2024年8月21日
中学受験5年生|予習シリーズの使い方
予習シリーズ5年生の勉強法|上巻・下巻・夏期講習・週テストの使い方
中学受験の5年生は、4年生までの基礎学習から一段階上がり、入試で使う主要単元を本格的に学ぶ時期です。算数では割合・速さ・比、理科では計算や実験考察、社会では地理から歴史へと、6年生の総復習につながる内容が一気に増えていきます。
そのため、予習シリーズ5年生では「授業を受けること」よりも、「一週間の内容を翌週までにどこまで自力で解ける状態にできるか」が重要です。この記事では、予習シリーズ5年上巻・下巻の使い方、週ごとの復習方法、夏期講習算数の注意点、科目別の勉強法を、進塾の指導経験をもとに解説します。
この記事でわかること
- 予習シリーズ5年上巻・下巻の使い方
- 5年生で優先すべき家庭学習
- 週テスト・総合回の復習方法
- 夏期講習算数で注意すべき単元
- 算数・国語・理科・社会の科目別勉強法
- 6年生につなげるための学習管理
予習シリーズ5年生で大切なのは「毎週の定着」です
5年生の予習シリーズは、4年生と比べて内容量も難度も上がります。特に算数・理科は、単元を理解したつもりでも、翌週には解けなくなっていることが少なくありません。
5年生で大切なのは、難しい問題をたくさん解くことだけではありません。まずは、毎週の学習内容を確実に定着させ、総合回や組分けテストで使える状態にすることです。
1. その週の基本を固める
例題・基本問題・授業で扱った問題を、翌週までに自力で解き直せる状態にします。特に算数は、解法を見て理解するだけでは不十分です。
2. 総合回で復習する
4週分の学習をまとめて確認する総合回は、ただの確認ではなく、抜けを発見する大切なタイミングです。間違えた単元を必ず記録しましょう。
3. 6年生への土台を作る
5年生で学ぶ割合・速さ・比・地理・歴史・理科計算は、6年生の総復習や入試問題に直結します。5年生の穴は6年生で大きな負担になります。
※予習シリーズ5年生の使用時期・教材構成については、四谷大塚公式サイトの5年生教材情報も確認しておくと安心です。四谷大塚 5年生向け教材
予習シリーズ5年生の週ごとの勉強サイクル
予習シリーズ5年生は、一週間ごとの学習内容が多いため、学習の順番を決めておくことが大切です。特に家庭学習では、「授業前」「授業後」「週テスト前」「総合回」でやることを分けましょう。
基本の学習サイクル
- 予習で概要をつかむ
- 授業で考え方を理解する
- 演習問題で定着させる
- 間違い直しをする
- 総合回で再確認する
| タイミング | やること | 家庭での注意点 |
|---|---|---|
| 授業前 | 予習シリーズ本文を読み、例題や基本事項に目を通します。 | すべてを理解しようとしなくて構いません。授業で何を聞くべきかを明確にします。 |
| 授業当日 | 考え方、図の書き方、解法の流れを確認します。 | ノートをきれいに写すことより、なぜその解き方になるのかを理解します。 |
| 授業後1〜2日 | 例題・基本問題・授業で扱った問題を解き直します。 | 解説を見ずに手が動くかを確認します。 |
| 週テスト前 | 演習問題集や週テスト問題集を使い、時間を意識して解きます。 | 新しい問題を増やしすぎず、間違えた問題の解き直しを優先します。 |
| 総合回 | 4週分の内容をまとめて確認し、苦手単元を記録します。 | 点数だけでなく、どの単元が抜けているかを確認します。 |
予習シリーズ5年上巻の使い方
予習シリーズ5年上巻は、主に小学4年生2月から小学5年生7月までに使用する教材です。5年上巻では、4年生で学んだ内容を発展させながら、中学受験の中核となる単元を本格的に学び始めます。
この時期に大切なのは、難問を先取りすることよりも、割合・速さ・図形・語彙・地理・理科の基本概念を崩さないことです。上巻の理解が不十分なまま下巻に進むと、比や理科計算、歴史の流れで苦労しやすくなります。
5年上巻で優先すべきこと
| 優先事項 | 具体的にやること | 注意点 |
|---|---|---|
