2026年11月1日
SUSUMU JUKU / 2024 EXAM REVIEW
答えの先に、解ける理由を。
立教新座中学校・2024年度 一般第1回・帰国児童入試 理科
立教新座中学校の一般第1回・帰国児童入試の理科について、各大問の主要設問を解説します。全小問の網羅解説ではありません。数値を式に置く前に、実験の条件と比較する量を整理しましょう。
このページは問題冊子と一緒に読む解説です。問題文・原図の転載はせず、進塾独自の解説を掲載しています。
第1問|呼吸と肺のはたらき
この大問で学ぶこと
気体の割合と体の構造を結び付ける
解き直しの到達点使った条件と結論のつながりを、解説を閉じて説明できること。
(1)肺で呼吸する動物
ア・イ・エ(ペンギン・クジラ・カメ)
- ペンギンは鳥類、クジラは哺乳類、カメは爬虫類で、いずれも肺で呼吸します。
- 水中にすむことと、えらで呼吸することは同じではありません。
(2)幼生から成体への変化
変態/えらから肺へ
- カエルやイモリでは、成長に伴い体のつくりが大きく変わることを変態といいます。
- 幼生のえらによる呼吸から、成体の肺による呼吸へ変化します。
(3)酸素の取り入れと呼吸量
肺胞・赤血球/酸素はA/呼気は図1/約1000本(エ)
- 肺胞は毛細血管に囲まれ、取り込まれた酸素は主に赤血球によって運ばれます。
- 吸気では酸素20.95%、呼気では16.2%なので、差は4.75%です。
- 1回500mL、1分15回なら1日では15×60×24回。500mL容器を単位にすると、15×60×24×0.0475=1026本分です。
(4)呼吸模型
ウ
- 下のゴム膜を引くと、容器内の空間が広がり、内側の気圧が下がります。
- その結果、管から空気が入り、風船がふくらみます。ゴム膜の動きと風船のふくらみを別々に考えます。
(5)息を吸うときの体の動き
ウ・カ
- 息を吸うときは横隔膜が下がり、肋骨が上がって胸の空間が広がります。
- 肺そのものが筋肉で空気を吸い込むのではなく、胸の空間の変化に伴って肺が広がります。
第2問|湿度・結露と断熱
この大問で学ぶこと
基準となる温度と単位体積をそろえる
解き直しの到達点使った条件と結論のつながりを、解説を閉じて説明できること。
(1)結露と同じしくみ
イ・エ・オ
- 冷たいコップの外側の水滴、雲、寒い日の白い息は、水蒸気が冷えて細かな水滴になる現象です。
- 目に見える白いものを水蒸気そのものと取り違えないようにします。
(2)部屋に含まれる水蒸気
346g
- 20℃での飽和水蒸気量は1m³当たり17.3gです。湿度40%なので、実際は17.3×0.4=6.92g/m³です。
- 部屋は50m³なので、6.92×50=346gです。
(3)露点から湿度を求める
40.9%
- 10℃で初めて結露するので、もとの水蒸気量は10℃の飽和水蒸気量9.4g/m³と分かります。
- 25℃の飽和水蒸気量23g/m³と比べ、9.4÷23×100=約40.9%です。部屋の体積90m³は分子と分母で共通なので消えます。
(4)熱伝導率
アルミニウム:172(ウ)/アルゴン:0.0128(ア)
- 金属のアルミニウムはガラスや水より熱を伝えやすいので、大きい値を選びます。
- アルゴンは空気より熱を伝えにくいため、複層ガラスの間に入れると熱の移動を抑えられます。
(5)条件を変えたガラスの熱の移動
①10mm/②2.5
- 熱の移動は、温度差と面積に比例し、厚さに反比例すると整理します。
- ①面積を2倍にして熱の移動を同じにするには、厚さも5mmの2倍、10mmです。
- ②基準に比べ、温度差は25÷20=1.25倍、面積は4倍、厚さは2倍。1.25×4÷2=2.5倍です。
第3問|地震計と地震波
この大問で学ぶこと
動く地面と動きにくいおもりを区別する
解き直しの到達点使った条件と結論のつながりを、解説を閉じて説明できること。
(1)(2)地震計の記録
地面とともに動く部分:ア・ウ/記録する方向:Z
- 地面につながる台や支柱は地面とともに動きます。一方、おもりは慣性によって動きにくくなります。
- この装置はばねが上下方向に伸び縮みするので、上下方向Zの振動を記録します。
(3)(4)記録と震源からの距離
D:図2/150km
- Aは25km先で初期の波の到達が5秒なので、速さは25÷5=5km/sです。
- 到達が遅い記録ほど震源から遠くなります。Dの到達時刻30秒に対し、5×30=150kmです。
第4問|反射・屈折と見え方
この大問で学ぶこと
光の道筋を直線と角度で整理する
解き直しの到達点使った条件と結論のつながりを、解説を閉じて説明できること。
(1)鏡で反射する位置
Mから3.6cm
- 鏡の向こう側に片方の点を対称移動させ、もう片方の点と直線で結びます。これで入射角と反射角が等しくなる位置が求められます。
- 図の横の距離は2:3なので、縦の差4cmを2:3に分けます。Mから2+4×2÷5=3.6cmです。
(2)① 屈折の測定値
0.4cm(エ)
- 表ではa=3cmのときb=2cm、a=1cmのときb=0.7cmです。bはaのおよそ3分の2になっています。
- a=0.6cmなら、0.6×2÷3=0.4cmと判断できます。
解き直しの進め方
呼吸では割合、湿度では温度ごとの飽和量、熱では変える条件をそろえて考えます。地震や光は、図に方向と距離を書き戻してから解き直しましょう。
| 段階 | 取り組むこと | 確認すること |
|---|---|---|
| 1|原因を分ける | 間違えた問題を、知識・条件や根拠の読み違い・説明の不足に分ける | どこで手が止まったかを言葉にする |
| 2|解説を閉じる | 自分で根拠・図表・式・答案を組み立て直す | 答えだけでなく、その根拠や判断の理由を説明できるか |
| 3|時間を空ける | 日を改め、類題と合わせて再挑戦する | 条件が変わっても使える考え方になったか |
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点数だけでは、次に何を直すべきかは決まりません。進塾では、解き方・答案の根拠・つまずいた箇所を確かめ、授業と家庭で取り組む内容を整理します。集団コース・個別指導のご相談を承ります。
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