2025年1月31日
4年生上巻 第1回「予習シリーズ」学習指針
目次
1. 予習シリーズ4年生上巻 第1回【算数】~掛け算と割算の文章題~
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「4年生上巻第1回 掛け算と割算の文章題」では、タイトルの通り掛け算と割算をしっかりできるようになることが大きな目標です。難易度としては学校の内容の先取りに近く、中学受験らしいひねりのある問題は少ない単元となっています。しかし、掛け算や割算の正確な計算力は中学受験でも非常に大切です。たとえ中学受験をしないとしても、算数の基礎として重要な内容なので、ぜひ定着を目指してください。
まずは3桁×2桁くらいまでの筆算をしっかりできるようにすることが重要です。中学受験の入試問題で「3桁×3桁」や「4桁×3桁」といった極端に大きな数の掛け算はあまり出ませんが、3桁×2桁程度はよくあります。暗算が得意な方はその力を活かしても構いませんが、そうでない場合は筆算を着実にマスターするほうが計算ミスも減り、安全です。7ページにある2700×350のように、一のくらいに0が含まれている掛け算は計算ミスが起こりやすいため、書き方の工夫を身につけることがポイントです。
次に割算の筆算に取り組みます。掛け算と同様、3桁÷2桁や4桁÷2桁など、わり算の筆算を正確にできるようになるのが目標です。割数が2桁のとき、立てる数が何になるかで混乱するお子さんが少なくありません。たとえば13で割るとき「13×6=78」というように、暗記していないとスムーズに数字を立てられないことがあるので、最初は書き出しながら練習しても大丈夫です。特に一のくらいが0同士の割算(例:7500÷180)のときには、0を消してもあまりを出す際に戻す必要があるなど、細かいルールをしっかり理解しましょう。
最後に、掛け算と割算を使った文章題を学習します。数字だけを見て機械的に計算するのではなく、文章全体を読んで状況を正しく把握する訓練が必要です。必要に応じて絵や図を描くと、整理して考えやすくなります。小学校でも文章題に触れる機会はありますが、中学受験ではさらに複雑な文章題が多く出題されるため、今のうちから読み解く力を身につけておきましょう。
2. 予習シリーズ4年生上巻 第1回【国語】~物語文~
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今回の国語では物語文を扱い、登場人物の気持ちや場面分けの練習をします。物語文の読解では、時間の経過や場所の変化、登場人物の入れ替わり、感情の大きな変化などで場面を区切ってみると整理しやすくなります。ドラマやアニメを想像すると分かりやすいかもしれません。シーンが切り替わるのが場面分けにあたります。
小4の段階では、問題を解くこと以上に、まずは“しっかり読む”ことに重点を置いてください。本文を読んだあとに簡単でかまいませんので、あらすじや登場人物の動きを自分の言葉でまとめる習慣をつけると、読解力が高まります。設問の答え合わせで「何行目に根拠があるから正解」と説明されても、それだけでは本当の力が身につきにくいので、「なぜ自分はその箇所に気づけなかったのか」を振り返ることも大切です.
記述問題が出てきたとき、「どう書けばよいか分からない」と思ったら、まず頭に浮かんだ要素を箇条書き(学習メモとして)してみましょう。そこから必要な言葉を選び、本文に即した表現に書き換えていくと、作文のように文章全体が作りやすくなります。また、小4の問題では防線部の前後に答えのヒントがある場合が多いので、場当たり的に探すだけでなく、物語全体を把握したうえで根拠を見つけられるようにしていくと、後々難易度が上がったときにも対応しやすくなります。
3. 予習シリーズ4年生上巻 第1回【理科】~磁石~
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4年生上巻の理科は、身近な理科に触れることが大きなテーマです。今回の単元は磁石で、まずは実際に磁石を触ってみて、「磁石にくっつくものとくっつかないもの」「N極とS極」など基本的な性質を肌で感じることが大切です。座学だけですべて覚えようとしても、中学受験の頃には忘れてしまいやすいため、体験学習を通じて疑問を持ち、その疑問を解消する形で理解を深めていくことをおすすめします。
N極同士、S極同士は反発し合い、N極とS極は引き合うという性質や、地球自体が大きな磁石になっていることを確認しておきましょう。砂鉄を使って可視化する「磁力線」の存在も重要です。砂鉄が描く模様を見ると、磁石の力がどのように広がっているのかが分かります。
鉄の棒などに磁石をこすりつけると、その棒自体も磁石になるという現象は、小学生にとっては不思議に感じるかもしれません。さらに、磁石を切るとそれぞれが新たなN極・S極を持つ小さな磁石になるという点もポイントです。逆に、鉄や磁石をくっつけると、一つの磁石として働くようになる場合もあります。磁石の世界は、一見シンプルに見えて実は興味深い性質がたくさん詰まっています。
最後に「電磁石」について学びます。電流を流すと磁石になり、流れを切ればただの釘に戻るという特徴や、電流の向きを変えることでN極とS極が反転する仕組みは、後のモーターの原理にも通じる重要なポイントです。実際にエナメル線を巻いて電流を流してみるなど、実験を体験させると子どもたちの興味も深まり、知識としてもしっかり定着していきます。
4. 予習シリーズ4年生上巻 第1回【社会】~健康で住まい暮らし~
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今回の社会は、「健康で住い暮らし」をテーマに、水道水やごみ処理といった身近なインフラを学びます。入試に直接大きく関わるかどうかは学校によりますが、生活に密着した内容であるため、普段の学習や集団テストなどでは取り上げられることの多い分野です。
私たちが普段使っている水道水は、雨や雪が山や森林に蓄えられたものがダムや川に流れ、それを取水施設が取り入れ、浄水場で綺麗にしてから家庭や工場に供給される流れをたどります。使い終わった水は排水として下水処理場に集められ、再生水として利用されたり、海へ放流されたりします。こうした一連の循環システムを理解すると、水の大切さや節水の必要性が実感できるでしょう。
家庭から出るごみは燃やせるもの、燃やせないもの、資源ごみなどに分別されます。燃やせるごみは清掃工場で焼却され、残った灰などは埋め立て地へ。燃やせないごみも埋め立てに回されます。一方、資源ごみはリサイクルセンターなどに送られ、新しい製品の原料となります。3R(リデュース・リユース・リサイクル)という言葉が示すように、ごみを減らし、再利用し、再資源化する努力をすることが、限りある資源を守るために欠かせません。
昔と今のごみの種類・量の変化を比べると、現代の生活の便利さと引き換えに環境負荷が大きくなっている面も見えてきます。学校や家庭での分別意識やリサイクルの取り組みは、社会全体で進めていくべき重要なテーマです。
5. まとめ動画
この記事の内容は、下記の動画でもまとめて解説しています。 記事を読んだだけでは分かりにくい部分も、映像でご覧いただくことでより理解が深まるはずです。 ぜひ動画をご視聴のうえ、チャンネル登録もよろしくお願いいたします。
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