| 算数の基本解法 | 割合・速さ・図形・数の性質など、入試につながる単元の考え方を固めます。 | 式だけでなく、線分図・表・面積図などを使って整理できるか確認します。 |
| 国語の語彙と読解 | 漢字とことばを毎日進め、説明文・物語文の読み方を練習します。 | 読解問題は、答えの根拠を本文から探す習慣をつけます。 |
| 理科の現象理解 | 暗記だけでなく、実験・観察・グラフ・表を使って理解します。 | 用語を覚えるだけでは、計算問題や考察問題で点数が伸びにくくなります。 |
| 社会の地理 | 地図、統計、産業、地域の特色を関連づけて覚えます。 | 一問一答だけでなく、地図や資料を見ながら確認することが大切です。 |
| 総合回の復習 | 4週分の間違いを単元ごとに整理し、次の組分けテスト前に復習します。 | 総合回で解けなかった問題は、夏までに戻るべき重要単元です。 |
「理解したつもり」を防ぐ
5年上巻は、新しい考え方が多く出てきます。授業中に理解できても、家庭で自力で解けなければ定着していません。翌日・週末・総合回の3回で解き直すと、抜けを見つけやすくなります。
必要なら4年生内容に戻る
5年上巻で手が止まる場合、4年生で学んだ計算・小数分数・図形・文章題の土台が不安定なことがあります。無理に先へ進むより、必要な単元だけ4年教材に戻る方が効果的です。
5年生の夏期講習は、下巻への橋渡しです
5年生の夏は、上巻の復習だけでなく、下巻に進むための準備期間です。特に算数は、夏期講習教材で扱う単元が下巻で既習扱いになるため、夏の学習を軽く見ると9月以降に大きな負担になります。
夏期講習算数で特に注意したい単元
| 単元 | なぜ重要か | 家庭での確認ポイント |
|---|---|---|
| 比の表し方・比例式・逆比 | 5年下巻以降の算数の中心となる考え方です。速さ・図形・割合にもつながります。 | 比を式だけでなく、線分図や表で整理できるか確認します。 |
| 相似・面積比 | 図形問題で頻出です。6年生の応用図形にも直結します。 | 相似な図形を見つけ、対応する辺や面積比を説明できるか確認します。 |
| 通過算・時計算・流水算 | 速さの発展問題として、入試で差がつきやすい単元です。 | 図や表に整理し、何を速さ・時間・距離として扱うかを確認します。 |
| 素因数分解 | 倍数・約数・整数問題の土台になります。 | 計算手順だけでなく、約数の個数や最小公倍数・最大公約数に使えるか確認します。 |
| 物体をしずめる問題 | 算数と理科の両方に関わる、体積・水位変化の問題です。 | 図を書き、水の増減と体積の関係を説明できるか確認します。 |
※5年算数の夏期講習教材で扱う単元や、下巻で既習扱いになる単元については、四谷大塚の教材販売ページにも案内があります。四谷大塚 教材販売ページ
予習シリーズ5年下巻の使い方
予習シリーズ5年下巻は、主に小学5年生9月から小学5年生1月までに使用する教材です。下巻では、算数・理科の難度が上がり、社会では歴史分野が本格的に始まります。
5年下巻は、6年生での総復習や応用演習につながる重要な時期です。下巻で穴が残ると、6年上巻で復習するときに「前に習ったはずなのに解けない」という状態になりやすくなります。
5年下巻で優先すべきこと
| 科目 | 下巻で重視する内容 | 家庭学習のポイント |
|---|---|---|
| 算数 | 比、速さの発展、図形、場合の数、数の性質などを定着させます。 | 公式暗記ではなく、図・表・線分図で考え方を再現できるか確認します。 |
| 国語 | 長文読解、記述、設問形式への対応力を高めます。 | 正解不正解だけでなく、本文の根拠を説明できるか確認します。 |
| 理科 | 物理・化学の計算分野、実験考察、グラフの読み取りを強化します。 | 間違いを「知識不足」「計算ミス」「読み取りミス」に分けます。 |
| 社会 | 歴史の流れ、人物、出来事、時代背景を整理します。 | 年号だけでなく、出来事の順番と因果関係を説明できるようにします。 |
科目別|予習シリーズ5年生の勉強法
5年生では、科目ごとに学習の負荷が大きく変わります。算数だけに時間を使いすぎても、国語の語彙や理社の知識が抜けると、6年生で総合力が不足します。
