2026年10月27日
SUSUMU JUKU / 2026 EXAM REVIEW
答えの先に、解ける理由を。
本郷中学校・2026年度 第1回 社会
2026年度第1回の社会は、最上川の地形図、芭蕉の旅、モネの生涯から幅広い知識を問います。各設問の根拠と、選択肢を見分ける方法を整理しました。
第1問|地形図と東北地方
この大問で学ぶこと
地図・流れ・統計を組み合わせる
川の左右は下流を向いて決め、縮尺は図の拡大率と分けます。県の統計は一つの数値だけではなく、複数項目の特徴を照合して判断します。
解くときの着眼点:地図上の根拠と、判断に使った指標を説明する。
問1|地形図の正誤
ア×・イ○・ウ○・エ×・オ×・カ○
- 区画整理された田と最上川の蛇行を図で確かめます。
- 南西部の植生は地図記号、最高地点は標高を直接読みます。左右の岸は川の流れる方向で決め、市役所と駅は位置を比較します。
間違えやすい点:画面の左右を、そのまま左右の岸としない。
問2|最上川流域
①エ/②ア/③イ
- 三大急流の残りは富士川・球磨川。最も上流の盆地は米沢盆地、河口は酒田市です。
- 上流から河口まで地図帳で線を引くと、三つの知識がつながります。
間違えやすい点:三大河川との混同に注意。
問3|奥羽本線の起点
ウ:福島駅
- 福島から山形・秋田を通り青森へ至る路線です。
- 駅名と県を対応させて覚えます。
間違えやすい点:仙台起点と思い込まない。
問4|山形県の説明の誤り
イ
- 岩木山は青森県にあります。
- 鳥海山・蔵王山が合っていても、列挙された山を最後まで確認します。
間違えやすい点:一部が合っている選択肢を丸ごと正しいとしない。
問5|実距離
3km
- 5万分の1の原図の6cmなので、6×50,000=300,000cm=3kmです。
- 問題が原図上の長さを与えているため、印刷の110%を重ねて補正しません。
間違えやすい点:cmとkmの換算を確認する。
問6|6県の統計
あ秋田・い青森・う岩手・え宮城・お福島・か山形
- 人口密度の高い宮城、低く畜産額が大きい岩手など、特徴の強い行から決めます。
- 水田率・工業・高齢者割合を組み合わせ、残りも矛盾しないか確かめます。
- 設問の2021~2023年の資料に基づく判断です。
| 資料 | 確認すること | 判断の仕方 |
|---|---|---|
| 地形図 | 左右の岸・標高・土地利用 | 川の流れる向きと地図記号を読む |
| 縮尺 | 原図上の長さか、拡大後の長さか | 問題の指定に従って実距離へ換算 |
| 県別統計 | 集計年と指標の単位 | 複数の特徴を組み合わせて絞る |
間違えやすい点:現在の順位として断定しない。
第2問|芭蕉の旅と歴史
この大問で学ぶこと
場所に年代・人物を結びつける
旅の舞台は江戸時代ですが、設問は古代から戦後まで広がります。問いごとに対象の時代を切り替え、似た人物や制度を区別します。
解くときの着眼点:各問に年代・場所・キーワードを付ける。
問1|元禄期の政策
エ
- 綱吉の時代の湯島聖堂を元禄文化と結びます。
- 町火消・堂島米市場などの政策は別の時期として整理します。
間違えやすい点:文化の時期と改革を混ぜない。
問2|1924年に最も近い出来事
ウ:治安維持法(1925年)
- 大逆事件1910年、二十一か条の要求1915年、米騒動1918年と比較します。
- 基準年との差が1年の1925年が最も近くなります。
間違えやすい点:順序だけでなく差を比べる。
問3|年代順の3番目
イ:正長の土一揆
- 南北朝合一1392→勘合貿易1404→正長の土一揆1428→応仁の乱1467です。
- 並べてから3番目を選びます。
間違えやすい点:最初と最後だけで判断しない。
問4|国司の役割
イ
- 朝廷から任命され、税・行政・軍事を担いました。
- 地方の有力者から任命される郡司との違いを確認します。
間違えやすい点:守護など別の時代の役職と混同しない。
問5|平安時代ではない歌人
イ:大伴家持
- 奈良時代・万葉集と結びつけます。
- 小野小町・紀貫之・在原業平は平安時代です。
間違えやすい点:有名な歌人を同じ時代にまとめない。
問6|平泉の句
ウ・エ
- 光堂は中尊寺金色堂、兵どもの夢のあとは平泉の歴史と結びます。
- 立石寺や千住の句と場所を区別します。
間違えやすい点:文学の知識を地図上の場所に対応させる。
問7|通らない旧国
ア:信濃
- 東北・北陸から大垣へ至る道を追います。
- 出羽・越中・加賀と、内陸の信濃の位置を比べます。
間違えやすい点:近いから通ったはずと推測しない。
問8|矢立
物品ア(墨と筆)/画像b
- 旅先で書くための携帯筆記具です。
- 墨入れと筆を収める細い部分を画像で確かめます。
間違えやすい点:現在の筆箱の形に引きずられない。
問9|源氏と神社
鶴岡八幡宮
- 鎌倉という場所と、源氏の氏神という条件を使います。
- 寄進という文章の手がかりを確認します。
間違えやすい点:承久の乱の人物名を答えない。
問10|約4kmごとの道標
一里塚
- 約4kmは1里に対応します。
