2026年11月4日
SUSUMU JUKU / 2024 EXAM REVIEW
答えの先に、解ける理由を。
明治大学付属明治中学校・2024年度 第1回 算数
割合と表面積の小問、奇数の数列、個数の入れ替え、損益、交付窓口の5題です。差に注目する解法と、状況が変わる時点で区切る考え方を解説します。
このページは問題冊子と一緒に読む解説です。問題文・原図の転載はせず、進塾独自の解説を掲載しています。
第1問|計算と小問
この大問で学ぶこと
全体量の保存と割合を使う
解き直しの到達点使った条件と結論のつながりを、解説を閉じて説明できること。
(1) 逆算
2/7
- 6÷2.4÷5/6=3。したがって(2/7÷7/11+□)×7/2=3−3/7=18/7です。
- 括弧内は36/49、2/7÷7/11=22/49なので□=14/49=2/7です。
(2) 電車と車の出会う間隔
5分30秒
- 電車どうしの間隔は110×8/60=44/3km。反対向きの車との相対速度は110+50=160km/時です。
- 間隔を進む時間は(44/3)÷160時間=11/120時間。60倍して5.5分=5分30秒です。
(3) Bの食塩水
9.6%
- 同じ量を交換するのでA300g・B500gは変わらず、食塩の合計も保存されます。初めは300×0.06+500×0.12=78g。
- 交換後Aの食塩は300×0.10=30gなので、Bは48g。48÷500×100=9.6%です。
(4) 5年生の人数
56人
- 5年生4k人、6年生5k人、4年生4k−24人とします。5枚ずつ配ると6枚余るので、用意した枚数は5×(13k−24)+6。
- 配り直すと6×5k+5×4k+3×(4k−24)。等しいので65k−114=62k−72、k=14。5年生は4×14=56人です。
(5) 回転体の表面積
602.88cm²
- 半径9cmと6cm、高さ4cmの円すい台です。半径差3cm・高さ4cmより母線は5cm。側面積はπ×(9+6)×5=75πです。
- 上下面の円81π+36πも加え、192π=602.88cm²となります。
第2問|奇数を段に並べる
この大問で学ぶこと
個数と段の和を一般化する
解き直しの到達点使った条件と結論のつながりを、解説を閉じて説明できること。
(1) 51の位置
7段目・左から5番目
- 51は(51+1)÷2=26番目の奇数です。6段目までは1+2+…+6=21個なので、7段目の26−21=5番目。
(2) 10段目までの総和
3025
- 個数は1+…+10=55個。最初の55個の奇数の和は55²=3025です。奇数を正方形の周りへ順に足す図でも確かめられます。
(3) 和が729となる段
9段目
- n段目の最初はn(n−1)+1、最後はn(n+1)−1なので、平均はn²。n個並ぶため段の和はn³です。729=9³より9段目です。
第3問|お菓子の買い方
この大問で学ぶこと
個数の入れ替えによる金額差を使う
解き直しの到達点使った条件と結論のつながりを、解説を閉じて説明できること。
(1) 用意した金額
4800円
- 同じ金額で買う個数の比は、A:B=150:100=3:2。1目盛りが個数の差16個なので、B32個、金額150×32=4800円です。
(2) 元のBの予定数
16個
- 入れ替えによる差360円を単価差30円で割ると、CはBより12個多いと分かります。
- Bをx個とすると150x+180(x+12)=7440。330x=5280よりx=16個です。
(3) 元のAの予定数
13個
- A・Bの入れ替えで300円下がるので、BはAより300÷50=6個多い。A・Cでは1120÷80=14個多いと分かります。
- Aをx個として100x+150(x+6)+180(x+14)=9010。430x=5590から13個です。
第4問|二商品の利益
この大問で学ぶこと
個数比から1個あたりの利益を求める
解き直しの到達点使った条件と結論のつながりを、解説を閉じて説明できること。
(1) Bの仕入れ値
400円
- Aの利益は800×0.1=80円。A3個・B2個の利益が等しいので、B1個の利益は80×3÷2=120円。
- Bは原価の3割が120円なので、原価は120÷0.3=400円です。
(2) 共通の値下げ額
52円
- 初日はA3個・B2個で利益480円、1個平均96円。翌日の利益は同じ個数で半分なので、1個平均48円です。
- 翌日のA・Bは同数だから、値下げ前の平均利益は(80+120)÷2=100円。100−48=52円の値下げです。
第5問|カード交付窓口
この大問で学ぶこと
一方の待ち列がなくなる時点で分ける
解き直しの到達点使った条件と結論のつながりを、解説を閉じて説明できること。
(1) 9時8分の一般窓口の待ち人数
4人
- 来場は予約13+一般5=18人/分、待ちは8分で48人増えるので全窓口の交付は18−48÷8=12人/分。
- 専用・一般各3窓口で交付能力比5:3だから、一般側は12×3/8=4.5人/分です。待ちは(5−4.5)×8=4人。
(2) 再開後2回目に待ちが25人となる時刻
午前9時41分
- 9時9分の再開時は、予約待ち44+13=57人、一般待ち4+5=9人。専用7窓口は1分17.5人を交付するので、予約待ちは毎分4.5人減り、一般は毎分0.5人増えます。
- 予約待ちがある間、合計は66人から毎分4人減り、10分15秒後に初めて25人になります。その後、予約待ちは57÷4.5=12分40秒後になくなります。
- 以後は一般の待ちだけが増え、9+0.5×t=25より再開32分後。2回目は9時41分です。専用の余力を一般客へ回せるとは考えません。
解き直しの進め方
数列は何番目かと何段目かを分けましょう。損益は1個あたりの利益へ、行列は1分あたりの増減へそろえると、複雑な条件も比較しやすくなります。
| 段階 | 取り組むこと | 確認すること |
|---|---|---|
| 1|原因を分ける | 間違えた問題を、知識・条件や根拠の読み違い・説明の不足に分ける | どこで手が止まったかを言葉にする |
| 2|解説を閉じる | 自分で根拠・図表・式・答案を組み立て直す | 答えだけでなく、その根拠や判断の理由を説明できるか |
| 3|時間を空ける | 日を改め、類題と合わせて再挑戦する | 条件が変わっても使える考え方になったか |
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