淑徳与野中学校 2024年度 第1回 理科入試解説|大問別の考え方と対策

2026年10月28日

SUSUMU JUKU / 2024 EXAM REVIEW

答えの先に、解ける理由を。

淑徳与野中学校・2024年度 第1回 理科

2024年度第1回の理科を、小問集合・筋肉・電熱線・気体の4大問から解説します。重要設問では比例計算の基準を明確にし、単位や回路全体を読み違えない方法を示します。

掲載範囲:大問別の重要設問・考え方解説。全小問の解答集ではありません。
このページは問題冊子と一緒に読む解説です。問題文・原図の転載はせず、進塾独自の解説を掲載しています。

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第1問|水溶液・種子・浮力・温度

この大問で学ぶこと

基本知識を、比と差の計算へつなぐ

性質の正誤、種子の養分、ばねと浮力、温度目盛りの換算を扱う小問集合です。数値が表すものを確認し、基準からの差で考えます。

解き直しの到達点体積と重さ、長さと伸びを区別する。

解くときの着眼点:体積と重さ、長さと伸びを区別する。

問1・問2|性質の整理

水溶液の誤りはイ。気体が溶けるものはイ・キ・ケ。脂肪が多い種子はウ・エ。

  1. 水溶液の重さは水と溶質の合計だが、体積は単純な合計にならない。
  2. アンモニア水・塩酸・炭酸水の溶質を確認する。アブラナ・ツバキは油を多く蓄える種子。

間違えやすい点:透明は無色という意味ではない。色があっても粒が見えなければ透明な水溶液がある。

問3|ばねと台ばかり

45g、さらに10cm伸びる。

  1. 80−50=30cm伸びるとき、おもりは30×30÷20=45g。
  2. 水中に入れたとき台ばかりが15g分増えるので、物体には15g相当の浮力が働く。水から出すとその力がなくなり、20×15÷30=10cm余分に伸びる。

間違えやすい点:台ばかりの増加分を、物体の重さ全体としない。

問4|華氏と摂氏

エルニーニョ、35℃、広い。

  1. 32°Fが0℃、212°Fが100℃なので、1℃は1.8°F分。
  2. (95−32)÷1.8=35℃。本問は二つの温度計の測定範囲の違いを、液体の沸点と結びつけて読む。

間違えやすい点:華氏の0と摂氏の0は一致しない。差63を使って換算する。

第2問|筋肉と動物の体

この大問で学ぶこと

筋肉の働きを、動きと持久力で比較する

ヒトの腕、魚の赤身・白身、二枚貝を通じ、筋肉の構造と役割を考えます。体を動かす筋肉と、内臓で働く筋肉を区別します。

解き直しの到達点酸素を運ぶ働きと、蓄える働きを分ける。

解くときの着眼点:酸素を運ぶ働きと、蓄える働きを分ける。

問1〜問3|腱とミオグロビン

腱、運動量(ウ)、筋肉で酸素を蓄える(ウ)。

  1. 筋肉と骨をつなぐのは腱。関節で骨と骨を結ぶ靱帯とは区別する。
  2. 泳ぎ続ける赤身魚の筋肉は酸素を使う活動が多く、ミオグロビンが酸素を蓄える。

間違えやすい点:血液中で酸素を運ぶヘモグロビンと混同しない。

問4〜問6|筋肉の組と内臓

問4ア、問5イ、問6エ(小腸)。

  1. 腕を伸ばすとき、曲げる側は緩み、反対の筋肉が縮む。筋肉が自力で押し伸ばすのではない。
  2. 二枚貝の貝柱を閉じる筋肉とし、つかれにくい性質を内臓の筋肉と比較する。

