2026年10月29日
SUSUMU JUKU / 2024 EXAM REVIEW
答えの先に、解ける理由を。
埼玉栄中学校・2024年度 第1回(1月10日午前) 理科
社会と合わせて50分の第1回です。浮力・鏡・生物調査・気象などの主要設問を、図の読み方と数値の根拠から整理します。鏡の作図は問題冊子へ書き込みながら確認してください。
このページは問題冊子と一緒に読む解説です。問題文・原図の転載はせず、進塾独自の解説を掲載しています。
第1問|基礎小問
この大問で学ぶこと
用語だけでなく、測定や現象の条件も確かめる
解き直しの到達点使った条件と結論のつながりを、解説を閉じて説明できること。
問1・問2|音と水溶液
問1 425m/問2 ウ
- こだまの2.5秒は往復の時間です。片道の距離は340×2.5÷2=425mです。
- アルカリ性は赤色リトマス紙を青くします。BTBは青、フェノールフタレインは赤になるので、色を入れ替えた選択肢を除きます。
問3〜問5|植物・地震・振り子
問3 被子植物/問4 震央/問5 ウ
- 胚珠が子房に包まれるのが被子植物、震源の真上の地表の点が震央です。
- 振り子の周期を長くするにはひもを長くします。おもりの重さを変えることと周期の長さを混同しないようにします。
第2問|浮力と貯水タンク
この大問で学ぶこと
浮いているときは、押しのけた水の重さと等しい
解き直しの到達点使った条件と結論のつながりを、解説を閉じて説明できること。
問1〜問3|人が浮くとき
問1 ア/問2 0.98g/問3 3cm
- 海水は淡水より密度が大きいため、同じ体積を押しのけたときの浮力が大きくなります。
- 川で体積の98%が水中なら、体全体の平均密度は0.98g/cm³です。直立した高さ150cmの2%は3cmです。
問4|浮きが水面から出る長さ
9.5cm
- 50gの浮きが浮くには50cm³の水を押しのけます。底面積10×10=100cm²なので、沈む深さは50÷100=0.5cmです。
- 全体の高さ10cmから差し引き、水面より上は9.5cmです。
問5|タンク内の水量
40450cm³
- 図では浮きの上面が底から50cm。水面はそこから9.5cm下なので、水深は40.5cmです。
- 底面積1000cm²に水深をかけると40500cm³。ただしその中に浮きの50cm³が入っているため、水そのものは40500−50=40450cm³です。
第3問|鏡と万華鏡
この大問で学ぶこと
反射するたびに、鏡を軸とした対称移動をする
解き直しの到達点使った条件と結論のつながりを、解説を閉じて説明できること。
問1・問2|入射角と像の位置
入射角は鏡に垂直な線から測る/像は鏡に対して対称な位置
- 物体から反射点への線と、鏡に垂直な線との角が入射角です。鏡面との角を選ばないようにします。
- 点Bに見える像から鏡へ垂線を下ろし、反対側へ同じ距離を取ると物体の位置が決まります。Aからそこへの光路が鏡で折れることも確認します。
問3|正方形に見える条件
90度
- 鏡の角度をθ度とすると、同じ形を反射して360度を埋めます。正方形として4つに分かれるなら360÷4=90度です。
問4・問5|模様の繰り返し
隣の区画は線対称、二回の反射では向きが戻る
- 60度の鏡では6つの区画ができます。ビーズの位置を左右の鏡へ映して隣の区画を作り、さらにその像を映して一周させます。
- 向きをそのまま回転させて並べるだけでは、隣り合う区画の模様が一致しません。端のビーズが鏡面を挟んで対になっているかを順に確かめます。
第4問|身近な生物調査
この大問で学ぶこと
分類と、環境ごとの個体数を別の問題として読む
解き直しの到達点使った条件と結論のつながりを、解説を閉じて説明できること。
問1〜問3|昆虫の足
問1 オ/問2 エ/問3 ア
- 昆虫は足が6本。オカダンゴムシはそれより多い14本で、昆虫ではありません。モンシロチョウは昆虫です。
- カブトムシの足先は、木をつかんで登れるようにとがっています。バッタの後ろ足は跳ぶために太く長い形です。
問4|植え込みと芝生
イ・エ
- 植え込みには落ち葉などの餌が多く、暗く湿った場所を好むオカダンゴムシが多く見られます。
- 芝生の中のシロツメクサへは、花の蜜を吸うモンシロチョウが来ます。表の個体数と、会話で示された植物の存在をつなげます。
問5|変態の違い
さなぎ
- 完全変態は卵・幼虫・さなぎ・成虫、不完全変態はさなぎを経ません。成虫と幼虫の形がどれだけ違うかだけで判定せず、さなぎの有無を確認します。
第5問|低気圧と台風
この大問で学ぶこと
気圧・風向・移動方向の三つを分ける
解き直しの到達点使った条件と結論のつながりを、解説を閉じて説明できること。
問1・問2|低気圧の風
問1 ウ/問2 ア(北東)
- 北半球の低気圧へは反時計回りに風が吹き込み、中心付近で上昇します。
- Aは中心の北側なので、中心へ吹き込みつつ西へ向かう流れになります。風向は吹いていく先ではなく、吹いてくる方向で北東と答えます。
問3〜問5|等圧線と移動
問3 994hPa/問4②/問5 エ
- 990hPaと記された線から外側へ1本進んだAの線は、間隔4hPaなので994hPaです。
- 日本付近の低気圧は偏西風などの影響で東〜北東へ進みます。台風の定義は本問の選択肢の基準に沿い、北西太平洋の熱帯低気圧で最大風速17m/秒以上を選びます。
解き直しの進め方
浮力は沈んだ体積、鏡は対称、気象は風が吹いてくる向きを先に確認します。選択肢の記号だけ覚えず、図が変わっても同じ手順で判断できるようにしましょう。
| 段階 | 取り組むこと | 確認すること |
|---|---|---|
| 1|原因を分ける | 間違えた問題を、知識・条件や根拠の読み違い・説明の不足に分ける | どこで手が止まったかを言葉にする |
| 2|解説を閉じる | 自分で根拠・図表・式・答案を組み立て直す | 答えだけでなく、その根拠や判断の理由を説明できるか |
| 3|時間を空ける | 日を改め、類題と合わせて再挑戦する | 条件が変わっても使える考え方になったか |
志望校の過去問を、次の学習計画へ
点数だけでは、次に何を直すべきかは決まりません。進塾では、解き方・答案の根拠・つまずいた箇所を確かめ、授業と家庭で取り組む内容を整理します。集団コース・個別指導のご相談を承ります。
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