2025年3月10日
【5年生上巻 第6回】予習シリーズ 学習指針
目次
1. 予習シリーズ【算数】~濃さの考え方と応用~

今回の単元「濃さ」は、「割合」の発展形です。まず基本の「割合」がしっかり理解できているかが重要です。濃さは食塩水に含まれる食塩の割合のことで、覚えるべき公式よりも、掛け算と割り算の仕組みを理解することが大切です。掛け算の位置を理解し、割り算を逆算で求める方法を習得することで応用力が身につきます。
「食塩水を混ぜる」問題では面積図が有効です。食塩水の重さを横、濃さを縦とした長方形で視覚化し、掛け算で食塩の重さを求めることで、混合後の濃さも簡単に計算できます。混ぜる問題に出会ったら、面積図を使えるように練習しましょう。
面積図に慣れたら、次は天秤図に進みましょう。予習シリーズではまだ扱っていませんが、実は6年生になると天秤図が主流になります。天秤図は「日」の考え方を用いて効率的に問題を解く方法です。余裕のある方は、天秤図も学んでおくと今後の算数がより楽になります。
2. 予習シリーズ【国語】~心情変化と設問解法のコツ~

物語文では、主人公の心情の変化を正確につかむことが最も重要です。どの瞬間に心情が変わり、そのきっかけは何かをしっかり把握することで、読解力が向上します。特に中学入試では、プラス方向への心情変化が頻出するため、その理由を明確に説明できるようになると良いでしょう。
設問の答えに迷った場合は、「何を疑問に感じているのか」をはっきりさせることが大切です。例えば「なぜ急にお茶をするのか」という疑問が生じた場合、「なぜ今なのか」を明確に書くことで、短く結論から考える記述問題の解答が導けます。
助動詞は意味の違いを理解することが目的です。用語自体を暗記する必要はありませんが、「れる・られる(受け身・尊敬・自発・可能)」の4つは理解しておくと非常に役立ちます。文法問題では、用語よりもその意味の区別に注力しましょう。
3. 予習シリーズ【理科】~気温・地温と天候の基礎~

気温と地温は測定方法が重要です。地温は気温よりも熱の影響を受けやすいため、温度計は地上約1.2~1.5mの位置で測ります。百葉箱の構造(白色で塗装、北向き扉、金属不使用など)は、理科的知識の要となるため、しっかり覚えておきましょう。
天気の違いは、雲の量(雲量)によって決まります。晴れ、曇り、快晴の違いを明確に区別できるようにし、特に「積乱雲」と「乱層雲」の特性を押さえておくことが重要です。
湿度、飽和水蒸気量、そして露点は今回の最重要ポイントです。飽和水蒸気量は空気中に含むことのできる最大の水蒸気量で、温度が下がると結露(露点)が発生します。湿度は水蒸気量の割合計算なので、割合の知識がここでも大いに役立ちます。
4. 予習シリーズ【社会】~公害と環境対策~

公害は人間の経済活動が環境に悪影響を及ぼす問題です。高度経済成長期に四日市ぜん息や水俣病などが発生し、日本の4大公害病(原因物質と場所)は入試でも頻出のテーマです。位置関係もしっかり覚えておきましょう。
公害を防ぐため、環境省や環境基本法が設立されました。各地域では条例により地域ごとの対策が実施されており、環境問題に対応するための基本的な知識として、環境省、環境基本法、そして各地域の条例の役割を正しく理解することが求められます。
地球温暖化の原因は二酸化炭素であり、気象への影響や海面上昇など、さまざまな問題が深刻化しています。熱帯林の減少、海洋汚染、酸性雨、オゾン層の破壊なども大きな課題であり、フロンガス、有機水銀、カドミウムなど原因物質を整理して覚えておくことが重要です。
5. まとめ動画
今回の「5年生上巻 第6回 予習シリーズ」では、各教科の学習指針として、算数・国語・理科・社会の重要ポイントを詳しく解説しました。内容をさらに深く理解するため、以下の動画もご覧ください。映像での解説が、文章だけでは伝わりにくい部分を補足します。
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