間違えやすい点:筋肉はすべて意識して動かすものとは限らない。

第3問|電熱線と水の温度上昇

この大問で学ぶこと

同じ時間にそろえ、電流と発熱を比較する

直列・並列の電熱線と電池の組み合わせを、温度上昇の実験結果から考えます。時間の違いと発熱の違いを分けることが重要です。

解き直しの到達点まず10分当たりにそろえてから回路を比べる。

解くときの着眼点:まず10分当たりにそろえてから回路を比べる。

問1|時間をそろえる

5.4度。

  1. ②は10分で1.8度上昇する。条件が一定の本問では時間に比例するので、30分は1.8×3=5.4度。
  2. ①や③でも、時間の比と温度上昇の比が一致するか確認する。

間違えやすい点:30分の数値を、10分の他のコップと直接比べない。

問2|同じ水中に2本の電熱線

1.6度。

  1. Aを含む3本は直列で、電流は①の3分の1。同じ電熱線1本当たりの発熱は電流の2乗に比例し、9分の1。
  2. Aには2本あるので、7.2×2÷9=1.6度。

間違えやすい点:水中にある2本だけでなく、別のコップの1本も回路の抵抗として数える。

問3・問4|電池と電熱線の組

⑥。Cは①の4/3倍。

  1. Bは2本の電熱線が直列で、並列電池の電圧は1個分。⑥と同じく全体の発熱は①の半分となる。
  2. Cは2個直列の電池で3本直列。全発熱は電圧の2乗を抵抗で割る関係から4÷3倍。

間違えやすい点:電池を並列にしても電圧が2倍になるとは扱わない。

第4問|気体の重さ・体積・圧力

この大問で学ぶこと

圧力をそろえてから、質量と体積を比較する

表から比例・反比例の規則を見つける問題です。ヘリウムとアルゴンの比較は、温度と圧力が等しい列を使います。

解き直しの到達点同じ気体の変化と、異なる気体の比較を分ける。

解くときの着眼点:同じ気体の変化と、異なる気体の比較を分ける。

問1・問2|表の規則

水素、空気。①14、②77、③1.65、④1.65。

  1. 同じ温度・圧力では体積は重さに比例する。一定質量では圧力を2倍にすると体積は半分。
  2. 表の縦方向と横方向の二つの規則を分けて空欄を埋める。

間違えやすい点:二つの気体を重さが同じだから同じ体積、と考えない。

問3・問4|圧力を変える

88L、3.0g。

  1. ヘリウム2gは100kPaで11L。8gなら44L、50kPaではさらに2倍の88L。
  2. アルゴンは4gが100kPaで2.2Lなので、300kPaでは4gが2.2÷3L。0.55Lなら4×0.55÷(2.2/3)=3g。

間違えやすい点:圧力を大きくしたのに体積も増える式になっていないか確認する。

問5|粒子1個の質量の比

10倍。

  1. 同じ温度・圧力・体積なら粒子数が等しいという本文の条件を使う。
  2. 100kPaでヘリウム10gは55L、アルゴン10gは5.5L。同じ体積にそろえるとアルゴンの質量は10倍。

間違えやすい点:粒子の大きさや個数を推測するのではなく、本文の仮説と表を組み合わせる。

解き直しの進め方

重さ・体積・時間・圧力を一度に動かさず、一つずつそろえて比較しましょう。回路は電流が同じ部分を確認し、同じ水中で発熱する電熱線の本数まで考えます。

段階取り組むこと確認すること
1|原因を分ける間違えた問題を、知識・条件や根拠の読み違い・説明の不足に分けるどこで手が止まったかを言葉にする
2|解説を閉じる自分で根拠・図表・式・答案を組み立て直す答えだけでなく、その根拠や判断の理由を説明できるか
3|時間を空ける日を改め、類題と合わせて再挑戦する条件が変わっても使える考え方になったか

志望校の過去問を、次の学習計画へ

点数だけでは、次に何を直すべきかは決まりません。進塾では、解き方・答案の根拠・つまずいた箇所を確かめ、授業と家庭で取り組む内容を整理します。集団コース・個別指導のご相談を承ります。

記事カテゴリ: 淑徳与野中学校対策

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