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明治大学付属明治中学校 2025年度 第1回 理科入試解説|大問別の考え方と解き直し

2026年11月4日

SUSUMU JUKU / 2025 EXAM REVIEW

答えの先に、解ける理由を。

明治大学付属明治中学校・2025年度 第1回 理科

中和、燃焼、神経、水草、星空、論理回路、虹の7題です。身近な知識を実験結果へ結び付け、表・図から条件を取り出して考える手順を整理します。

このページは問題冊子と一緒に読む解説です。問題文・原図の転載はせず、進塾独自の解説を掲載しています。

第1問|中和後に残る固体

この大問で学ぶこと

反応の前後で増え方が変わる理由を読む

解き直しの到達点使った条件と結論のつながりを、解説を閉じて説明できること。

(1) 残る固体

塩化ナトリウム

  1. 中和でできる食塩です。Bでは塩酸が余っていますが、塩化水素と水は蒸発させると固体として残りません。

(2) BのBTBの色

黄色

  1. Fの100mL同士で緑色なので中性。Bは水酸化ナトリウム水溶液が20mLと少なく、塩酸が余るため酸性です。

(3) 水酸化ナトリウム水溶液50mL

2.95g

  1. 中性になるまでは加えたアルカリの量に比例して食塩が増えます。100mLで5.9gなので半分の50mLでは2.95gです。

(4) 同150mL

7.9g

  1. 100mLで食塩5.9g。余分な20mLごとに固体が0.8g増えるので、50mL余ると2gの水酸化ナトリウムが残ります。合計7.9gです。

(5) さらに塩酸50mL

8.85g

  1. 酸もアルカリも150mLとなり、ちょうど中和します。100mL同士の食塩5.9gの1.5倍で8.85gです。

第2問|物質と燃焼

この大問で学ぶこと

できた気体・水から物質を見分ける

解き直しの到達点使った条件と結論のつながりを、解説を閉じて説明できること。

(1) 有機物の数

5つ

  1. 砂糖・エタノール・でんぷん・紙・ろうです。食塩、水、鉄、アルミニウム、ガラスはこの分類では有機物に含めません。

(2) 石灰水の変化から分かる物質

二酸化炭素

  1. 燃焼後の気体で石灰水が白くにごるのが手がかりです。

(3) A〜D

Aエタノール、B木炭、Cガラス粉末、Dスチールウール

  1. Cは燃えずガラス。A・Bは二酸化炭素を生じ、そのうち水も生じるAがエタノールです。残るDは鉄で、燃焼しても二酸化炭素を生じません。

第3問|カエルの神経

この大問で学ぶこと

刺激が伝わる時間だけを取り出す

解き直しの到達点使った条件と結論のつながりを、解説を閉じて説明できること。

(1) ウシガエルの特徴

イ・エ・オ

  1. 体外受精を行う変温動物で、イモリと同じ両生類。卵に硬い殻はなく、皮膚呼吸も行います。

(2) 前足の足あと

イ

  1. カエルの前足は4本指、後ろ足は5本指です。図の指の本数を数えて判断します。

(3) 神経を伝わる速さ

秒速4m

  1. BC2cmの伝達に40−35=5ミリ秒。0.02m÷0.005秒=4m/秒です。筋肉の反応までの時間10ミリ秒は、差を取ると消えます。

(4) ACの長さ

12cm

  1. 神経伝達の時間は40−10=30ミリ秒。4m/秒×0.03秒=0.12m=12cmです。

(5) Aから6cmの点を刺激

25ミリ秒後

  1. 伝達は0.06÷4=0.015秒=15ミリ秒。Aから筋肉が反応する10ミリ秒を加え、25ミリ秒です。

第4問|水草とBTB

この大問で学ぶこと

光合成と呼吸の両方を考える

解き直しの到達点使った条件と結論のつながりを、解説を閉じて説明できること。

(1) 息を吹き込んだ変化

カ:アルカリ性から中性

  1. 青はアルカリ性、緑は中性です。二酸化炭素が溶け、性質が変わります。

(2) 暗いBで起きた反応

呼吸

  1. 暗くても植物は呼吸し、二酸化炭素を出すため黄色になります。光合成が止まっても呼吸は続きます。

(3) Aから出る泡の気体

酸素

  1. 明るいAでは光合成が盛んになり、酸素を放出します。

(4) Aで消費された物質

二酸化炭素

  1. 二酸化炭素が光合成で使われると、水溶液は酸性側から離れ、青色へ変化します。

(5) 単子葉類の特徴

イ:維管束を持つ

  1. 単子葉類は被子植物の種子植物で、一般に平行脈です。胞子で増える植物とは分けます。

