2026年10月30日
SUSUMU JUKU / 2026 EXAM REVIEW
答えの先に、解ける理由を。
三輪田学園中学校・2026年度 第1回午前 理科
第1回午前理科の主要設問を、月・発芽・回路・中和・状態変化に分けて解説します。実験の比較条件やグラフの比を、答えの根拠へつなげます。
第1問|月の形と位置
この大問で学ぶこと
明るい側から太陽の方向を考える
(1)〜(5)
上弦・い/位置ア/南/4週間後・う/月食の位置ウ
- 右半分が明るい半月は上弦の月です。太陽光が右から来る図では位置アで、夕方に南の空に見えます。
- 同じ形に戻るのは約29.5日後なので最も近いのは4週間後です。月食は地球の影へ月が入る現象で、太陽の反対側、満月の位置ウで起こります。
第2問|種子の発芽
この大問で学ぶこと
調べたい条件以外をそろえる
(1)・(2)
発芽:B・C/水:AとB/空気:BとD
- BとCには適量の水と空気があり、温度も適しています。肥料の有無は発芽の必要条件ではありません。
- 水の必要性はA・B、空気の必要性はB・Dで比較します。水没したDでは空気を十分取り込めないことが着眼点です。
(3)
記述例:室内の比較用のシャーレも暗い場所に置き、温度以外の条件をそろえる。
- 冷蔵庫内は暗いため、そのまま明るい教室のシャーレと比べると温度と明るさの二つが変わってしまいます。
- 同じように暗くして、水・空気などもそろえ、温度だけを変えて比較する必要があります。
(4)・(5)
デンプン/い・発芽に使われたため
- ヨウ素液で青紫色になるのはデンプンです。発芽前の子葉には養分が蓄えられています。
- 発芽と成長の初めに養分が使われるので、育った後の子葉では反応が弱くなります。光合成で使われたと説明しないようにします。
第3問|回路の組み立て
この大問で学ぶこと
必要な枝と、通ってはいけない道を確認する
A・B・C・D
A:あ・え/B:あ・う・え/C:い・う/D:あ・い
- Aではア−イとオ−カをつなぎ、豆電球2だけの道を作ります。Bではさらにエ−オを加えると2個が並列になり、どちらも基準と同程度の明るさです。
- Cはイ−ウとエ−オで2個を直列にします。Dはア−イとイ−ウをつなぐと豆電球を通らない道ができ、点灯しません。これは回路図を判断する設問で、実際に電池を短絡させて確かめてはいけません。
第4問|中和と体積比
この大問で学ぶこと
水で薄めても溶質の量は変わらない
(1)・(2)
(1)い・青色リトマス紙/(2)あ・酸性
- アルカリ性を調べるには赤色リトマス紙の青変などを使います。青色リトマス紙はアルカリ性でも青色のままで、中性と区別できません。
- 中和の比はグラフからA:B=4:3です。A30cm³にはB22.5cm³が必要なので、B20cm³では塩酸が余り酸性です。
(3)・(4)
塩化ナトリウムと水酸化ナトリウム/Bを4cm³
- A10cm³に対応するBは7.5cm³なので、B8cm³では水酸化ナトリウムが余ります。蒸発後には反応でできた食塩と、余った水酸化ナトリウムが残ります。
- A32cm³に必要なBは24cm³です。B20cm³から中性にするにはBを4cm³追加します。
(5)
20cm³
- B15cm³に水15cm³を加えても、水酸化ナトリウムの量は変わりません。全体の体積30cm³を、そのままBの量としてはいけません。
- B15cm³に対応するAは15×4/3=20cm³です。
第5問|水の加熱と状態変化
この大問で学ぶこと
目に見える湯気と水蒸気を分ける
(1)〜(3)
沸騰石・急な沸騰を防ぐ/小さい泡:空気・大きい泡:水蒸気/温度が高いほど溶ける気体の量が少なくなる
- 加熱前に沸騰石を入れ、突沸を防ぎます。35℃付近で壁に付く小さい泡は、水に溶けていた空気が出たものです。
- 沸騰時の大きな泡は水蒸気です。小さい泡が出たことから、温度上昇で気体が水から出やすくなると読みます。
(4)・(5)
(4)う/(5)①い・液体と気体/②あ・液体
- 沸騰前も水の表面では蒸発しています。沸騰では内部からも気体になり、泡として出ます。
- 沸騰中のフラスコには液体の水と気体の水蒸気があります。白く見える湯気は、冷えてできた液体の小さな粒です。
(6)
約93500cm³
- 本問の条件では、水が水蒸気になると体積は約1700倍です。
- 55×1700=93500cm³です。氷になるときの1.1倍と混同しないようにします。
解き直しの進め方
実験は一つだけ変えた条件を、中和は溶液の体積と溶質の量の違いを確かめて復習してください。
| 段階 | 取り組むこと | 確認すること |
|---|---|---|
| 1|原因を分ける | 間違えた問題を、知識・条件や根拠の読み違い・説明の不足に分ける | どこで手が止まったかを言葉にする |
| 2|解説を閉じる | 自分で根拠・図表・式・答案を組み立て直す | 答えだけでなく、その根拠や判断の理由を説明できるか |
| 3|時間を空ける | 日を改め、類題と合わせて再挑戦する | 条件が変わっても使える考え方になったか |
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