算数の勉強法
5年生の算数は、中学受験算数の中心です。割合・速さ・比・図形・数の性質など、入試で頻出の単元が本格的に出てきます。算数は「解き方を覚える」だけではなく、問題文を読んで図や表に整理する力が必要です。
| 手順 | やること | 確認ポイント |
|---|---|---|
| 1 | 例題で考え方を確認する | なぜその式になるのか説明できるか |
| 2 | 基本問題を自力で解く | 解説を見ずに最後まで進められるか |
| 3 | 間違えた問題を単元別に分類する | 割合・速さ・比・図形など、弱い単元を把握する |
| 4 | 類題を解いて定着させる | 同じ考え方を別の問題で使えるか |
| 5 | 総合回で再確認する | 4週分が混ざっても解けるか |
国語の勉強法
5年生の国語では、読解の文章量が増え、設問も複雑になります。なんとなく読んで答えるのではなく、本文のどこを根拠に答えるのかを明確にすることが大切です。
読解で見るポイント
- 文章の話題と結論をつかめているか
- 物語文で心情変化を追えているか
- 設問で何を聞かれているか読めているか
- 選択肢の違いを説明できるか
- 記述問題で本文の根拠を使えているか
毎日続けること
- 漢字
- 語彙
- ことわざ・慣用句
- 文法
- 短い記述の練習
理科の勉強法
5年生の理科は、知識を覚えるだけでなく、計算・グラフ・実験考察を使う問題が増えます。特に下巻では、物理・化学分野の計算問題で差がつきやすくなります。
| 間違いの原因 | よくある状態 | 復習方法 |
|---|---|---|
| 知識不足 | 用語や現象の意味を覚えていない | 予習シリーズ本文、図、表を使って基本事項を整理します。 |
| 計算の理解不足 | ばね、てこ、電流、溶解度などで式を作れない | 公式だけでなく、何と何の関係を使っているのか確認します。 |
| 実験条件の読み落とし | 問題文・表・グラフの条件を読み違える | 条件に線を引き、図や表に整理してから解く練習をします。 |
社会の勉強法
5年生の社会は、上巻で地理を中心に学び、下巻で歴史分野に入ります。社会は暗記科目と思われがちですが、入試では地図・統計・資料・年表を使って考える問題も出題されます。
| 分野 | やること | 確認ポイント |
|---|---|---|
| 地理 | 地形、気候、産業、都道府県、地域の特色を整理します。 | 地図や統計資料とセットで説明できるか |
| 歴史 | 人物、出来事、時代の流れ、背景を整理します。 | 出来事の順番と因果関係を説明できるか |
| 資料問題 | グラフ、表、地図、年表を使った問題に取り組みます。 | 資料から何が読み取れるかを言葉にできるか |
月別|予習シリーズ5年生の学習スケジュール
5年生は、時期によって学習の目的が変わります。前半は新単元の導入と定着、夏は上巻の復習と下巻への準備、後半は比・理科計算・歴史を含む重要単元の定着を重視します。
| 時期 | 主な教材 | 学習の目的 | 家庭で意識すること |
|---|---|---|---|
| 2月〜4月 | 5年上巻 | 4年生内容を発展させながら、5年生の学習リズムを作る | 基本問題の解き直しを習慣化する |
| 5月〜7月 | 5年上巻・演習問題集 | 割合・速さ・地理・理科の基本概念を固める | 総合回で見つかった弱点を夏前に整理する |
| 夏休み | 上巻の復習・夏期講習教材 | 上巻の穴を埋め、比・相似・速さ発展など下巻への準備をする | 新しい問題を増やしすぎず、重要単元を繰り返す |
| 9月〜10月 | 5年下巻 | 比、理科計算、歴史など難度の高い単元を定着させる | 授業後すぐに解き直し、週末に再確認する |
| 11月〜12月 | 5年下巻・総合回 | 複数単元が混ざった問題に対応する力をつける | 間違いを単元別に記録し、年末にまとめて復習する |
| 1月 | 5年下巻の仕上げ | 6年上巻に入る前に、5年内容の穴を確認する | 算数・理科の苦手単元を優先して整理する |
