2025年入試問題分析～桜蔭中学校編～

計算や図形、整数の性質など基礎的な内容を扱う小問集合形式の問題です。一見シンプルな設問が連続して出題され、正確な計算力や基本概念の応用力、ケアレスミス防止の慎重さが求められます。基礎を確実に固め、迅速に解答する実力を測る典型的な問題群となっています。

故障した7セグ表示を題材にした場合の数パズルと、補助線を用いた平面図形の作図問題の2部構成です。表示の欠陥を前提にした場合分けと組合せの論理整理、隠れた図形の発見と復元を通じ、発想力と論理力が試される内容です。

旅人算と速さのつるかめ算を組み合わせた問題で、設定は典型的ながら計算過程が非常に煩雑です。分数や複雑な数値の処理が要求され、計算力、集中力、見切り判断の正確さが合否を左右する実力が求められます.

玉の色や重さに基づく操作過程を整理し、全体の組合せを求める問題です。各回の操作や全体の平均値を手掛かりに、複雑な条件を論理的に分解して場合分けする力が試され、全体像を俯瞰しながら細部まで整理する論理力が重要となる知的パズルです.