2026年10月27日
SUSUMU JUKU / 2024 EXAM REVIEW
答えの先に、解ける理由を。
本郷中学校・2024年度 第1回 社会
2024年度の本郷中学校第1回社会は、三重県の地理、戸籍を軸とする歴史、宇沢弘文を軸とする現代社会の三大問です。多くの小問を、単独の暗記ではなくテーマのつながりで復習できるよう整理します。
第1問|三重県の地形図と隣接府県の統計
この大問で学ぶこと
一つの数字より、複数の特徴で絞る
地図記号・縮尺・地形と、人口や産業の統計を組み合わせます。資料の年代、地図の拡大表示、分母の違いにも注意します。
解くときの着眼点:地図の位置と統計の特徴を、相互に確かめる。
問1~問4|地形図の基本
問1 ア×・イ×・ウ○・エ×・オ○/問2 ア/問3 エ/問4 1.5km。
- 川が海へ流れる方向を確かめ、土地利用記号や標高を一つずつ読みます。
- 河口の堆積地形は三角州、面する水域は伊勢湾です。
- 縮尺1:50000で原図上3cmなら3×50000=150000cm=1.5km。拡大後の見かけの長さと区別します。
間違えやすい点:紙面が拡大されていても、「原図で3cm」という指定を変えないこと。
問5~問7|地域の知識
問5 イ/問6 ウ/問7 ウ。
- 紀勢本線は紀伊半島を回り、亀山と和歌山を結びます。
- 三重県の農業・工業・文化を県内の位置と合わせて整理します。
- 同緯度の都市は東西方向を地図上でたどって確認し、近くに見える都市を感覚で選ばないようにします。
間違えやすい点:緯度と経度の意味を逆にしないこと。
問8|統計から府県を特定する
①岐阜 ②愛知 ③三重 ④滋賀 ⑤京都 ⑥奈良 ⑦和歌山。
- 人口が多く工業生産も大きい②を愛知と絞り、隣接府県の位置関係を確認します。
- 面積や林野率、県庁所在地の規模を組み合わせて候補を消します。
- 京都のように府全体に占める府庁所在地人口が大きい例も手掛かりになります。
| 手掛かり | 確認する特徴 |
|---|---|
| 人口・工業 | 大都市圏と工業集積 |
| 面積・林野率 | 内陸・山地の広がり |
| 県庁所在地人口 | 中心都市への集中 |
| 位置関係 | 三重県に接する府県 |
間違えやすい点:数値は資料の対象年のものです。現在の値として覚え込まないこと。
第2問|戸籍と、人や土地を把握する制度
この大問で学ぶこと
時代ごとに、何を調べた帳簿かを見る
戸籍・土地調査・宗教の管理を通じて、国家や支配者が人々を把握する方法を扱います。名称だけでなく制度の目的を区別します。
解くときの着眼点:制度名・対象・目的・時代を一組で説明する。
問1~問9|時代と制度の選択問題
問1イ・問2イ・問3ウ・問4ウ・問5ア・問6エ・問7ア・問8エ・問9ア。
- 年代整序は、改革・制度・戦乱の前後関係を簡単な年表にして確認します。
- 誤りを選ぶ問いは、人物、時代、政策の対象のいずれが違うかを探します。
- 本文の下線がどの時代を指すかを確定してから、選択肢を読みます。
間違えやすい点:単語が歴史上実在するだけで、その時代の説明として正しいとは限りません。
問10~問13|古代の制度
壬申の乱/班田収授法/正倉院/調。
- 壬申の乱は672年の皇位継承をめぐる争いです。
- 班田収授法は口分田を与える制度、調は地方の特産物を納める税です。
- 正倉院は収蔵された品と場所を、税や戸籍の記録が残る背景と合わせて覚えます。
間違えやすい点:租・庸・調の名前を、納める物と行き先で区別すること。
問14~問17|近世から近代へ
検地帳/宗門改帳/版籍奉還/平民。
- 検地帳は土地の広さや収穫量など、宗門改帳は宗教や人々の所属の把握に関係します。
- 版籍奉還は土地と人民を朝廷へ返すという政治の変化です。
- 制度上の呼称が変わっても、差別がすぐになくなったわけではない点を本文から読み取ります。
間違えやすい点:版籍奉還と廃藩置県を、同じ出来事にしないこと。
第3問|宇沢弘文と、社会を支えるもの
この大問で学ぶこと
経済の利益と、人の生活を結び付ける
人物の生涯を軸に、戦後史、公害、人権、情報の問題を扱います。文章中の年や国名を手掛かりに、知識を適切な場面へ結び付けます。
解くときの着眼点:社会問題を、原因と影響を含めて説明する。
問1~問6|戦後史と経済
問1ウ・問2イ・問3エ・問4ウ・問5ア・問6イ。
- 本文の「10年前」は2024年度の問題が指す2014年として読みます。
- 経済成長のきっかけ、公害の拡大、費用として見落とされる生活への影響を別々に整理します。
- 輸入品にかける税は関税です。
間違えやすい点:出題当時の「現在」「10年前」を、読む年に合わせて動かさないこと。
問7~問12|公害・人権・情報
問7 四日市ぜんそく/問8 ア/問9 ベトナム/問10 社会権(生存権)/問11 エ/問12 イ。
- 四日市ぜんそくは大気汚染と呼吸器への影響を結び付けます。
- 憲法25条の生活の保障は、社会権の一つである生存権として整理します。
- 戦争の証言や情報の真偽は、どこの、どの時代の出来事かを本文の根拠と照合します。
間違えやすい点:公害の原因物質や被害を、四大公害の別の事例と混同しないこと。
解き直しの進め方
第1問は地図と統計、第2問は制度の目的、第3問は歴史と現代社会の接点をまとめます。選択問題は正解記号だけでなく、誤った選択肢を一語直して正しい文にする練習をしましょう。
| 段階 | 取り組むこと | 確認すること |
|---|---|---|
| 1|原因を分ける | 間違えた問題を、知識・条件や根拠の読み違い・説明の不足に分ける | どこで手が止まったかを言葉にする |
| 2|解説を閉じる | 自分で根拠・図表・式・答案を組み立て直す | 答えだけでなく、その根拠や判断の理由を説明できるか |
| 3|時間を空ける | 日を改め、類題と合わせて再挑戦する | 条件が変わっても使える考え方になったか |
志望校の過去問を、次の学習計画へ
点数だけでは、次に何を直すべきかは決まりません。進塾では、解き方・答案の根拠・つまずいた箇所を確かめ、授業と家庭で取り組む内容を整理します。集団コース・個別指導のご相談を承ります。
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