予習シリーズ5年生で失敗しやすい使い方
予習シリーズは良い教材ですが、5年生で使い方を間違えると、宿題量に追われるだけになってしまいます。特に次のような使い方には注意が必要です。
宿題を終わらせるだけになる
丸つけをして赤で答えを書くだけでは、次に同じ問題を解けるようにはなりません。間違えた原因を確認し、自力で解き直すことが大切です。
総合回を軽く扱う
総合回は、4週分の内容が定着しているかを確認する重要な回です。点数だけでなく、どの単元が抜けているかを見ましょう。
算数の図・表を書かない
5年生の算数は、頭の中だけで処理しようとするとミスが増えます。線分図、表、面積図、図形への書き込みを習慣にしましょう。
国語・理社を後回しにする
算数に時間を使いすぎて、語彙や理社の知識が抜けると、6年生で大きな負担になります。短時間でも毎週の積み上げが必要です。
進塾では予習シリーズ5年生の進め方を個別に調整します
進塾では、予習シリーズをただ順番に進めるのではなく、生徒一人ひとりの現在の理解度、宿題状況、テスト結果、得意・不得意に合わせて学習内容を調整しています。
特に5年生は、6年生に向けて土台を作る重要な時期です。どの単元を優先して復習すべきか、どの問題まで取り組むべきか、家庭学習をどの順番で進めるべきかを具体的に整理します。
このようなご相談に対応します
- 予習シリーズ5年生の宿題が多くて回らない
- 算数の割合・速さ・比でつまずいている
- 総合回や組分けテストで点数が安定しない
- 夏期講習の算数単元が不安
- 6年生に向けて何を復習すべきか知りたい
進塾で行うこと
- 現在の学習状況の確認
- 宿題量と家庭学習の優先順位づけ
- 苦手単元の洗い出し
- 総合回・組分けテストの失点分析
- 6年生につながる学習計画の作成
関連ページ
5年生の学習状況に合わせて、進塾のコースや6年生の学習方法も確認できます。
よくある質問
予習シリーズ5年上巻はどこまで完璧にするべきですか?
すべての発展問題を完璧にする必要はありません。まずは例題・基本問題・標準問題を自力で解けるようにしましょう。特に算数では、割合・速さ・図形など、6年生につながる単元の理解が重要です。
予習シリーズ5年下巻で急に難しく感じるのはなぜですか?
下巻では、比、理科計算、歴史など、抽象度の高い単元が増えます。また、夏期講習で扱った内容が前提になることもあるため、夏の内容が不十分だと難しく感じやすくなります。
週テストや組分けテストの復習はどうすればよいですか?
点数だけを見るのではなく、間違えた問題を単元別に分類しましょう。算数なら割合・速さ・比・図形、理科なら知識不足・計算ミス・読み取りミスのように分けると、次に何を復習すべきかが見えます。
5年生の夏休みは何を優先すべきですか?
上巻の弱点補強と、下巻につながる算数単元の定着を優先しましょう。特に比、相似、面積比、速さの発展、素因数分解などは、9月以降の学習に大きく関わります。
予習シリーズだけで中学受験に対応できますか?
予習シリーズは中学受験に対応したよく作られた教材です。ただし、志望校や現在の学力によって、取り組む問題の優先順位や補助教材の使い方は変わります。すべてを同じ重さで進めるのではなく、必要な問題を選ぶことが大切です。
5年生から中学受験を始めても間に合いますか?
現在の学習状況によります。5年生は主要単元が本格化する時期なので、まずは算数・国語・理科・社会のどこに課題があるかを確認し、優先順位を整理することが大切です。
家庭だけで予習シリーズを進めるのが難しい場合はどうすればよいですか?
まずは全部を完璧にやろうとせず、例題・基本問題・総合回の復習を優先しましょう。宿題量や復習の優先順位で迷う場合は、塾や専門家に相談することをおすすめします。
予習シリーズ5年生の進め方を、6年生につながる形に見直しませんか?
5年生は、受験学習の土台を作る重要な時期です。進塾では、予習シリーズの進度、宿題状況、総合回・組分けテストの結果をもとに、今やるべき復習と家庭学習の優先順位を個別に整理します。
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