(6) 人が別地域へ持ち込んだ種

外来種

  1. 元の分布域から人の活動によって移動した生物です。すべての外来種が同じ程度の被害を起こすとは限りません。

第5問|パリの星空

この大問で学ぶこと

北極星・星の色・緯度を結ぶ

解き直しの到達点使った条件と結論のつながりを、解説を閉じて説明できること。

(1) Aの星

北極星

  1. ほぼ真北に見え、北の空の星の日周運動の中心付近にあります。

(2) Aの高度

49°

  1. 北極星の高度は観測地点の北緯とほぼ等しいためです。

(3) Bを含む星座

おおぐま座

  1. Bは北斗七星の一部。こぐま座の北極星と取り違えません。

(4) C・D

Cアルクトゥルス、Dデネブ

  1. オレンジ色で春の大三角の一つがアルクトゥルス、白色で夏の大三角の一つがデネブです。

(5) Cのこの後の動き

ウ

  1. 北極星を中心に反時計回りに動くので、図の左側のCは下へ向かいます。観測者の見た図の向きをそのまま使います。

(6) 表面温度の高い順

D>太陽>C

  1. 白いデネブ、黄色い太陽、オレンジのアルクトゥルスの順です。見かけの明るさとは別の比較です。

(7) 東京の月

ア:東京でも新月

  1. 月の満ち欠けは太陽・地球・月の位置関係で決まり、同じ日の地域差で新月が満月になることはありません。

(8) パリの昼が長い理由

ウ

  1. 8月は北半球で、緯度の高いパリの方が昼が長くなります。時差やサマータイムは昼そのものの長さを変えません。

第6問|スイッチとダイオード

この大問で学ぶこと

電流が通る経路を一つずつ確かめる

解き直しの到達点使った条件と結論のつながりを、解説を閉じて説明できること。

(1) 点灯から分かること

ウ

  1. 表1ではAとBが同じときに点灯します。二人とも賛成か反対かまでは区別できません。

(2) Cが0の真理値表

イ

  1. A・Bが00または11で点灯し、10・01では消灯します。表を上から1・0・0・1と読みます。

(3) Cが1の真理値表

エ

  1. Cが1ではBが1ならAにかかわらず点灯し、表は0・0・1・1です。交差点で導線が接続していない条件に注意します。

(4) 消灯したときの賛成者

エ:1人または2人

  1. C0ではA・Bが異なると消灯し、C1ではB0で消灯します。全員反対と全員賛成では点灯するので除けます。

(5) 図4の点灯する組合せ

ア・カ

  1. D0とD1では電池の向きが逆になります。各経路のダイオードの順方向をたどると、A1B1C0D1とA0B0C1D0で電流が通ります。スイッチで道がつながることと、向きが合うことの両方が必要です。

第7問|光の色と虹

この大問で学ぶこと

屈折と反射の回数を比べる

解き直しの到達点使った条件と結論のつながりを、解説を閉じて説明できること。

(1) 図2のアの色

紫

  1. 紫は赤より大きく屈折します。入るときと出るときの方向の違いを、光の矢印に沿って追います。

(2) 太陽の位置

A

  1. 虹は太陽と反対側に見えるので、太陽は観測者の後ろです。

(3) 主虹の紫

b

  1. 主虹は外側が赤、内側が紫。図では下側のbが紫です。

(4) 副虹の色順

ウ

  1. 水滴内で2回反射するため主虹と色順が逆になり、上側が紫、下側が赤です。

(5) 光の三原色

オ:緑・青・赤

  1. 光を重ねる加法混色の三原色です。絵の具の色の混ぜ方とは区別します。

解き直しの進め方

実験は変えた条件と結果を一組で書きます。計算はミリ秒と秒、cmとmの換算を明記し、回路は電池からランプまで実際に通れる経路を指で追って確かめましょう。

段階取り組むこと確認すること
1|原因を分ける間違えた問題を、知識・条件や根拠の読み違い・説明の不足に分けるどこで手が止まったかを言葉にする
2|解説を閉じる自分で根拠・図表・式・答案を組み立て直す答えだけでなく、その根拠や判断の理由を説明できるか
3|時間を空ける日を改め、類題と合わせて再挑戦する条件が変わっても使える考え方になったか

志望校の過去問を、次の学習計画へ

点数だけでは、次に何を直すべきかは決まりません。進塾では、解き方・答案の根拠・つまずいた箇所を確かめ、授業と家庭で取り組む内容を整理します。集団コース・個別指導のご相談を承ります。

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