶこと
質量の比と、原子の個数の比を混同しない
問1〜問3|金属の性質
問1 X電気・Y光たく/問2(あ)A・C、(い)C、(う)B/問3 エ
- 金属は電気・熱を通し、磨くと光沢があります。塩酸と鉄・アルミニウムは水素を発生し、水酸化ナトリウム水溶液と反応するのはアルミニウムです。
- 金は変化しにくく、真ちゅう・はんだ・ステンレス・白銅は合金。チタンは合金名ではなく金属元素の名です。
問4・問5|原子の比
問4 銅原子:酸素原子=1:1/問5 アルミニウム原子:酸素原子=27:16
- 銅1gから酸化銅1.25gなので、銅:酸素の質量比は4:1。原子1個の重さの比も4:1なので、個数は1:1です。
- アルミニウム0.9gに酸素0.8gが結び付きます。結合する個数が2:3なので、原子1個の重さは0.9÷2:0.8÷3=27:16です。
問6|混合金属の質量
銅3.2g
- 混合物8.6gが酸化すると14.2gなので、結び付いた酸素は5.6gです。
- 全て銅なら酸素は8.6÷4=2.15g。アルミニウム1gへ置き換えるごとに酸素は8/9−1/4=23/36g増えます。
- アルミニウムは(5.6−2.15)÷(23/36)=5.4g。銅は8.6−5.4=3.2gです。
問7|実験の進め方
ア・ウ
- 予想を立て、複数回測定して再現性やばらつきを確認します。予想と違う結果を都合よく直したり、1回だけの異常値を優先採用したりしません。
解き直しの進め方
月は太陽との位置、ばねは自然長と伸び、酸化は増えた酸素の重さを先に書きます。図へ力の向きを加え、式の根拠まで説明して解き直しましょう。
| 段階 | 取り組むこと | 確認すること |
|---|---|---|
| 1|原因を分ける | 間違えた問題を、知識・条件や根拠の読み違い・説明の不足に分ける | どこで手が止まったかを言葉にする |
| 2|解説を閉じる | 自分で根拠・図表・式・答案を組み立て直す | 答えだけでなく、その根拠や判断の理由を説明できるか |
| 3|時間を空ける | 日を改め、類題と合わせて再挑戦する | 条件が変わっても使える考え方になったか |
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