成城中学校 2026年度 第1回 算数入試解説|大問別の考え方と解き直し

2026年11月1日

SUSUMU JUKU / 2026 EXAM REVIEW

答えの先に、解ける理由を。

成城中学校・2026年度 第1回 算数

成城中学校2026年度第1回算数を全問解説します。方眼、数列、2科目の得点表、正多角形、往復の速さ、回転体の移動を取り上げ、条件の読み取りと計算の確かめ方まで説明します。原図・表を手元に置いて読み進めてください。

このページは問題冊子と一緒に読む解説です。問題文・原図の転載はせず、進塾独自の解説を掲載しています。

第1問|計算と方眼上の三角形

この大問で学ぶこと

図を長方形で囲んで考える

解き直しの到達点使った条件と結論のつながりを、解説を閉じて説明できること。

(1)① 計算の順序

71

  1. 23−9=14を先に計算します。39×14÷6=91です。
  2. 91−4×5=71となります。

(1)② 小数と分数

7/10(0.7)

  1. 2.75×1と3/11=11/4×14/11=7/2です。もう一方のかっこは5/9−1/2=1/18です。
  2. 7/45÷1/18=14/5なので、7/2−14/5=7/10です。

(1)③ 和と差の工夫

555

  1. 135−24、357−246、579−468、791−680、913−802を対応させます。
  2. どれも111なので、111×5=555です。引くかっこを外すとき、5個すべてを引くことに注意します。

(1)④ 逆算

5/6

  1. 14−6.5=7.5が積に当たります。かっこは7.5÷2と1/7=15/2÷15/7=7/2です。
  2. □=7/2−8/3=21/6−16/6=5/6です。

(2)① CDの長さ

4と3/4cm

  1. Bを基準にするとAは右へ5cm・上へ4cm、Cは右へ6cm・上へ1cmの格子点です。
  2. Dは高さ1cmの水平線とBAの交点なので、Bから右へ5÷4=1と1/4cmです。CD=6−1と1/4=4と3/4cmです。

(2)② 三角形の面積

9.5cm²

  1. 全体を横6cm・縦4cmの長方形で囲みます。周りの三角形を引きます。
  2. 24−5×4÷2−1×3÷2−6×1÷2=24−10−1.5−3=9.5cm²です。斜めの辺の長さを求める必要はありません。

第2問|整数に付けた丸の規則

この大問で学ぶこと

差の数列と共通部分

解き直しの到達点使った条件と結論のつながりを、解説を閉じて説明できること。

(1) Cが丸を付けた整数の個数

14個

  1. Cは1から始め、1・2・3・4…を順に足しています。n回足した数は1+n(n+1)÷2です。
  2. 13回では92、14回では106です。最初の1も一つに数えるので、1から100までは14個です。

(2) A・B共通の3番目

17

  1. Aは奇数、Bは2・5・8・11…という3で割ると2余る数です。
  2. 両方に入る数は5・11・17・23…と6ずつ増えるので、3番目は17です。

(3)ア A・B共通の個数

16個

  1. 5から始まり6ずつ増える数列で、最後は95です。
  2. (95−5)÷6+1=16個です。

(3)イ 3人共通の個数

2個

  1. Cの丸は1・2・4・7・11・16・22・29・37・46・56・67・79・92です。
  2. この中で5・11・17・23…というA・B共通の並びに入るのは11と29だけなので2個です。

第3問|2科目の得点表

この大問で学ぶこと

周辺の人数と条件付きの人数

解き直しの到達点使った条件と結論のつながりを、解説を閉じて説明できること。

(1) 国語の平均点

2.725点

  1. 国語の得点ごとに横の人数を合計すると、1点8人・2点9人・3点12人・4点8人・5点3人です。
  2. 合計点は1×8+2×9+3×12+4×8+5×3=109点。40人で割って109÷40=2.725点です。

(2) 算数の中央値

2.5点

  1. 算数の得点ごとに縦の人数を合計すると、0点2人・1点8人・2点10人・3点7人・4点9人・5点4人です。
  2. 40人の中央は20番目と21番目。2点以下が20人なので20番目2点、21番目3点です。平均の2.5点となります。

(3) 国語の方が高い生徒と算数の中央値

15人/2点

  1. 国語>算数のマスだけを集計します。算数0点が2人、1点5人、2点4人、3点3人、4点1人で、計15人です。
  2. 中央の8番目は、0・1点の合計7人のすぐ次なので2点です。もとの40人全体の中央値を流用しないようにします。

