2026年10月30日
SUSUMU JUKU / 2025 EXAM REVIEW
答えの先に、解ける理由を。
三輪田学園中学校・2025年度 第1回午前 理科
第1回午前理科の主要設問を解説します。ばねの分担、反応の限界、地震波の到着時刻など、表と本文の数値を途中式に結び付けます。
このページは問題冊子と一緒に読む解説です。問題文・原図の転載はせず、進塾独自の解説を掲載しています。
第1問|ばね
この大問で学ぶこと
自然長とのびを分けて計算する
解き直しの到達点使った条件と結論のつながりを、解説を閉じて説明できること。
(1)〜(3)
50cm/90cm/60cm
- 10g増すごとに8cmのびます。自然長は58−8=50cm。重り5個では50+8×5=90cmです。
- 75gではのび8×7.5=60cmです。問われているのは全長ではなく「のび」なので、自然長を加えません。
(4)
ア:58cm/イ:54cm
- 直列では下のばねも10gを支えるので、下のばねの長さは58cmです。ばね自身の重さは無視する条件です。
- 並列では重り10gと棒5gの合計15gを3本で分担します。1本5gで4cmのびるため、長さは50+4=54cmです。
第2問|昆虫と温暖化
この大問で学ぶこと
体のつくりと成長の段階を対応させる
解き直しの到達点使った条件と結論のつながりを、解説を閉じて説明できること。
(1)・(2)
あ・う/頭に2本/え・クモ
- セミと同じくさなぎの時期がないのはトノサマバッタとオニヤンマです。チョウやカブトムシにはさなぎの時期があります。
- 触角は頭に2本あります。クモは脚が8本で、体が頭胸部と腹部に分かれるため、脚6本・頭胸腹の昆虫とは異なります。
(3)・(4)
地球温暖化/石炭・天然ガス(い・う)/二酸化炭素/温室効果ガス
- 本文は気温や地中温度の上昇とセミの初鳴きの関係を扱っています。平均気温の長期的な上昇を地球温暖化といいます。
- 石炭と天然ガスは化石燃料です。植物は光合成で二酸化炭素を吸収します。二酸化炭素やメタンなどは温室効果ガスです。
第3問|水溶液の識別
この大問で学ぶこと
各検査の結果を重ねて候補を絞る
解き直しの到達点使った条件と結論のつながりを、解説を閉じて説明できること。
(1)〜(3)
う・何も残らない/い・鉄/う・混ぜると白くにごる
- 蒸発で何も残らないA・D・Fは、塩酸・炭酸水・アンモニア水です。残る中で酸性かつ鉄と反応するAが塩酸です。
- 赤色リトマス紙を青くするB・Eは水酸化ナトリウム水溶液と石灰水です。炭酸水と石灰水を混ぜると白くにごるので、D・Eを区別できます。
(4)
①A/②B/③E
- Aは塩酸、Cは中性で蒸発後に固体が残る食塩水です。Dは炭酸水、Fはアンモニア水と分かります。
- B・Eのうち炭酸水Dと白くにごるEが石灰水、Bが水酸化ナトリウム水溶液です。
第4問|炭酸カルシウムと塩酸
この大問で学ぶこと
反応が止まる原因から必要量を求める
解き直しの到達点使った条件と結論のつながりを、解説を閉じて説明できること。
(1)〜(3)
折れ曲がりは0.5g・125cm³/0.5g/い
- 0.2gで50cm³なので、1g当たり250cm³です。125cm³で頭打ちになるため、ちょうど反応する量は125÷250=0.5gです。
- グラフは原点から(0.5,125)まで直線、その後は水平です。塩化水素がなくなったため、固体を足しても気体が増えません。
(4)・(5)
炭酸カルシウム0.8g・塩酸32cm³/2.5g
- 200cm³には炭酸カルシウム200÷250=0.8g、塩酸20×200/125=32cm³が必要です。
- 625cm³に対応する炭酸カルシウムは625÷250=2.5gです。石灰石全体3gと、反応する成分の重さを区別します。
第5問|地震波と時刻
この大問で学ぶこと
発生・到着・発表の時刻を分ける
解き直しの到達点使った条件と結論のつながりを、解説を閉じて説明できること。
(1)〜(3)
断層/津波/南海トラフ
- 地下の大地のずれに対応する語は断層です。海底の変動によって津波が起きることがあります。
- 本文の2024年8月の情報は南海トラフ地震臨時情報です。本文が扱う当時の出来事として整理します。
(4)①・②
P波:秒速6km・S波:秒速4km/16時43分33秒
- 発生は42分53秒、P波到着は59秒なので36kmに6秒、S波は43分02秒まで9秒です。速さは36÷6=6、36÷9=4km/秒です。
- BまでのS波の所要時間は160÷4=40秒。発生時刻に足すと16時43分33秒です。
(4)③
29秒
- 情報発表はP波到着59秒の5秒後、16時43分04秒です。
- BのS波到着33秒との差は29秒です。発生からの40秒をそのまま答えないようにします。
解き直しの進め方
ばねは全長とのび、地震は発生時刻と情報発表時刻を区別し、単位を添えて解き直しましょう。
| 段階 | 取り組むこと | 確認すること |
|---|---|---|
| 1|原因を分ける | 間違えた問題を、知識・条件や根拠の読み違い・説明の不足に分ける | どこで手が止まったかを言葉にする |
| 2|解説を閉じる | 自分で根拠・図表・式・答案を組み立て直す | 答えだけでなく、その根拠や判断の理由を説明できるか |
| 3|時間を空ける | 日を改め、類題と合わせて再挑戦する | 条件が変わっても使える考え方になったか |
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