2026年11月1日
SUSUMU JUKU / 2025 EXAM REVIEW
答えの先に、解ける理由を。
学習院中等科・2025年度 第1回 理科
学習院中等科2025年度第1回理科の全5大問から主要設問を選んだ解説です。全小問の網羅解説ではありません。水の使用量、浮力とてこ、昼夜の変化、昆虫の暮らしを、数字や選択肢の根拠まで整理します。
このページは問題冊子と一緒に読む解説です。問題文・原図の転載はせず、進塾独自の解説を掲載しています。
第1問|科学のニュース
この大問で学ぶこと
現象の名前と観測対象を結ぶ
解き直しの到達点使った条件と結論のつながりを、解説を閉じて説明できること。
① 太陽表面の爆発
ア(フレア)
- 太陽表面付近で起こる爆発現象がフレアです。コロナは太陽の外側に広がる高温の大気、黒点は周囲より温度が低く暗く見える部分です。
- 現象・場所・構造の名前を区別して選びます。
第2問|水の循環と使用量
この大問で学ぶこと
原因の説明と単位量の計算
解き直しの到達点使った条件と結論のつながりを、解説を閉じて説明できること。
問2 赤道と極域の受ける熱
エ
- 同じ面積を比べると、太陽高度が高い場所では光が狭い範囲に集中します。
- 極域では光が斜めに当たって広い範囲に分かれるため、単位面積当たりに受けるエネルギーが小さくなります。
問3 水の循環の効果
イ(気温の変化をやわらげる)
- 水が蒸発するときには周囲から熱を受け取り、水蒸気が水に戻るときには熱を放出します。
- 海や大気中を水が移動することは、熱を運び、気温の変化をやわらげる働きにつながります。
問6 シャワー3分間
36L
- 表では1分間に12Lです。30秒で6L、5分で60Lも同じ流量を示します。
- 12×3=36L。時間をそろえてから計算します。
問7 3人家族の1か月の節約額
261円
- 1回当たりの節水量は6−0.2=5.8L。3人が1日2回、30日なので5.8×3×2×30=1044Lです。
- 1044×0.25=261円。コップで使う0.2Lも差し引くことがポイントです。
第3問|浮く直方体とそうどう船
この大問で学ぶこと
浮力とてこのつり合いをつなぐ
解き直しの到達点使った条件と結論のつながりを、解説を閉じて説明できること。
問1・問2 おもりと沈む深さ
A:13cm/B:120g
- Aは20g増えると1cm深くなります。60gでは3cm深くなるので10+3=13cmです。
- Bは30gで1cm深くなります。深さ14cmでは4cm増なので30×4=120gです。
問3 Aに乗る最大のおもり
100g
- 底までの深さが10cmから15cmまで増えられるので、余裕は5cmです。
- 20×5=100g。直方体自体200gをもう一度差し引く必要はありません。
問4 真ん中に60gを乗せる
A:13.5cm/B:12.7cm
- 支点間の中央なので、おもりによる荷重は30gずつです。Aには支点40gもあるため、深さは10+(40+30)÷20=13.5cmです。
- Bは10+(50+30)÷30=12.666…cm。指定どおり小数第2位を四捨五入して12.7cmです。
問5 板を水平にする位置
Aから16cm/深さ13cm
- 底面までの深さを10cmから同じだけ増やすには、追加荷重A:B=20:30=2:3にします。支点込みの追加荷重は40+50+60=150gなのでA60g、B90gです。
- おもり60gの分担はA20g、B40g。Aからの距離は24×40÷60=16cmです。沈む深さは10+60÷20=13cmです。
問6 最大のおもりと位置
160g/Aから15cm
- 水面が上端に達するまでの追加荷重はA100g、B150gです。支点40g・50gを除けばおもりの分担はA60g、B100gです。
- 合計160g。Aからの距離は24×100÷160=15cmとなります。最大時は両方が深さ15cmに達します。
第4問|昼夜の長さと地軸
この大問で学ぶこと
緯度と季節の影響を分ける
解き直しの到達点使った条件と結論のつながりを、解説を閉じて説明できること。
問1・問2 昼の長さが変わる理由
A:夏至/B:冬至(エ)/太陽に対する地軸の傾きが変わるため。
- 地軸は公転面に対して傾いた向きをほぼ保って公転します。このため、太陽に向く地軸の傾き方が季節によって変わります。
- 東京では北半球が太陽に向く側の夏至に昼が最長、冬至に最短になります。地軸そのものが毎年大きく揺れるという意味ではありません。
問3・問4 昼夜のグラフ
問3:エ/札幌:イ/福岡:カ
- 横軸は月日、縦軸は日の出・日の入りの時刻です。2本の曲線の間が昼の長さを表します。
- 東京より高緯度の札幌は夏冬の変化が大きいイ、低緯度の福岡は変化が小さいカです。グラフ全体の上下のずれだけではなく、2本の間隔を比べます。
問5 地軸に傾きがない場合
ア
- 地軸が公転面に垂直なら、季節による照らされ方の違いがなくなります。
- 東京では昼と夜の長さが一年中同じになります。本問では日の出入りの細かな観測上の補正は考えません。
第5問|昆虫の育ち方と暮らし
この大問で学ぶこと
体の変化・産卵・食物の関係
解き直しの到達点使った条件と結論のつながりを、解説を閉じて説明できること。
問1 さなぎの有無
ア・ウ
- アリとチョウは卵・幼虫・さなぎ・成虫の完全変態です。カマキリとキリギリスにはさなぎの時期がありません。
- ホタルやウスバカゲロウもさなぎになるため、それらをさなぎのないBに置く選択肢は除きます。
問3 幼虫の食物に合う産卵場所
A:ウ・カ/B:エ・ケ/C:ア・キ/D:ア・オ/E:ウ・ク
- アゲハチョウはミカンなどの葉、モンシロチョウはアブラナ科の葉に卵を産み、幼虫がそれらを食べます。
- セミは木の幹や枝に産卵し、幼虫は土中で根から汁を吸います。トンボは水中で育ち小動物を食べ、ホタルの幼虫は本問の選択肢では巻貝を食べます。
問4 はねの特徴
A:ウ/B:エ/C:オ
- アブは後ろのはねが退化しており、見えるはねは1組です。
- コオロギははねをこすって発音します。セミは後ろのはねが前のはねよりかなり短い特徴を選びます。
解き直しの進め方
浮力は1cm沈むのに必要な追加荷重を求め、支点自体の重さと乗せたおもりを分けます。天体のグラフは上下の曲線の間隔、昆虫は成長段階ごとの食物を確認して解き直しましょう。
| 段階 | 取り組むこと | 確認すること |
|---|---|---|
| 1|原因を分ける | 間違えた問題を、知識・条件や根拠の読み違い・説明の不足に分ける | どこで手が止まったかを言葉にする |
| 2|解説を閉じる | 自分で根拠・図表・式・答案を組み立て直す | 答えだけでなく、その根拠や判断の理由を説明できるか |
| 3|時間を空ける | 日を改め、類題と合わせて再挑戦する | 条件が変わっても使える考え方になったか |
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