第4問|正多角形と対角線

この大問で学ぶこと

二等辺三角形と外角

解き直しの到達点使った条件と結論のつながりを、解説を閉じて説明できること。

(1) 正五角形の角

ア108°/イ36°/ウ72°

  1. 正五角形の内角は(5−2)×180÷5=108°です。上の三角形は二等辺三角形なので、底角イ=(180−108)÷2=36°です。
  2. 左上の辺と左下への対角線が作る三角形も二等辺三角形です。その頂点側の角も36°になるので、交点で右上に開く角ウは36+36=72°です。

(2) 正七角形の角

51と3/7°

  1. 正七角形の内角は128と4/7°です。隣り合う2辺で作る二等辺三角形の底角は(180−128と4/7)÷2=25と5/7°です。
  2. 交点で右上に開く角エは、その二つの角の和なので25と5/7×2=51と3/7°です。

(3) 正十五角形の角

24°

  1. 同じ構造では、交点の角は正n角形の外角360÷nに等しくなります。
  2. n=15なので360÷15=24°。内角156°から二等辺三角形の底角12°を求め、2倍しても確かめられます。

第5問|徒歩と自転車の往復

この大問で学ぶこと

追い付きから速さの比を決める

解き直しの到達点使った条件と結論のつながりを、解説を閉じて説明できること。

(1) A君と兄の速さの比

1:3

  1. 最初に追い付くのはA君出発から6分後です。A君は6分、兄は4分遅れで出たので2分進んでいます。
  2. 同じ距離にかける時間が6:2なので、速さは逆比の1:3です。

(2) A君の速さ

分速65m

  1. A君の出発から兄が学校へ着くまでをT分とします。その時A君は中点なので、兄はA君の2倍の距離を3倍の速さで進んでおり、移動時間は(2/3)T分です。
  2. 兄の出発は4分遅れなので、T−(2/3)T=4。T=12分です。A君は12分で中点、24分で学校へ着きます。
  3. 1560÷24=分速65mです。兄は分速195mで8分走り、4+8=12分後に学校へ着くと確かめられます。

(3) あ・い

あ390/い15

  1. あは6分後のA君の位置なので65×6=390mです。
  2. 兄は学校到着後すぐ戻ります。出発からt分で2回目に会うとすると、兄の総移動距離は195(t−4)、A君の位置は65tです。195(t−4)+65t=1560×2より260t=3900、t=15分です。

第6問|回転体と移動して通る範囲

この大問で学ぶこと

高さごとの断面を考える

解き直しの到達点使った条件と結論のつながりを、解説を閉じて説明できること。

(1) 回転体Pの体積

78.5cm³

  1. 下の部分は半径2cm・高さ4cmの円柱、上は半径3cm・高さ3cmの円すいです。横に出る1cmを半径2cmに加えて、円すいの半径を3cmにします。
  2. 円柱は2×2×3.14×4=16×3.14、円すいは3×3×3.14×3÷3=9×3.14。合計25×3.14=78.5cm³です。

(2) 6cm動かしたときの通過範囲

228.5cm³

  1. 同じ高さで切ると、円が6cm平行移動して通る範囲は、元の円と「直径×6cm」の長方形を合わせた面積になります。
  2. 下の高さ4cmでは、追加分は幅4cm・高さ4cm・長さ6cmの直方体で96cm³。上の円すい部分では直径が6cmから0cmへ直線的に減るので、追加分は底辺6cm・高さ3cmの三角形を6cm伸ばした三角柱で54cm³です。
  3. 元の立体78.5+96+54=228.5cm³。端の円すい部分を2個分そのまま足すのではなく、移動方向に重なる範囲は一度だけ数えます。

解き直しの進め方

表は何人を対象としているかを先に確認します。速さは出発の時刻と移動時間を分け、回転体の移動は高さごとの円の通り道を考えましょう。式に使った数字を原図へ戻して説明できれば、条件が変わった問題にも応用できます。

段階取り組むこと確認すること
1|原因を分ける間違えた問題を、知識・条件や根拠の読み違い・説明の不足に分けるどこで手が止まったかを言葉にする
2|解説を閉じる自分で根拠・図表・式・答案を組み立て直す答えだけでなく、その根拠や判断の理由を説明できるか
3|時間を空ける日を改め、類題と合わせて再挑戦する条件が変わっても使える考え方になったか

志望校の過去問を、次の学習計画へ

点数だけでは、次に何を直すべきかは決まりません。進塾では、解き方・答案の根拠・つまずいた箇所を確かめ、授業と家庭で取り組む内容を整理します。集団コース・個別指導のご相談を承ります。

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