- 距離の目安となる施設と、宿泊する宿場を区別します。
間違えやすい点:町ごとの施設と覚えない。
問11|弥生時代の遺跡
登呂遺跡
- 静岡市・水田・集落という条件で絞ります。
- 戦後の発掘という時期も確認します。
間違えやすい点:稲作だけで吉野ヶ里を選ばない。
問12|放水路の異名
神殿
- 巨大な柱が並ぶ姿を神殿に例えた名称です。
- 調圧水槽は洪水対策の施設で、宗教施設ではありません。
間違えやすい点:写真の印象と実際の用途を分ける。
問13|駿河と遠江の境の川
大井川
- 東海道と旧国の境界の条件を使います。
- 川越しの歴史を場所と結びつけます。
間違えやすい点:本文に出た利根川をそのまま答えない。
問14|肖像画の作者
渡辺崋山
- 蘭学者・画家・蛮社の獄の三つをつなげます。
- 作品名と政策批判の両方から特定します。
間違えやすい点:姓は渡辺。似た字の渡部にしない。
問15|日光と関係する人物
徳川家康
- 日光東照宮にまつられる人物です。
- 芭蕉の旅の時代と、敬意を向ける相手の時代を区別します。
間違えやすい点:当時の将軍を答えない。
第3問|モネを入り口に公民・世界・時事
この大問で学ぶこと
題材と問われる知識を切り分ける
画家の生涯を読みつつ、条約・通貨・選挙・憲法の知識へ切り替えます。本文の今年・昨年は2026年度入試時点を基準に読みます。
解くときの着眼点:基準年を確認し、選択肢の誤りを正しく言い直す。
問1|世界遺産の機関
ユネスコ
- 教育・科学・文化を扱う国連の専門機関です。
- 世界遺産条約の役割と名称を対応させます。
間違えやすい点:国連全体と専門機関の名称を区別する。
問2|風刺画と憲法
ア:Aと第21条
- 風刺を発表することは表現の自由に関係します。
- 学問の自由や職業選択の自由とは対象を分けます。
間違えやすい点:絵の名称の暗記だけで終わらない。
問3|フランスの通貨
ユーロ
- 19世紀のフランと、入試時点の通貨を区別します。
- EU全加盟国が同じ通貨という意味ではありません。
間違えやすい点:本文中の古い通貨につられない。
問4|価格グラフの生産物
米(コメ)
- 60kgという単位と、生産年別価格の注記を手がかりにします。
- 2024年産と2025年の販売価格、卸売と小売を分けて読みます。
間違えやすい点:横軸の年と販売時期を混同しない。
問5|制作できなかった理由の語句
兵役
- 植民地での軍務というヒントを使います。
- 抜き出し指定なので、本文の表記で答えます。
間違えやすい点:長い自分の説明へ変えない。
問6|世界の○○
工場
- 19世紀のイギリスと21世紀の中国に関係する工業生産の呼称です。
- 同じ語が入るという条件で確認します。
間違えやすい点:世界の市場など別の呼称と区別する。
問7|侵攻を受けた国の地域
ア
- 2022年にロシアによる侵攻を受けた国はウクライナです。
- ヨーロッパ東部と黒海の位置を確かめます。
間違えやすい点:国名と位置を別々に覚えない。
問8|野生動植物の国際取引
エ:ワシントン条約
- 目的は希少な種の国際取引の規制です。
- 湿地のラムサール条約、気候変動のパリ協定と分けます。
間違えやすい点:自然保護の条約を一括りにしない。
問9|参議院選挙
オ:248人・3年・政党名か候補者名
- 任期6年で3年ごとに半数を改選します。
- 比例代表の投票用紙には政党名または候補者名を書きます。三条件をすべて確認します。
間違えやすい点:衆議院の比例代表と混同しない。
問10|首相の説明の誤り
イ
- 首相は国務大臣を任意に罷免でき、国会の同意は不要です。
- 国会の指名、天皇の任命、首相の大臣任免を分けます。
間違えやすい点:関係が深いというだけで国会の同意を必要としない。
問11|モネの作品ではないもの
エ
- エはゴーギャンがタヒチの女性を描いた作品です。
- 他の図はジャポニスム・庭園・風刺画という本文の手がかりと対応させます。
間違えやすい点:色彩だけでなく題材も見る。
問12|1952年
ウ:サンフランシスコ平和条約の発効
- 1951年の調印と1952年の発効を区別します。
- 憲法公布1946年、二・二六事件1936年、東京五輪1964年と比べます。
間違えやすい点:調印と発効の年を同じにしない。
解き直しの進め方
誤答を地図・年代・制度・読み取りに分けます。正解記号だけでなく、誤った選択肢をどう直せば正しくなるか、一文で書いて復習しましょう。
| 段階 | 取り組むこと | 確認すること |
|---|---|---|
| 1|原因を分ける | 間違えた問題を、知識・条件や根拠の読み違い・説明の不足に分ける | どこで手が止まったかを言葉にする |
| 2|解説を閉じる | 自分で根拠・図表・式・答案を組み立て直す | 答えだけでなく、その根拠や判断の理由を説明できるか |
| 3|時間を空ける | 日を改め、類題と合わせて再挑戦する | 条件が変わっても使える考え方になったか |
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